プロ野球 OB投手資料ブログ

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山本保司

2024-07-12 08:01:17 | 日記
1990年


内之倉(鹿実)、犬伏(近大付)とともに、超高校級スラッガー。


1991年
牛若丸みたいな身のこなしかた。あの名手・立浪をセカンドへ追いやるようなフットワークに、首脳陣はクギ付けだった。「間違いなくアイツは将来ウチのショート」と星野監督は褒めちぎっていた。高校時代33ホーマーした長打力は、関東のスラッガーの名を欲しいままにした。おまけに俊足。三拍子そろった魅力たっぷりの男だ。ただ、2年前から痛みが走っていた腰の状態が気がかり。だが、プロ入り前、いろいろな病院で検査しても異常なしの診断。「じっくり体を作って、腰が全く気にならないまでの体にしたい。一軍入りはそれからです」と山本に焦りはない。1、2年後には一軍入りを目指す、山本の華麗な守備に注目だ。


1992年


長打力を秘めた大型内野手の片りんを見せはじめた。牛若丸のような身のこなし。柔らかいグラブさばきとフットワーク。どれをとっても首脳陣をほれぼれさせるもの。それに関東一高時代、通算33ホーマーしたふところの深い打撃は、スラッガーという名がピッタリ。おまけに俊足と、三拍子そろった魅力たっぷりの20歳だ。1年目は持病の腰を強化するためのトレーニングに専念。二軍の試合にも終盤4試合に出場しただけだが、秋季キャンプからメキメキ頭角を現して、楽しみいっぱい。


1993年


過去2年間で、わずか5安打しか記録できなかった男が、昨年は33安打し、2割6分4厘をマークした。守りは一級品。「今年は定位置を取ります」守備のスペシャリストがレギュラー取りに名乗りを上げた。


1994年


昨年、中日の山本といえば「昌」ばかりが、スポットライトを浴び、輝いた。だが中日にはもう一人、山本といえば「保」もいる。高校時代は超高校級の折り紙がついた抜群の野球センス。ようやくプロのスピードにも慣れ、一昨年は定位置争いに割って入る勢いさえあった。「一軍と二軍では、やっぱり違う。一軍で通用する選手にならなければ」中日の山本は「昌」だけではない。もう一人の山本が、ことし再び浮上を目指す。


1995年


超高校級スラッガーと期待され、プロに飛び込んで4年が過ぎた。竜の山本といえば、ファンが頭に浮かべるのは「昌」。もう一人の山本の名前は、すっかり頭の隅に追いやられようとしている。これまでチャンスがなかったわけではない。「一軍と二軍ではスピードが違う」と口にする。種田が故障でほぼ1年を棒に振り、2年目の鳥越を含め、遊撃争いは横一線。山本と言えば「保」も忘れられてはいけない。持ち前のパワーで再浮上だ。

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