打ち上げあり、再会あり、お別れあり、始まりあり・・・
いつもとはちょっと違う、宴会続きの北海道から戻ってみると、世の中は派遣切り・リストラの嵐だったけれど、
お蔭様で早々に仕事復帰することはできましたが、
2008年の反省をする余裕もないまま日々の生活に追われていたら、
あっという間に春になってしまいました。
パソコンの調子が悪く、修理を断念したままで、2008年の入山者数もまとめていません。スミマセン。
ちょっと怠慢になってきています。。。
「そろそろこの先はどうするんだ?」と、問われることの多いシーズン(2008)でした。
「石の上にもブログで3年」自分なりの一応の目標は、何とかクリアできたけれど、だったらこの先は???
なんて、結局 全く考えられなかった。
思い起こせば「大雪山の情報発信、山情報を無くしはしない」というような、思い込みと空回りの中、
迷いながら立ち止まりながら、意味も価値も見出せずに、苦しくてたまらない日々もあったけれど、
2008年ようやく気づいたことがありました。
わたしは私の意志(だけ)でここにいるのではなく、山に歩かせてもらえているということ。
大いなる大雪山の時の流れの中で、この山を大切に思う人々の、
大雪山を夢見るその夢の中を、歩かせてもらえているのだと。
「あぁ私は、みんなの夢を歩かせてもらえてるんだなぁ・・・・・」
そう思ったら、なんだか、どうでも良くなってしまっていて。
いろんなことを難しく考えるのがどうでも良くなってしまって。
いつか続けられなくなる時は必ず来るだろう。それまで流されていてもいいかなぁ~
なんて、甘っちょろいことを思っていました。
ホントに甘い。
それは突然にやってくるもので。
その昔。
自然センターで苦境にあった頃、少しでも足しになればと仕事を与えてもらえた。
あれから10余年。ずっと続けてきたその仕事の枠は「私の枠」だと思っていた。
私が辞めると言わなければ、まさか取り上げられることのない自分のもののような気がしていた。
大いなる勘違い。ほんとに甘いね。
まさか2度までも切り捨てられるとは思わなかったなぁ・・・
ここまで来ると、笑ってしまう。
いや、本当は、笑い事ではないのだけれど。
本当に笑い事ではないのだけれど、秤にかければ軽いのは私の方だから、切られるのも仕方がない。
正直、気が抜けた。笑うしかないでしょう。
情けないし、少しは悔しいかもしれない。
情けなくて、少しは哀しいかな?
サミシイ現実です。でもそれはもうどうしようもない。
それでも今は、尽力してくださっている方々に預けよう。
僅かな望みが絶たれる時、それは大雪山が私を要らないと言っていると、思うしかないのかな。
もう私は要らないと、山がそう思うのなら、それまでなのだと思う。
もしも、まだ大雪山にいることが出来るなら、その時はまた「大逆風」の中、踏ん張るしかありません。
とりあえず今は。
とりあえず今シーズンは。
ボンヤリしている間に春になってしまって、東京では、足踏みしていた桜が一気に満開となり、
早くも散り始めています。
桜の季節が来るといつも思うことがある。
「あぁ・・・あと何度この桜を見ることが出来るだろう?」
人生の時間を考えるとき、それが思いのほか短いことを桜が教えてくれる。
桜の季節が過ぎると、すっかり忘れてしまうくせに(笑)
「大雪山で暮らせる私の時間は、あとどのくらいあるのだろう?」
ずっと漠然としていたものが、突然に形を持って迫り来るようです。
そろそろ潮時ってことかなぁ・・・なんてちょっと弱気になる今日この頃。
排除され続けることに、もう疲れてしまったなぁ・・・なんてちょっとブルーになる。
春なのに・・・(笑)
結局は「なるようにしかならない」なんて、お決まりの逃げ口上かもしれないけれど、
今は他に言えることがありません。
どうなってしまうのかな???
2009年4月吉日