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プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

大石正彦

2017-01-23 20:44:36 | 日記
1960年

ー現在の調子はどうか。

大石 いいね。体調ともにー。

ー好調の原因についてー。

大石 キャンプからずっと故障ひとつせず順調にやってきたこと。技術的にはコントロールがよくなっている。たとえば右打者なら外角へストレートかスライダーを投げてカウントをかせぐ。打ってもファウルになるからね。それでインザボールにしてからシュートで勝負する。大体ボクのピッチングは相手の目先を変えることにある。だからコンビネーションがよくなければカモになってしまう。それとウチのスタッフはみんなタイプが違っている。リリーフで成功しているのもそういったことが原因の一つだね。

ーいま投げているタマは?そして得意なのは?

大石 ストレート、カーブ、シュート、スライダーくらいかな。得意といっても力で押すピッチャーじゃないからこれというタマはない。しいていうならシュート。

ーどんなタイプの打者がニガ手か。それはだれか。

大石 コツコツ当ててくる人はいやだね。吉田(阪神)のようなタイプだ。ミートするのがうまいから、なかなかこちらの誘いに乗ってこない。(笑い)岡嶋(中日)もニガ手だな。油断してるとでっかいやつを打つからね。左のバッターもこわい。横から投げるピッチャーはだれだって好きじゃないよ。(笑い)もっとも好調なときはそれほど気にならない。内角へはずれるカーブやストレートでファウルさせておいて、シュートで打ちとればいい。巨人に2勝したのはそのピッチングがうまくいったからだ。

ーというと好きなタイプは逆に大振りしてくるバッター?

大石 どちらかといえばひっかけやすいからね。それだってひとつ間違えばスタンドへ直行だもの。こわいことには変わらないよ。(結局はどれもこれもいやになってしまった。しかし、これは技巧派の投手に共通した弱味ではないだろうか)

ー今シーズンの抱負についてー

大石 こんなにすべり出しのよかったことは入団以来(七年目)はじめてだ。でもこの調子がいつまでもつづくとは思っていない。いま5勝3敗だが、せめて最高の勝ち星をあげた三十二年の12勝(11敗)よりいい成績はあげたい。さいわいバックがはりきって点をとってくれるから六回まで3点に押えれば勝てる。調子のいいうちにドシドシ出てかせぎたいと思っている。

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