雨紫(あめむらさき)

京都サンガF.C.のファンサイト

12 サポーター

2005-12-31 20:42:36 | 個人紹介
京都サポ、サンガサポ

いつもSバック観戦なので目が行くのは目の前のメインやゴール裏になる。

昨年末に披露されたビッグフラッグは美しく舞っていた。夏にはSバックでも
掲げられて、その雰囲気を味わった。

今年のゴール裏は一段の声量が大きかったと思う。そして試合前には
Sバックでも声だしの誘導をされていて意気込みを感じた。
昨年に比べ、Sバックでも声を出している人が増えたように感じる。

感動が2つ。選手入場時のスタンドが一体となったタオルマフラー振り。
そしてホーム最終節試合後の白いテープの投げ入れ。
その場にいることの喜びを感じた。

新スタ構想が低調な中、西京極満員へ向けて来年はサポーター一人一人の
頑張りも求められているように思う。
サンガサポであることの喜びや幸せをより多くの人に知ってもらって、
一人でも多くの人を西京極へ。底辺から裾野を拡げて。

                         (文 えとぴりか)

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FW10 パウリーニョ

2005-12-30 19:56:56 | 個人紹介
パウリ

「サンガにパウリーニョという名前を残したい」。入団時のインタビューの様子を
今でも覚えている。J2中位のチームに来てくれただけでも嬉しかったのに。

松井の10番を引き継いだ新外国人は前日にメディカルチェックと本契約を済ませ、
始動日からにこやかな笑顔を見せてくれた。好青年、馴染んでくれそうという印象。
見た目で判断してはいけないのはわかっている。ただ、どんなに優秀な選手でも、
日本の、サンガの環境に合うかどうかわからない。加えて、神経質なタイプなら
馴染むのやサポに受け入れられるに時間がかかる。ビジュやマルキーニョス、レオ、
レジなどを見ているうちに自分の中に偏見が出来てしまっていた。

アレモンもそうだけど日本人との違いを感じた。長めのパス練習の場合、日本人は
ボールが浮くのだけれど、パウリのパスはボールが芝の上を滑っていく。シュートも
上手かった(だから公式戦でシュートを外すのを見て自分の中での評価は下がった)。
最初はスピードあるドリブルを見せず、狭いところをパスで抜こうとしていたので
アレ?と思っていた。

公式戦での活躍は書くまでもない。ただただ感謝。
次第に冴えを増したFK、アレモンとのコンビでFW同士の連携による得点は
ここしばらく忘れていた興奮をもたらせてくれた。

第1クールだったか、チームが引いてしまってアレモンと二人で攻める展開に業を
煮やし、後ろに「上がれ!上がれ!」と両手を大きく振る姿が懐かしい。
アレモンが得たPKのキッカーを譲らなかったのは正直ヒヤヒヤした(笑)。
少し残念なのはケガや病気で思ったよりも欠場が多かったこと、いつぞやの試合の
交代時に監督が叫んでいるにもかかわらず、遅延行為でイエローを受けたこと。

サンガにパウリーニョありという活躍をこれからも期待している。

                         (文 えとぴりか)

ランキング

良いお年を~!

2005-12-29 19:19:09 | Weblog
今日はじしゃくさんがサポ連忘年会に行っているはずで
その記事があるかもしれないから一足早くおこげのご挨拶を。

雨紫を読んでくださった皆様、投稿下さった皆様、
ありがとうございました!

来年はサンガのJ1再挑戦にドイツワールドカップ。
ユースのプロジェクト1期生も入ってきます。

サンガと日本代表の活躍、Jリーグの隆盛、
皆様のご健勝を願っております!

良い年になりますように!!
来年も頑張りましょう!

P.S.
ネタ記事は続きます(そのはず)

MF15 中山博貴

2005-12-28 07:41:29 | 個人紹介
ヒロキ

高校選手権に出た有名選手でもないのにヒロキファンという人は多いように感じる。
天性の素質がサポーターやファンに期待を持たせるせるだろうか?

代表で始まり、ケガに泣いた今年。復帰間近の練習でサイドを駆け上がる途中に
「怖い!」と言って走るのを止めてしまった。ケガの再発に対する恐怖感を抱いている
なら今年の出場は無理かもと思っていた。それでもまもなく全体練習に合流。

草津戦ではトップ下で出場。広い視野とワンタッチでさばくパス、ゴール前に侵入する
中山の攻撃力は前で使ってこそ威力を発揮すると柱谷監督もわかっているのだろう。
それでも練習ではボランチの一角。なんとも中途半端。しかし練習を見ていると中山は
適応してきていると思った。

最初の頃は中盤を幅広く動き回り、顔を出してボールをさばく中盤の王様。まるで前線に
出るのを遠慮するかのプレーでつなぎは上手いけれど怖くない印象だった。
ところが、(よくコンビを組む石井との連携が出来てきたのか)次第に前線に顔を出す
ようになり、より前へとプレーエリアが広がった。そして次に斉藤や米田がよくやって
いるDFの前まで下がってボールを受け、組み立てるプレーをするようになった。
守備時にはDFラインに入ることもあり、最終的には自陣深くから敵陣ペナルティー
エリアまでがプレイゾーンになっていた。

動きや守備の仕方にまだ課題は多いけれども監督からマンツーマン指導を受けるなど
期待の現れも感じる。来期は優秀な先輩達から守備とドリブルなどを学び、開幕前の
地獄のトレーニングでケガをしない体を作り、一層の飛躍を期待したい。
北京五輪にはまだ間に合う。2大会連続でサンガから10番をと密かに願っている。

                         (文 えとぴりか)

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フィジコ ファビアーノ

2005-12-27 07:43:14 | 個人紹介
ファビアーノ

アップの最中、少し高い声で「イチ、ニー、サン・・・・。シュウチュウ!・・」。
ストレッチをしながら「OX△■・・ミオ・・」と次の動作のモデルを指名する。
合流、間もないのに簡単だけど日本語を使い、選手の顔と名前を一致させていた。
リカルドやパウリーニョがとても寒そうにしているのにこの人は元気いっぱい。

1月は練習始まりの監督挨拶を終えると「じゃあ、ファビアーノに従って」とその後は
ファビアーノに委ねられ、信頼の厚さを感じた。内容はもちろん走ることがメイン。
時にストップウォッチを片手に測定もしていた。

しばらくして京都新聞に人物紹介が掲載された。アトレチコ・パラナエンセの
フィジカルコーチを務め、厳しいフィジカルトレーニングでブラジル全国選手権で
前年中位から2位に躍進した原動力になった人。選手を探すためにブラジルに渡った
柱谷監督と話し、その理想に共鳴して日本にやってきた。それまで運動量の少なかった
サンガにぴったりの人だと思った。(ブラジル人選手に言うことを効かせる狙いも
あったとか)実際、選手の気が緩んでいると見るや激しく、大声で引き締めにかかる。

とても人懐こくてフェンス越しに見学者に片言の日本語でよく話しかけてくる。
練習中の話しはいけないと思っている私は目からウロコ。(何語だかわからないが)
コーチ達と鹿島や浦和、横浜などについて話すことも。非常に勉強熱心なよう。
そしてブラジルの雑誌か新聞だかに記事を書いている。もしかしてブラジル国内では
一角の地位と名声があるのかもしれない。

今年のサンガの好成績はファビアーノのチカラによるところが大きい。
それでも昇格決定時のインタビューでパウリーニョは「サンガのフィジカルトレは
ブラジル国内では普通で厳しくない」と語っているから来年は更に厳しくするだろう
と期待している(選手には酷だけど)。

11月の終わりから見学の常連さんにしきりに「イツカ!カンクウ!」と話しかけていた。
謝恩会などを終えた翌日の12月5日に関空からブラジルへ帰るとのこと。
何度も何度も話すのでそんなにブラジルへ帰りたいのかと思った。
知らない国で頑張ったんだ。ともかくこの1年、お疲れ様でした。感謝。


                         (文 えとぴりか)

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サンガタウンの片隅で 6/6

2005-12-26 07:40:02 | Weblog
雨紫おこげ記
これで最後です。片隅シリーズを読んで下さった奇特な方々、ありがとうございました!ひっそり終わらせます。これでKBS特番を見てプロと自分の視点の違いを感じようと思います。

☆☆ 振り返って ☆☆
開幕から連勝し独走したことで昨年の川崎に例えられましたが、第4クールでチームが
成熟したことを考えると大宮に類すると思います。柱谷監督が当初に思い描いた通りに
作ったチームなのか、その都度、足りないところを補ううちに出来上がったチームなのか
はわかりません。メンバーの半数が入れ替わったからこの結果は上出来だと思います。

☆☆ 来年に向けて ☆☆
選手の能力を20%あげる。監督・コーチ達の指導と選手達が頑張りが楽しみです。
監督自身もJ1初采配なのでどこまで出来るか。そして今のところ新加入は新卒だけで
ピンポイント補強はなし。もう少し時間がかかりそう。今年のチームをベースにするのは
良いけど刺激を与える意味でも補強は必要と思います。そして気になる点が守備組織。
今年の結果は平井の活躍に負うところが大きく、またJ2の決定力の無さに救われた
試合も多かった。でもJ1ではそうはいかないので決定機を作らせない守備組織構築を。
(簡単で良いからオフサイドトラップも)。それから試合後半から間延びするところも
なんとかしてほしいです。まずは速さに慣れるために開幕前に両大阪とのお手合わせを。
で、スタートダッシュが大切ですね。

☆☆ チームコンセプト2005と2006 ☆☆
最初はバイタルを守ることとフェアプレーしかないの?と思ってましたが第2クールの
半ば頃からかなり楽しく練習見学できました。柱谷監督にチームコンセプト2005の
自己評価を聞きたいです。出来た部分と足りない部分、採点するとしたら何点くらいか
などなど。そしてあるのかないのかわかりませんがチームコンセプト2006の発表を
心待ちにしています。

☆☆ 最後に ☆☆
あ~、やっと終わりました。ホンマは師走にこんなん書いてるヒマはないんですが
振り返るとどんどん記憶がよみがえってきて細かくなり、これでもかなり消去。今年は
インプットが多くてアウトプットするのも大変(笑)。これでアタマの中をカラにして
また来年、新鮮な眼でサンガを見つめたいと思います。

皆さん、良いお年をお迎えください。1月9日はすぐですよ。

続く。 << << << << <<



ランキングです

サンガタウンの片隅で 5/6

2005-12-25 08:17:18 | Weblog
雨紫おこげ記
この片隅シリーズは私が見てきたものを振り返っているだけに私のフィルターがかかってます。きっと他の人から見れば違う意見や反論などもあるはず。難しいことはわからないけど、どこかで議論されているところはないかな~?と思ってます。
*追記 一部ポータルでタイトルに(完)が表示されてますが次回が最終です

☆☆ 第4クール ☆☆
第3クール終盤からチームは持ち直し、第4クールは成熟の時を迎えました。
磐石とは言えないまでも相手チームとの完成度の差を実感できるようになり、
得点も出来るようになりました(しかもいろんな選手が)。特に圧巻は昇格確定直前の
福岡戦。福岡の方が昇格へのプレッシャーが強く、自滅した感が強いですが、それでも
「サンガってこんなに強かったっけ?」と思えるほどチーム力に差がありました。

☆☆ 2つのスタイル ☆☆
2ラインのフラット4-4-2、引いて守ってカウンターで始まった今年のサンガも
この頃は序盤から積極的に攻めるチーム、スペースを意識しポジションチェンジや
サイドチェンジを多用するチームへと変貌し、前半戦ほどフラットなライン形成は
見れなくなってしまいました。状況に応じて、ラインを上げてボールを回しながら
攻めていくスタイルと引いて後ろでボールを回しながら相手のバランスが崩れた
ところへ縦パスを送り込んで一気に攻め上るスタイルが渾然としていました。
相手チームをいなすことの出来るいやらしいチームになっていたのです。

☆☆ 連携と激しさとスカウティング ☆☆
共通理解が進み、慣れてきたせいかこの頃の練習・紅白戦では連携に余裕が出来、
判断がより速くなってチームに落ち着きを感じました。周囲のコーチングの声も大きく
なり、ボールホルダーが指示を出して積極的に周囲を動かす場面も(←周囲が相手を
釣り出す動きをしないからボールホルダーが味方を使ってスペースを作ってる)。
「同じ絵」の下に誰かがボールを持つとチーム全体が連動して動き出す様子は美しかった
です。厳しいプレッシングもあって紅白戦は激しい戦いでした。そしてスカウティング
に基づいて細かく入念な指示を出す監督の姿も目立ち始めました。怖かったリカルドの
キープも鈴木悟が大きく下がることでカバーしました。

☆☆ 昇格・優勝決定後 ☆☆
サテライトメンバーの試合はおいときます。J1に向けて「個人があらゆる面で20%の
レベルアップが必要」という言葉の中身に興味がありました。どのような意識付けや
トレーニングでそれを実現するのか?見た限りでは攻守の切り替え・判断の速さは
もちろん、選手間の距離が離れ、一人のボール持ち時間が長くなった。精度の高い
速くて強いパスと確実なトラップ。などの変化を感じました。そして仙台・甲府戦では
引き気味のフラット4-4-2が復活。これは何を意味するのか?(敬意を表して
1点差で終わらせようとしてたと思いますが)

続く。 << << << <<


ランキングです

サンガタウンの片隅で 4/6

2005-12-24 06:36:46 | Weblog
雨紫おこげ記
書く分量が増えたので当初予定の全4ページを少し増やします。記憶が蘇ってきて後から後から書きたいことが増える(笑)。じしゃくさんの記事を待ってる皆様、ごめんなさい。

☆☆ 第3クール ☆☆
勝ちきれずに不調・失速と言われ始めた第3クール序盤。その理由は連戦の疲れ、
研究された、選手の気の緩みなど挙げられてました。もちろんそれが大きな要因でしょう。
試合を見ててもFWにはしっかりマークが付くし、運動量豊富に前線からプレスを
かけてくるチーム相手にはDFやボランチからの組み立てが出来ずに苦戦しました。
八日市時代から練習を見続けているという御大は「ボールがないところで選手の集中が
切れている」、「監督やフィジコが必死に締めている」などと分析。でも、私は
少し違う印象を持っていました。

☆☆ 変化の時期 ☆☆
前クール終盤から片鱗を見せ始めた攻撃的な姿勢は第3クールにはますます顕著に。
紅白戦ではSHが中に入ることを前提にFWとMFがポジションチェンジを繰り返し、
SBも積極的に上がるようになりました。空いているスペースに飛び込み、前へ速く
ボールをつなげる。試合を見ていると全体が押しあがり、前線に人が増え、大きな
サイドチェンジやワンタッチ、ツータッチのパス回し、ワンツー、スルーが増えました。
そして、決定機もこれまでのFW頼みではなくチームで演出出来るようにように。
(逆にFWは前線からのチェイスを求められた)。
この頃から自陣から相手ゴール前へ至るスピードが速くなっているはずです。また
加藤の縦突破やリカルドの上りなど個性もアクセントととして目立ち始めました。

☆☆ 過渡期の苦戦 ☆☆
高い守備意識をそのままに攻撃力を増す過程で当然、未熟な部分が出てきます。
パス回しの4本目や5本目が繋がらない。決定的チャンスを外すなど。
特にシュートミスは深刻でチームとしてチャンスを作っているのに決められないと
そりゃ勝てないですよね。攻撃の戦術意識が浸透する過程で選手個人のレベルが
ついてきていない。またスピードアップしたために選手の運動量が増え、見えない疲労が
影響しているのではと思いました。つまりこの段階ではチームの理想に対して個の
チカラが追いついていないが苦戦の原因だと思いました。

☆☆ 不信から信頼 ☆☆
勝てないことでメディアが辛口になり、サポの方達も不満が高まったと思います。
でも、今は過渡期だからもう少し試合をこなせばきっと良くなると思えました。
その気持ちを後押ししてくれたのが監督や選手達のコメントとJ'sゴールの試合評です。
負けてもいいから今のままで!第4クールに完成形を見せてくれと思っていました。
そしてその後、セカンドボールを拾うことやプレッシングを強化するなどチームと
してはさらなる向上へと向かっていきました。

続く。 << << <<


ランキングです

スカウト 竹林さん

2005-12-23 23:59:35 | 個人紹介
竹林さん

今年はパウリーニョ、昨年は中山の担当スカウト(報道記事で見た記憶がある)。
おそらくは一昨年も渡邊か前川あたりを引っ張ってきたのは竹林さんでは
ないかと思う。

近年の高卒有望新人のサンガ加入を見ていて、木村文治氏や移籍加入担当とは
別に高校ルートに強いスカウトが存在しているだろうと思っていた。
時折、目にするのが竹林さんの名前。公式サイトで紹介されているわけではない
のでそれが本当か、どういう人なのか全くわからない。誰かに聞いたことも無い。

今年の前半戦の頃、練習場に見慣れないスタッフがいた。
ファビアーノフィジルカルコーチがその人を「タケバヤシ」と呼んだように思う。
詳しい風体は書かないけれど、第一印象は「じゃりん子チエに出てきそうな人」。
多くの有望新人を獲得していた横浜フリューゲルスから来た人なのだろうか?
何はともあれ優秀なスカウトは何人いても良い。今年はボルゲス担当だったのかな
と想像している。

*12/25 一部削除

                         (文 えとぴりか)

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DF5 手島和希

2005-12-22 21:43:27 | 個人紹介
てっしー

ケガをしないのが名選手の一要素なら手島は名選手になりえないかもしれない。
たびたびケガで離脱する選手は主力として信頼されない。
それでも手島が使われ、サポからも期待されるのは手島の能力の高さゆえだろう。

試合で見せる素早いカバーリングとは裏腹に持久走での姿は見るに忍びなかった。
ニコニコ(本当はキツイのだと思うが)笑顔のように見えて、背筋を立てて上下に
弾みながらゆったりマイペースで走る。まるで運動が苦手な人のような走り方。
ギャップが激しかった。順位も後ろから3番目が指定席(田原→平井→手島)。

ケガをして戦列を離れ、やっと練習に復帰しても出番は無かった。
紅白戦で普通にプレーしていても、パンツの下に太いバンテージを巻いていた。
早く試合で見たいという気持ちとこの際、しっかり直せという気持ちが交差した。

チームが再び調子を取り戻す一方で手島の輝きが徐々に失せていったように思う。
人間的に丸くなったというか覇気が感じられないというか。
そこら辺にいる普通の兄ちゃんだった。
左手薬指にプラチナ(シルバー?)リングをしているのは気付いていた。
もしかして私生活で満足してる?とか出番が無くてサンガでやる気がなくなった?
とか良からぬことも考えてしまった。見学者同士で話しても「あれが手島ですよ」と
いう人もいれば「手島、大丈夫か?おかしいよ。」という人もいた。

今年のサンガ守備陣はマルチタスクが重宝された。複数ポジションをこなしたり、
PKやFKを決めたり。
手島も昨年終盤に見せた最終ラインからの上がりや日本代表にまで選ばれた、
サンガでは層の薄い左SBに挑戦する手もあったはず。佐川印刷戦で見せた
逆サイドを狙ったロングフィードもなかなかのもの。
才能は磨かないと光らない。手島には荒削りな才能がまだまだ眠っている。

今年は全体練習が終わるとそのまま居残ってシュートやFK、クロスに合わせる、
ロングパスなどなどみんな個人練習に精を出していた。そんな中、手島は
クールダウンをしながらチームメートと話したり、練習風景を眺めたり、別の
ピッチ外周をランニングしたり。どうもそんな印象が強く残ってる。
手島らしいといえばそうなのかもしれないけど・・・。

来年も、これからもどうかサンガで。

                         (文 えとぴりか)

ランキング

FW31 田原豊

2005-12-21 23:59:49 | 個人紹介
                 *最初に 我ながらキモイ文章と自覚してます(笑) 
ユタカ

「ムグ!飛び込む時は相手が怖さを感じるように威圧感を持って飛び込め!!」
紅白戦1本目を終え、ゴールポストの横で2本目を見ていた田原が
目の前でクロスに飛び込んできた六車に向かって大声で怒鳴った。

オフの間によからぬ報道が流れて心配していたが、始動日にいつもと変わらぬ
田原の姿を見てホッとした。キャンプ前の走りこみはかなりキツそうだった。
持久走では決まってビリ。中払や三上、小原あたりには毎回、周回遅れに
されていたと思う。それでも頑張って走ってた。ミニゲームやシュート練習では
いろんな角度からいろんな体勢でゴールを決め、今年はブレイクしそうな予感を
プンプン漂わよせていた。

そして開幕戦(水戸戦)での大活躍。その後も出ればゴールを決めるような勢いで、
サブに田原がいることがとても頼もしかった。今年は何ゴールするのだろう?と
期待でワクワクしてた。この頃は相手を背にボールを受けても、そのまま反転して
自ら前へ向き、ドリブル&パスすることもあった。いつもと違っていた。

不調の始まりはチームが勝てなくなった頃と同じ時期だと思う。
ある日の紅白戦でFWが前線から相手の中盤にプレスをかけることをはっきり
求められ、田原も従った。パウリーニョの代役のときはDFラインまで下がって
守備をすることもあった。そこから始まった下がりすぎ。最前線にいてほしい
選手が中盤にいる。ゴールマウスが遠い。

それでも今年の田原は腐らなかった。紅白戦ではハイボールを反転しながら、
あるいは上体を大きく後ろに反らして胸トラップし、一発で相手を抜く見事な
ワンタッチコントロ-ルなどを披露していた。

終盤になって出番が増えてもゴールは遠かった。でも、しっかりポスト役をこなし、
味方のチャンスを作っていた(シュートは外してたけど)。スタメンで出ると
相変わらず後半にはガス欠を起こし、トボトボ歩く姿が目に付いたが、それでも
必要な時は前へ後ろへ何度も走ってくれた。もちろん前半も走った上で。

FWは結果が全てと言えば、今年の田原は及第点を与えられないかもしれない。
それでも田原の仕事を認める人は多いと思う。
「今年が無ければ来年は無い」とは本人のコメント。
諦めない、投げ出さない姿勢。粘りが出てきたと思う。
一時期「早熟の天才」と言われたけど「大器晩成」であってほしい。
暑い夏の夕暮れに自主トレの松井と楽しそうにボールを蹴って何を思っただろう。

二人1組の練習でアレモンと組む時は見ているだけで自然に笑いがこぼれる。
いじるアレモンに天然で返す田原。作れない笑いがある。

                         (文 えとぴりか)

ランキング

FW9 アレモン

2005-12-20 23:59:28 | 個人紹介
アレモン

初めて見たのは小雪舞い落ちる寒い日だった。
黒いニット帽を目深にかぶり、日本はいかにも寒そうな感じ。

昨季終了後、柱谷監督がブラジル人2トップを明言し、サンガの顔である
黒部を移籍に追いやってまで獲得した選手。
当初予定の「187cmのブラジル人FW」をやめてまでも獲得した選手。

ビザの関係で合流が遅れ、厳しい走りこみを見ながら「いつ来るんや?」、
「ホンマに来るんか?」と見学者同士で話し合ってた。

高い跳躍力からバネの利いたヘッド。抜群の反転スピード。
何より目を奪われたのはシュートシーン。一瞬のうちにゴールまでの
軌道をイメージし、そのイメージどおりにシュートしているというのが
感じられた(日本人のシュートはゴールに向かって蹴ってるだけに思えた)。

時折見せるミドルは弾丸、オーバーヘッドも見学者を湧かせていた。
ただ、どうにもポストプレーヤーではなく田原と組めば面白そうという印象。

陽気でアメリカ映画を思わせるバカ笑い、鹿児島キャンプでは仲間内から
「神出鬼没アレモン」と評される一方でテレビではまじめにしっかり
長いインタビューに答えてた。
パウとのコンビで3人のDFを抜いていく様子は開幕を大いに期待した。

シーズン途中から見せ始めたパスの上手さは驚き。ヘタだったヘッドも
上手くなってきた。でもアップではズルをする。今いるサンガFWで
パウリーニョ、田原の両方に合うのがわかっているのはアレモンだけ。

太陽が丘入り口でチャリにまたがり信号待ちする姿は普通の兄ちゃん。
新婚の可愛い奥さんが少し離れたベンチに一人座って見守る様子は
ほのぼのとした。知らない国なのによくついてきたさ。

それにしてもサンガが一番、長く在籍したチームだったとは・・・。
来年も頑張ってほしいよ、アレモン。
早く契約しないと背番号が30番台になるよ。

                         (文 えとぴりか)

ランキング

サンガタウンの片隅で 3/6 

2005-12-19 21:56:31 | Weblog
雨紫おこげ記
日曜日にNHK京都で今年1年を振り返ったサンガ特番をやってました。
取材している人達の見方がわかって勉強になりました。というか私も取材したいな~!
聞きたいことがたくさんあります。
大池だよりさんから雨紫をご推薦ホット7に選んでいただきました。
 とても光栄です。ありがとうございました!(この記事は大地だよりさんにTBです)

☆☆ 前回の補足 ☆☆
第2クール初戦で鳥栖に負けました。その後の練習では守備意識をさらに徹底。
一例としてサイドバッグは積極的に上がらず4CB状態。たしかこの頃、無失点試合が
続いたと思いますがあれだけ守備重視ならと思っていました。ポゼッションは?サンドは?
などなどチームコンセプトとかけ離れた状態に勝ってはいたけど監督の手腕にはかなり
疑問を感じていました。この時期は負けてもいいからチーム作りをと考えていたので。

☆☆ 第2クールの半ば ☆☆
最初の頃、紅白戦は週1回やっと思うんです。いつのまにか週2回になってました。
主に水曜は新システムやオプションなど監督が考えていること。木曜は次節対戦相手を
想定したシュミレーション。木曜の1本目がスタメンで2本目が交代メンバーを入れた
オプションとベンチ入りメンバーが読めました。で、いつぞやの紅白戦で高いライン設定を
見ました。「あれ、いつもと違う!」と思いました。

☆☆ ゲームプラン(?)の変更 ☆☆
その後しばらくして、たしか仙台戦あたりからやと思います。試合開始早々からラインが
高く、SBも上がり目に位置するようになりました。これまでの「前半慎重に入り、
後半勝負」という戦い方から「前半30分ほどまでに得点し、後は守る」という戦い方に
変わってきました。あの時、最終ライン上げた理由はこれかと思いました。
そして、その後の紅白戦ではSHが中に入り、SBが上がるスペースを作るシーンが
目立つようになってきました。

この頃から私の中では「もしかして第2クールまでで守備ベースをきっちり固め、
第3クールから攻撃に着手するのでは?」という期待がドンドン高まってきました。
「チームコンセプトを形にするのかも!」と俄然、見学が面白くなりました(笑)。

続く。 << << 


ランキングです

サンガサポ連親睦サッカー

2005-12-18 21:55:27 | Weblog
まあ京都市内から北部は雪とのこと。
朝バイクで出かけるときも、北の山々は
白く冠雪。冬なんだからしょうがないけれど、
こんな寒い日は、おうちが一番。

そんなことは無くて、元気な人らは
サンガサポ連親睦サッカー。
今年の芝生の上は初めてで、サッカーに
参加していないから白線の中には入っていないけれど
ちょっと嬉しかった。

サポ連の忘年会』に参加しようと思う。

パウリーニョ来日を関空で迎えたいなと思うけれど。

全日本女子サッカー選手権準々決勝@西京極

2005-12-17 19:26:01 | Weblog
雨紫おこげ記
じしゃくさんから『雨紫はサンガをテーマに』と言われているのですが掟を破って(笑)。今日は西京極で行われた女子の2試合を見てきたのでそのことについて少し。まずは寒かったです!

女子サッカーはテレビで見るなでしこジャパンくらいしか知識なし。でも練習見学時に
記者さんが「Lリーグの宝塚バニーズが京都に来る」という話をされているのを聞いて
少し身近に感じ始めていました。そんな折、偶然、JFAサイトで西京極開催を発見!
1000円で2試合。しかも半券渡しで出入り自由。メイン側のみ開放なのでSS席で一足速く
スペシャルシートの気分を味わってきました。お弁当はコンビニ調達ですが(笑)。

☆ 第1試合 伊賀FCくノ一vs岡山湯郷Belle (11:00~)
前半は伊賀が攻め、湯郷が引いて守ってカウンターのような展開。伊賀の両サイドの
長身WBが積極的にサイド攻撃を仕掛けて伊賀が先制。
後半は追加点を取るために前がかりになった伊賀のスペースへロングボールを入れる
湯郷の作戦が機能し始め、伊賀DFが退場になった後は湯郷の一方的な展開でした。
(結果1-4)

☆ 第2試合 スペランツァF.C.高槻vsTASAKIペルーレFC (13:15~)
ロゼ色のユニがまぶしいTASAKI。大谷選手や下小鶴選手など代表で見たことの
ある選手が何人かいて、その中でも「ロナウジーニョ」と言われていた?山本選手に注目。
TASAKIは選手の個人能力が高く、まとまりもあってレベルの高さを感じたのですが、
高槻も良いシーンがあって面白い試合でした。
友人の友人の親戚だという磯崎選手を見れなかったのが残念。
(結果2-3)

女子サッカーはそのキック力のせいか非常にコンパクトな作りだと感じました。
「DF能力が高くないし、相対的にゴールマウスが広くなる(GKの身長)から
攻撃的にいった方が勝利に近いかも」とは同行者の感想。

伊賀を除く3チームは10~20名ほどの応援団がSメインに陣取ってしっかり声出し。
SSシートでは部活選手だと思われるたくさんの女子高生が観戦してました。
未来のLリーガーを目指して頑張ってほしいです。

*画像は高槻陣内へ攻め込むTASAKI攻撃陣。

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