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プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

島原幸雄

2016-10-02 21:51:39 | 日記
1957年

さる五月三十日の阪急戦にスライディングして左足首を骨折、それから四か月休んだ島原が、毎日との二十一回戦にはじめて完投勝利を記録した。西村、島原が使えない投手陣は稲尾一人に頼ってきたが島原の復調は、優勝と日本選手権をひかえる西鉄にとって大きな朗報だろう。一日の十九回戦にも先発した島原は、不調で二回稲尾に救援された。この日は小森、橋本(力)のホームランで二点を失ったが、危なげなかった。「さすがに完投すると疲れる。きょうもあまり調子はよくなかったが、慎重に投げたのがよかった。まだまだ優勝まで試合があるので、徐々に調子をあげたい」といっていた。和田捕手は「シュートとスライダーがよかった。まだ低目の速球は落ちるようで伸びがない」というが、20連勝を記録した一日の稲尾にしろ、完投勝利の二日の島原にしても、リードに助けられて投げ切った。一回二死満塁に河野の右前安打などでとった三点が島原に自信をつけさせ、二、五、七回の得点が島原に完投能力をつけたわけだ。そのうち五、七回に決定打をのばした河野は、この日まで二割二分四厘、第二十六位の打率だった。河野は「やはりデー・ゲームになれば体の調子もよく、得意のねらい打ちもききますよ。それに毎日の投手は元気がなかった。これからはせめて二割六分に打率をあげたい」といっていた。いずれ日本シリーズで島原のスライダー、河野の渋いプレス・ヒットが大きくモノをいいそうだ。

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