1996年
一度マウンドへ上がれば、肩書なんて関係ない。ドラフト7位でも、結果は残せるのだ。「打者に向かっていく気持ちを忘れずに投げました」一軍デビューを最高の形で飾ったから、日笠の顔もほころんだ。前田の後を受け、八回から出番は巡ってきた。「二軍戦と違って、緊張しました」初々しいコメントとは裏腹に、MAX140㌔の速球とカーブ、シンカーを駆使して奈良原、犬伏、前原を料理。「チャンスは全員に与える」という星野監督の問いに、三者凡退という答えで返してみせた。自分の言葉には責任を持つ男だ。昨年暮れの入団交渉の席上。「プロでお金を稼ぎたいから」と社会人出身としては異例の契約金1千万円でサインした。一軍に昇格した前日(十二日)も休日を返上して汗にまみれた。「このチャンスは絶対に生かしたいんです」ハングリーな生きざまが背番号「97」によく似合う。左の中継ぎでメドが立つのが北野一人の現状を考えれば、開幕一軍の望みも出てきた。「日笠?前の投手(前田)より速い球投げてたな」指揮官の記憶にも日笠の名前はインプットされた。本当の勝負はこれからだ。
一度マウンドへ上がれば、肩書なんて関係ない。ドラフト7位でも、結果は残せるのだ。「打者に向かっていく気持ちを忘れずに投げました」一軍デビューを最高の形で飾ったから、日笠の顔もほころんだ。前田の後を受け、八回から出番は巡ってきた。「二軍戦と違って、緊張しました」初々しいコメントとは裏腹に、MAX140㌔の速球とカーブ、シンカーを駆使して奈良原、犬伏、前原を料理。「チャンスは全員に与える」という星野監督の問いに、三者凡退という答えで返してみせた。自分の言葉には責任を持つ男だ。昨年暮れの入団交渉の席上。「プロでお金を稼ぎたいから」と社会人出身としては異例の契約金1千万円でサインした。一軍に昇格した前日(十二日)も休日を返上して汗にまみれた。「このチャンスは絶対に生かしたいんです」ハングリーな生きざまが背番号「97」によく似合う。左の中継ぎでメドが立つのが北野一人の現状を考えれば、開幕一軍の望みも出てきた。「日笠?前の投手(前田)より速い球投げてたな」指揮官の記憶にも日笠の名前はインプットされた。本当の勝負はこれからだ。
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