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プロ野球 OB投手資料ブログ

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矢野正之

2025-09-08 21:20:50 | 日記
1997年
若さが生み出す勢いに、吉田監督もほれ込んだ。神奈川・霧が丘高から留年を含む五年間の高校生活を経て、入団三年目の矢野がこの日、公式戦デビューを果たした。六回1イニングをわずか7球で三者凡退。全球ストレートで、宮本への3球目はこの日最速の144㌔を計測した。吉田監督は「うれしい話ですな。きょうは思い切って投げるというテーマだけを与えました。いい意味の若さがある。こういう選手はどんどん使っていきます」とほめたたえた。十九日のジュニア球宴では全ウエスタンの先発として2回を零封。その勢いを一軍マウンドに持ち込んだ。矢野は試合後、敗戦ゆえか、コメントを発しなかった。しかしマウンド上の姿は、気迫に満ち、見る者にその名を印象付けた。


両親を招待したご当所・横浜で剛腕矢野はホロ苦い初登板となった。公式戦3試合目でプロ初失点。2/3で本塁打を含む6安打3四死球6失点の大炎上。「(高校時代、横浜で)投げたことはあるんですが…」手元が滑り、危険球と思われるような死球まで飛び出し、涙と雨で目を潤ませていた。吉田監督も「雨の中でかわいそうなことをしましたな」と気遣ったが、登板するたびに1㌔増する直球の、この日のMAXは146㌔。このままいけば150㌔も夢ではない。

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