あの石をいつも持ち歩いている。
合間を見ては握りしめている。
とても強いので、握っていると痛くなる。
敵意のある痛さではなく強いが故の痛さのようで、
内側の流れが変わるくらいの威力はあるらしい。
石は私を動かそうとし、私はこのままぬくぬくと
暮らしたいと思う。そこに拮抗する力が発生し、
気づくといつも負けている。そして結局は周囲も
内面も動き出している。
石に全然悪気はない。そしてその天真爛漫さがまた
たまらない。
合間を見ては握りしめている。
とても強いので、握っていると痛くなる。
敵意のある痛さではなく強いが故の痛さのようで、
内側の流れが変わるくらいの威力はあるらしい。
石は私を動かそうとし、私はこのままぬくぬくと
暮らしたいと思う。そこに拮抗する力が発生し、
気づくといつも負けている。そして結局は周囲も
内面も動き出している。
石に全然悪気はない。そしてその天真爛漫さがまた
たまらない。