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小学教師の雑感・多感

通じるものがあれば幸いです。

ぜひ情報交換いたしましょう。

ダメなのはどっち???

2005年08月31日 | 保護者



一学期終了時の懇談会。

私から話したいことは終えたので、保護者に声を掛ける。

「せっかくですから、この機会に何か共有しておきたいことなどありませんか」

案の定、沈黙。

「まぁ、全体では言いにくいこともあると思いますので、一度終わりにして、お話のある方は残ってください」

教師にとっては、ここからが勝負。次々に親が駆け寄る。

一番に駆け寄ってきた親の第一声に、私は打ちのめされる。


 「うちの子は、相変わらずダメですか?」


しばしあきれてしまう。「ダメって。。。」

そして口から出た言葉。

「“ダメですか?”と聞かれても困ります。。。失礼ですが、その質問は“ダメ”だと思いますよ。。。」

険悪にはならないよう、優しい口調と笑顔で述べた。

私のメッセージはどれだけ通じただろうか。

むしろ、強く言っても良かったのかもしれない。


しかし、我が子を「ダメ」と言っている親に対して、いくら「ダメ」と言っても、恐らくは「ダメ」なのも現実だろう。

  「ダメなのはどっち?」・・・心から叫びたい。


夏休みを終え、明日から子どもたちに会えるのが楽しみである。

しかし反面、とても不安でもある。

学習障害(LD)の疑い

2005年08月23日 | 保護者

今日の夕方、保護者から電話があった。

何でも「LD」(学習障害)に関する本を読んでいたら、我が子の特徴とまったく同じで不安になったとのこと。

半ばパニックの保護者に対して、私は聞き役に徹した。


その後、先輩方に相談し、スクールカウンセラーに予約を入れた。

おそらくは、何度か話し合ったのちに病院を紹介するとのこと。


診断→病名を付けるかどうか。

とても難しい問題である。

要チェックな保護者・・・

2005年08月15日 | 保護者

ある子どもが友人とトラブルを起こした。


私は保護者に早い対応をした方が良いと思い、放課後電話をした。

その電話では普通のやりとりだったが、次の朝、子どもが私に連絡帳を持ってきた。

そこには、一問一答式で10項目ほど「あなたはその時どうした?」という風な攻撃的な内容が書き込まれていた。

私はすぐに電話を入れ、書面では答えないという判断をした。


あとで聞いた話だが、その保護者は“要チェック人物”だそうだ。

学校のあるアンケートに対して、「このご時世、信頼に足る教師は一人もいない」と書くような親らしい。

学年主任は兄を受け持ったことがあるらしく「私も信頼に足る教師ではなかったのね!」とクスクス笑っていた。

保護者と教師の信頼。

子どものためを思えば、嘘でも良いので信頼してもらいたいと思う、今日この頃である。