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この先、どんな人生になるのやら?

広州便り ~とうとう入国禁止に(; ̄O ̄)

2020-03-30 | 広州便り


中国、ビザ保有でも外国人の入国を拒否へ 28日から(写真=AP)

【北京=羽田野主】中国外務省は26日、外国人は有効な査証(ビザ)や居留許可を持っていても、28日から当分の間、中国に入国できなくなると発表し...

日本経済新聞 電子版

 


3月初めより入国者に対して14日間の隔離措置を取っていた中国、
28日以降は当分の間、すべての外国人の入国を禁止することになった。

新規感染者がほとんどいなくなり、収束に向かっているのに
感染した外国人にやって来られたらたまらないということね。

「当分の間」というアバウトな表現は数週間のことなのか、数カ月のことなのか。

状況次第では早めの解除もあり得る?
というのも、まだ入国禁止になる前の22日、
上海は隔離対象から日本人を除外したのだ。
ならば広州もそれに続くか? と期待していたのだが・・・

日本の現状では早期の解除は無理だろう。



これで、息子家族は「当分の間」、広州に戻れなくなった。

1週間の春節休暇のつもりが既に2カ月の足止め、
挙げ句、住民票を移して住むことになるなんて

自分の家に帰ってきたのだからいいじゃないかと思うだろうが、
彼らの今の生活の場は広州で、
広州に戻ることが元の生活に戻ることなのだ。


お嫁ちゃんは急遽、住民票を浜松に戻した。
子どもたちを学校に通わせるためだ。

これまでは1号が一時的に通学していたが、
これからは1号は2年生に編入、2号は新入学ということになる。


「入国禁止が解除されても2週間隔離が解除されなければ
 会社の帯同許可が下りないと思うので、いつ戻れるのか・・・。
 まさか2号の入学式をこちらでやるとは・・・気持ちが追いつきませんが、
 もうすぐ新年度が始まってしまうので、学校関係の手続きをして
 入学準備をします。3号の幼稚園も探さないと」byお嫁ちゃん

気持ちの整理もつかないまま目の前のことに孤軍奮闘するお嫁ちゃん。
転入手続きと入学準備で、やらなければいけないことは山ほどあるだろう。
息子とはskypeで連絡を取り合っているだろうが、
実際に動くのはお嫁ちゃんひとりだ。
彼女の身がもつか、心配になる。


「学校指定の学用品を注文し、届いたものから名前つけ・・・
 貸し出しランドセルが学校にあるのですが、1号はリュックでいいと言っています。
(2号のランドセルは私が入学祝であげたのがある。間に合ってよかった)」

お兄ちゃん、健気だ


「広州の学校には戻れるようになったら戻るつもりですが、
 子どもたちの様子も見つつ決めようと思います。
 2号は慣れるのに時間がかかる子なので、
 浜松の学校に慣れたらしばらくは通わせてもいいかなと。
 広州の学校を一度退学するかどうか。
 二重学籍というのもあるのですが授業料がかかると思うので^^;」

前にも書いたが、日本人学校は私立なので
授業料&通学バス代がひとりにつき8万円以上/月 かかるのだ。


結果論だが、2月中に戻っていればよかったのだろうか。
その頃の広州は感染者も発生していて移動制限があり、
学校の休校も延長を重ねていた。


今さら言ってもしょうがない。プラス思考で行くしかない。
適応力のある子どもたちは案外大丈夫と思う。
引っ込み思案の2号もきっとこれで逞しくなるだろう。



                   

それにしてもお嫁ちゃんがしっかりしていてくれるので助かる。
華奢で楚々としているが、芯が強くて冷静沈着、頼もしい。

私はせいぜいLINE で励ますことぐらいしか出来ない^^;