おぼえがき。

日々思ったり感じたりしたことを失念しないためのもの。

同じはなしを

2005-07-17 21:51:50 | Weblog
違うところから聴く。同じはずなのに一致していないところも
ある。微妙な差。その些細さがかえって大きな違いに感じる。
どちらが主体なのか、自分の想像や直感と照合しようと試みる。
そんな作業を繰り返し、その間にも同じ内容が違うことばで
語られる。
終わらない説明を。
見つからない結論を。
見いだせない解決法を。
あきらめきれない顛末を。

繰り返されることばに私は思う。
もしかしたら私はカウンセラーになれるかも知れない。
セラピストもいけるかも。
ヒーラーもありか。
占い師でもいい。

そして私のコトバは、見えぬ隙間に埋没する。
マタキイテモラエナカッタカ。マタツタワラナカッタネ。
マ、イッカ。イツモノコトダモノ。

疲労と混乱で、軸足をどこに着地させたらいいかが分からない。
過去となった事実を受け止めながら過去に嫉妬する。

視界がぐにゃりと曲がる帰りの電車の中で、私は考える。
裏から表を支えるか。表が裏を生かすための手段なのであれば
裏が本当は生きるにふさわしいあり方かも知れない。
それにしても。

参った。