TPPへの参加を巡って課題となる日本の農業をどうするか、という事で民主党が揺れている。
司馬遼太郎の「箱根の坂」にも詳しいが、日本人は水田とともに生きてきたのだから、議論はされていい。
ただ、「日本の農業は守るべき」とする議論の中に、「自然環境の保護の為に必要」という主張があるのは、いただけない。
農地は自然に優しくない。 農薬の問題がなくて、仮に有機栽培を志向する農地であっても、森林がもたらす環境保全効果に比べるべきもない。
放棄された農地が森林公園として蘇り、アメリカの国立公園のように、自然と人間が触れ合える空間が生まれるなら、こんなに喜ばしいことはないのだが。。。