雨紫(あめむらさき)

京都サンガF.C.のファンサイト

12 サポーター

2005-12-31 20:42:36 | 個人紹介
京都サポ、サンガサポ

いつもSバック観戦なので目が行くのは目の前のメインやゴール裏になる。

昨年末に披露されたビッグフラッグは美しく舞っていた。夏にはSバックでも
掲げられて、その雰囲気を味わった。

今年のゴール裏は一段の声量が大きかったと思う。そして試合前には
Sバックでも声だしの誘導をされていて意気込みを感じた。
昨年に比べ、Sバックでも声を出している人が増えたように感じる。

感動が2つ。選手入場時のスタンドが一体となったタオルマフラー振り。
そしてホーム最終節試合後の白いテープの投げ入れ。
その場にいることの喜びを感じた。

新スタ構想が低調な中、西京極満員へ向けて来年はサポーター一人一人の
頑張りも求められているように思う。
サンガサポであることの喜びや幸せをより多くの人に知ってもらって、
一人でも多くの人を西京極へ。底辺から裾野を拡げて。

                         (文 えとぴりか)

ランキング

FW10 パウリーニョ

2005-12-30 19:56:56 | 個人紹介
パウリ

「サンガにパウリーニョという名前を残したい」。入団時のインタビューの様子を
今でも覚えている。J2中位のチームに来てくれただけでも嬉しかったのに。

松井の10番を引き継いだ新外国人は前日にメディカルチェックと本契約を済ませ、
始動日からにこやかな笑顔を見せてくれた。好青年、馴染んでくれそうという印象。
見た目で判断してはいけないのはわかっている。ただ、どんなに優秀な選手でも、
日本の、サンガの環境に合うかどうかわからない。加えて、神経質なタイプなら
馴染むのやサポに受け入れられるに時間がかかる。ビジュやマルキーニョス、レオ、
レジなどを見ているうちに自分の中に偏見が出来てしまっていた。

アレモンもそうだけど日本人との違いを感じた。長めのパス練習の場合、日本人は
ボールが浮くのだけれど、パウリのパスはボールが芝の上を滑っていく。シュートも
上手かった(だから公式戦でシュートを外すのを見て自分の中での評価は下がった)。
最初はスピードあるドリブルを見せず、狭いところをパスで抜こうとしていたので
アレ?と思っていた。

公式戦での活躍は書くまでもない。ただただ感謝。
次第に冴えを増したFK、アレモンとのコンビでFW同士の連携による得点は
ここしばらく忘れていた興奮をもたらせてくれた。

第1クールだったか、チームが引いてしまってアレモンと二人で攻める展開に業を
煮やし、後ろに「上がれ!上がれ!」と両手を大きく振る姿が懐かしい。
アレモンが得たPKのキッカーを譲らなかったのは正直ヒヤヒヤした(笑)。
少し残念なのはケガや病気で思ったよりも欠場が多かったこと、いつぞやの試合の
交代時に監督が叫んでいるにもかかわらず、遅延行為でイエローを受けたこと。

サンガにパウリーニョありという活躍をこれからも期待している。

                         (文 えとぴりか)

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MF15 中山博貴

2005-12-28 07:41:29 | 個人紹介
ヒロキ

高校選手権に出た有名選手でもないのにヒロキファンという人は多いように感じる。
天性の素質がサポーターやファンに期待を持たせるせるだろうか?

代表で始まり、ケガに泣いた今年。復帰間近の練習でサイドを駆け上がる途中に
「怖い!」と言って走るのを止めてしまった。ケガの再発に対する恐怖感を抱いている
なら今年の出場は無理かもと思っていた。それでもまもなく全体練習に合流。

草津戦ではトップ下で出場。広い視野とワンタッチでさばくパス、ゴール前に侵入する
中山の攻撃力は前で使ってこそ威力を発揮すると柱谷監督もわかっているのだろう。
それでも練習ではボランチの一角。なんとも中途半端。しかし練習を見ていると中山は
適応してきていると思った。

最初の頃は中盤を幅広く動き回り、顔を出してボールをさばく中盤の王様。まるで前線に
出るのを遠慮するかのプレーでつなぎは上手いけれど怖くない印象だった。
ところが、(よくコンビを組む石井との連携が出来てきたのか)次第に前線に顔を出す
ようになり、より前へとプレーエリアが広がった。そして次に斉藤や米田がよくやって
いるDFの前まで下がってボールを受け、組み立てるプレーをするようになった。
守備時にはDFラインに入ることもあり、最終的には自陣深くから敵陣ペナルティー
エリアまでがプレイゾーンになっていた。

動きや守備の仕方にまだ課題は多いけれども監督からマンツーマン指導を受けるなど
期待の現れも感じる。来期は優秀な先輩達から守備とドリブルなどを学び、開幕前の
地獄のトレーニングでケガをしない体を作り、一層の飛躍を期待したい。
北京五輪にはまだ間に合う。2大会連続でサンガから10番をと密かに願っている。

                         (文 えとぴりか)

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フィジコ ファビアーノ

2005-12-27 07:43:14 | 個人紹介
ファビアーノ

アップの最中、少し高い声で「イチ、ニー、サン・・・・。シュウチュウ!・・」。
ストレッチをしながら「OX△■・・ミオ・・」と次の動作のモデルを指名する。
合流、間もないのに簡単だけど日本語を使い、選手の顔と名前を一致させていた。
リカルドやパウリーニョがとても寒そうにしているのにこの人は元気いっぱい。

1月は練習始まりの監督挨拶を終えると「じゃあ、ファビアーノに従って」とその後は
ファビアーノに委ねられ、信頼の厚さを感じた。内容はもちろん走ることがメイン。
時にストップウォッチを片手に測定もしていた。

しばらくして京都新聞に人物紹介が掲載された。アトレチコ・パラナエンセの
フィジカルコーチを務め、厳しいフィジカルトレーニングでブラジル全国選手権で
前年中位から2位に躍進した原動力になった人。選手を探すためにブラジルに渡った
柱谷監督と話し、その理想に共鳴して日本にやってきた。それまで運動量の少なかった
サンガにぴったりの人だと思った。(ブラジル人選手に言うことを効かせる狙いも
あったとか)実際、選手の気が緩んでいると見るや激しく、大声で引き締めにかかる。

とても人懐こくてフェンス越しに見学者に片言の日本語でよく話しかけてくる。
練習中の話しはいけないと思っている私は目からウロコ。(何語だかわからないが)
コーチ達と鹿島や浦和、横浜などについて話すことも。非常に勉強熱心なよう。
そしてブラジルの雑誌か新聞だかに記事を書いている。もしかしてブラジル国内では
一角の地位と名声があるのかもしれない。

今年のサンガの好成績はファビアーノのチカラによるところが大きい。
それでも昇格決定時のインタビューでパウリーニョは「サンガのフィジカルトレは
ブラジル国内では普通で厳しくない」と語っているから来年は更に厳しくするだろう
と期待している(選手には酷だけど)。

11月の終わりから見学の常連さんにしきりに「イツカ!カンクウ!」と話しかけていた。
謝恩会などを終えた翌日の12月5日に関空からブラジルへ帰るとのこと。
何度も何度も話すのでそんなにブラジルへ帰りたいのかと思った。
知らない国で頑張ったんだ。ともかくこの1年、お疲れ様でした。感謝。


                         (文 えとぴりか)

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スカウト 竹林さん

2005-12-23 23:59:35 | 個人紹介
竹林さん

今年はパウリーニョ、昨年は中山の担当スカウト(報道記事で見た記憶がある)。
おそらくは一昨年も渡邊か前川あたりを引っ張ってきたのは竹林さんでは
ないかと思う。

近年の高卒有望新人のサンガ加入を見ていて、木村文治氏や移籍加入担当とは
別に高校ルートに強いスカウトが存在しているだろうと思っていた。
時折、目にするのが竹林さんの名前。公式サイトで紹介されているわけではない
のでそれが本当か、どういう人なのか全くわからない。誰かに聞いたことも無い。

今年の前半戦の頃、練習場に見慣れないスタッフがいた。
ファビアーノフィジルカルコーチがその人を「タケバヤシ」と呼んだように思う。
詳しい風体は書かないけれど、第一印象は「じゃりん子チエに出てきそうな人」。
多くの有望新人を獲得していた横浜フリューゲルスから来た人なのだろうか?
何はともあれ優秀なスカウトは何人いても良い。今年はボルゲス担当だったのかな
と想像している。

*12/25 一部削除

                         (文 えとぴりか)

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DF5 手島和希

2005-12-22 21:43:27 | 個人紹介
てっしー

ケガをしないのが名選手の一要素なら手島は名選手になりえないかもしれない。
たびたびケガで離脱する選手は主力として信頼されない。
それでも手島が使われ、サポからも期待されるのは手島の能力の高さゆえだろう。

試合で見せる素早いカバーリングとは裏腹に持久走での姿は見るに忍びなかった。
ニコニコ(本当はキツイのだと思うが)笑顔のように見えて、背筋を立てて上下に
弾みながらゆったりマイペースで走る。まるで運動が苦手な人のような走り方。
ギャップが激しかった。順位も後ろから3番目が指定席(田原→平井→手島)。

ケガをして戦列を離れ、やっと練習に復帰しても出番は無かった。
紅白戦で普通にプレーしていても、パンツの下に太いバンテージを巻いていた。
早く試合で見たいという気持ちとこの際、しっかり直せという気持ちが交差した。

チームが再び調子を取り戻す一方で手島の輝きが徐々に失せていったように思う。
人間的に丸くなったというか覇気が感じられないというか。
そこら辺にいる普通の兄ちゃんだった。
左手薬指にプラチナ(シルバー?)リングをしているのは気付いていた。
もしかして私生活で満足してる?とか出番が無くてサンガでやる気がなくなった?
とか良からぬことも考えてしまった。見学者同士で話しても「あれが手島ですよ」と
いう人もいれば「手島、大丈夫か?おかしいよ。」という人もいた。

今年のサンガ守備陣はマルチタスクが重宝された。複数ポジションをこなしたり、
PKやFKを決めたり。
手島も昨年終盤に見せた最終ラインからの上がりや日本代表にまで選ばれた、
サンガでは層の薄い左SBに挑戦する手もあったはず。佐川印刷戦で見せた
逆サイドを狙ったロングフィードもなかなかのもの。
才能は磨かないと光らない。手島には荒削りな才能がまだまだ眠っている。

今年は全体練習が終わるとそのまま居残ってシュートやFK、クロスに合わせる、
ロングパスなどなどみんな個人練習に精を出していた。そんな中、手島は
クールダウンをしながらチームメートと話したり、練習風景を眺めたり、別の
ピッチ外周をランニングしたり。どうもそんな印象が強く残ってる。
手島らしいといえばそうなのかもしれないけど・・・。

来年も、これからもどうかサンガで。

                         (文 えとぴりか)

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FW31 田原豊

2005-12-21 23:59:49 | 個人紹介
                 *最初に 我ながらキモイ文章と自覚してます(笑) 
ユタカ

「ムグ!飛び込む時は相手が怖さを感じるように威圧感を持って飛び込め!!」
紅白戦1本目を終え、ゴールポストの横で2本目を見ていた田原が
目の前でクロスに飛び込んできた六車に向かって大声で怒鳴った。

オフの間によからぬ報道が流れて心配していたが、始動日にいつもと変わらぬ
田原の姿を見てホッとした。キャンプ前の走りこみはかなりキツそうだった。
持久走では決まってビリ。中払や三上、小原あたりには毎回、周回遅れに
されていたと思う。それでも頑張って走ってた。ミニゲームやシュート練習では
いろんな角度からいろんな体勢でゴールを決め、今年はブレイクしそうな予感を
プンプン漂わよせていた。

そして開幕戦(水戸戦)での大活躍。その後も出ればゴールを決めるような勢いで、
サブに田原がいることがとても頼もしかった。今年は何ゴールするのだろう?と
期待でワクワクしてた。この頃は相手を背にボールを受けても、そのまま反転して
自ら前へ向き、ドリブル&パスすることもあった。いつもと違っていた。

不調の始まりはチームが勝てなくなった頃と同じ時期だと思う。
ある日の紅白戦でFWが前線から相手の中盤にプレスをかけることをはっきり
求められ、田原も従った。パウリーニョの代役のときはDFラインまで下がって
守備をすることもあった。そこから始まった下がりすぎ。最前線にいてほしい
選手が中盤にいる。ゴールマウスが遠い。

それでも今年の田原は腐らなかった。紅白戦ではハイボールを反転しながら、
あるいは上体を大きく後ろに反らして胸トラップし、一発で相手を抜く見事な
ワンタッチコントロ-ルなどを披露していた。

終盤になって出番が増えてもゴールは遠かった。でも、しっかりポスト役をこなし、
味方のチャンスを作っていた(シュートは外してたけど)。スタメンで出ると
相変わらず後半にはガス欠を起こし、トボトボ歩く姿が目に付いたが、それでも
必要な時は前へ後ろへ何度も走ってくれた。もちろん前半も走った上で。

FWは結果が全てと言えば、今年の田原は及第点を与えられないかもしれない。
それでも田原の仕事を認める人は多いと思う。
「今年が無ければ来年は無い」とは本人のコメント。
諦めない、投げ出さない姿勢。粘りが出てきたと思う。
一時期「早熟の天才」と言われたけど「大器晩成」であってほしい。
暑い夏の夕暮れに自主トレの松井と楽しそうにボールを蹴って何を思っただろう。

二人1組の練習でアレモンと組む時は見ているだけで自然に笑いがこぼれる。
いじるアレモンに天然で返す田原。作れない笑いがある。

                         (文 えとぴりか)

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FW9 アレモン

2005-12-20 23:59:28 | 個人紹介
アレモン

初めて見たのは小雪舞い落ちる寒い日だった。
黒いニット帽を目深にかぶり、日本はいかにも寒そうな感じ。

昨季終了後、柱谷監督がブラジル人2トップを明言し、サンガの顔である
黒部を移籍に追いやってまで獲得した選手。
当初予定の「187cmのブラジル人FW」をやめてまでも獲得した選手。

ビザの関係で合流が遅れ、厳しい走りこみを見ながら「いつ来るんや?」、
「ホンマに来るんか?」と見学者同士で話し合ってた。

高い跳躍力からバネの利いたヘッド。抜群の反転スピード。
何より目を奪われたのはシュートシーン。一瞬のうちにゴールまでの
軌道をイメージし、そのイメージどおりにシュートしているというのが
感じられた(日本人のシュートはゴールに向かって蹴ってるだけに思えた)。

時折見せるミドルは弾丸、オーバーヘッドも見学者を湧かせていた。
ただ、どうにもポストプレーヤーではなく田原と組めば面白そうという印象。

陽気でアメリカ映画を思わせるバカ笑い、鹿児島キャンプでは仲間内から
「神出鬼没アレモン」と評される一方でテレビではまじめにしっかり
長いインタビューに答えてた。
パウとのコンビで3人のDFを抜いていく様子は開幕を大いに期待した。

シーズン途中から見せ始めたパスの上手さは驚き。ヘタだったヘッドも
上手くなってきた。でもアップではズルをする。今いるサンガFWで
パウリーニョ、田原の両方に合うのがわかっているのはアレモンだけ。

太陽が丘入り口でチャリにまたがり信号待ちする姿は普通の兄ちゃん。
新婚の可愛い奥さんが少し離れたベンチに一人座って見守る様子は
ほのぼのとした。知らない国なのによくついてきたさ。

それにしてもサンガが一番、長く在籍したチームだったとは・・・。
来年も頑張ってほしいよ、アレモン。
早く契約しないと背番号が30番台になるよ。

                         (文 えとぴりか)

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