小学教師の雑感・多感

通じるものがあれば幸いです。

ぜひ情報交換いたしましょう。

客観か主観か・・・

2010年07月29日 | Weblog
わが娘、本当に美人さんな気がする・・・

このぷりっとした口 ・・・ あわがたまらない。

この芸術的なあごのライン ・・・ 美しい。

客観なのか主観なのか、分からなくなってしまう。


父と親の自覚はまだまだだけど、学校のプール指導では、

 「先生に水をかけないで。お父さんなんだから、風邪をひいてる場合じゃないよ。」

 「技をかけてこないで。お父さんなんだから、怪我をしたらたいへん。」

などと言って、遊んでいます。

教え子たちも、いつも以上に可愛く見えます。

明日はいよいよ、赤子が我が家にやってくる。これからが勝負の時です。

育メンになる前に、今日は家事メンにならなくっちゃ。母子を迎え入れられるように。

モバイルパソコン デビュー

2010年07月19日 | Weblog
街で見かける100円パソコン・・・購入してしまった。

条件はEM(イーモバイル)と2年間の新規契約をすること。


2年間で、約14万円の通信費。

端末4万とパソコン6万が100円に。つまり10万円引き。

差し引き、2年間で4万円の通信費。月々2千円でモバイルパソコンが手に入る。


EM(イーモバイル)は、5台までネットができるので、家庭のネット環境を見直せば実質無料。

なんとも不思議な商売だ。


家からら徒歩1時間、お気に入りの森にて。

全身が緑に染まりそう。臨月の妻と一緒に。

大きな幸せ

2010年07月17日 | Weblog
1学期の終わり近く、こんな日記を書いてきた子がいる。

この子は、他の先生が言うくらい4月と比べて「明るい表情」になった。


たしかに、いろいろとネガティブなことがあった1学期。

しかし、こういう子が1人でもいると救われる気がする。

夏休み、2学期、そして卒業を控えた3学期。

「つかれない」日々を送って欲しいと願う。

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   私はさいきんあまり
   つかれていない。
   なぜだろう。
   
   それはきっと、
   何かげんいんがあるんじゃないか。
   すごく気になりはじめた。
   またわかったら日記に書く。

   ☆自習☆ 詩

    この小さな教室でみんなと一緒に過ごす毎日が
    あたしにとっては大きな幸せなんだよ。

匿名希望 ・・・ 差別や偏見は物事の一般化を招く

2010年07月09日 | Weblog
今日の学級通信。

子ども達は「誰の?」ではなく、文章に入っていけるか・・・・

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昨日の学級通信で、『おこる』という日記と『今日の草むしりで…』という日記を2つ紹介しました。
やはりというか、当然というか、「誰が書いたの?」とすごく気になってしまう人が、一部いました。それに対して、「○○さんだって、日記帳の表紙に『誰も見るな』と書いているでしょ。それと同じ。それに、日記を紹介するとき、基本的には本人に確認を取っているけど、今回の『草むしり』のことを書いた人も、名前を出されるのは、嫌なんだって。」と話しました。

更に、もう少し論理的な説明として、「差別や偏見は物事の一般化を招く」ということも話しました。
誰が書いたのか、気になるのは当然だし、名前を出して語り合えた方が、先生も良いと思う。
しかし、「○○が書いたんだから」とか、ひどいと“どうせ”がついて、「“どうせ”○○が書いたんだから」となったり、「○○は、○○でしょ。(自分とは違う)」という風に、片付けられてしまう可能性を感じる。(「えー!片付けるのは、いけないんだー、掃除しない方がいいんだー」と茶々が入る…聞いていてくれて、有り難う…。)そうすると、せっかくの素晴らしい文章・言葉が、考えるきっかけにならなくなってしまう。

(黒板に“差別”と“偏見”という言葉を書く)。
先生が、タクシーに乗った時のこと。運転手さんが、下手な運転をしている前の車に対して「本当に、女は運転が下手だな~」と言った。それに対して私は「運転手さん、前の人は確かに運転が下手かもしれませんが、“女だから”というのは、おかしいと思いますよ。女だって、運転が上手い人も下手な人もいる。それは男だって同じ。たまたま、運転が下手な女性を目撃したからといって、“女は運転が下手”と決めつけるのは、おかしいと思いませんか。」
 運転手さんの「差別や偏見」(女は運転が下手)が「物事の一般化」(どうせ女は皆 運転が下手)を招く。
 日記も同じ。「(どうせ)○○のでしょ」(差別や偏見)で、「やっぱり、○○は」(一般化)として欲しくない。
 だから今後も、基本的には名前を載せるつもりはない。
 
 更に言うと、「差別や偏見」は誰もが持っている。自分自身に対しても、クラスに対しても。しかし、そのことに気づき、変えよう・変わろうとすれば、いつでも変えられる。
以下の文章は、本人の確認を得ていませんが、載せます。「ゆうとうせい」なので大丈夫・・・!
裏の文章は、先日の懇談会で保護者の方に配ったもの。ぜひ、「誰が書いたの?」ではなく、じっくりその内容を味わってほしい。


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ぼくは、最きん、自分でいうのもなんだけど、ゆうとうせいになろうとしています。そしてまわりからえらい子と、言われる人になろうとしています。ぼくは、それを本当の目標にして、学校生活をおくっています。なので、少しは、みんなの力もかりれたらうれしいと思う。(7月7日)

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六月二十八日(月) 「牛乳」

 牛乳・・・みんなちゃんと片付けてくれない。箱のまま入れたりする。ちゃんと開けて入れてくれればいいのに・・・あとちゃんと飲み残しをせずにいてくれればいいのに・・・
 なんだか、クラスがダラけてきているのか?前までは給食を配るのに人がたくさんだったのに。なんかおかしい。もっとちゃんと、気合いを入れて頑張らなくては。クラスをもっと変えなければ。このごろ、ナマけちゃっている感じがする。気合いを入れて。安心することができるクラス。絆が強いクラス。男女仲の良いクラス。たくさん目指したいクラスはあるにちがいない。もっともっと自分達のクラス変わっていきたい。


六月二十九日(火) 「またかぁー」

 また、今日給食の時にあまり良くない事があった。牛乳は良かった。でも給食当番の帰りが…バラバラだったし…。もうちょっと直さないと…もっと変わっていかなくては六‐○。そういうことを思ってくれる人はもっといないのか…。クラスの半分以上の人がそうゆう風に思ってくれると自分はうれしい。
 私はこれからも、こうゆう少しでも良くなかった事に気づいて深く深く考えたいと思う。他にも考えてくれる人がたくさんいて、そして増えていってほしいと思う。


七月一日(木) 「成功」

 今日私が考えた牛乳、成功をしたと思う。けれど、前みたいにちゃんとパックを広げない。ちがう場所へ入れる人がいる。そんな欠点もある。でも、私が給食当番の牛乳でなくなったら、考えたことが失敗だ。その時はどうしようかと考えてしまう。
 牛乳はキレイにしないと、せっかく洗ってかわいた牛乳に飲んだままの牛乳にのみこまれるような感じできたなくなる。だから洗ってくれた人にとっても悪い。だからキレイにしたいと私は考える。

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現状は現状として受け入れつつも、子供の声として「正論」が出てくるようになったことは、1学期の成果だと思う。

集団の力 ~子どもの言葉で~

2010年07月07日 | Weblog

昨年度、学級崩壊があった学年である。

教育委員会の方が「10段階で言って10の崩壊状況」と評したほどだ。


今年度は覚悟を決めて、日記と自学を宿題としている。

その日のうちに目を通し、コメントを返すのは必死の努力。

教師との信頼関係の構築と、子供の前向きな心の声を広げたいという思いから。

大人の言葉は入らない子も、子供の声は入ることが多い。


1学期、毎日取り組んだからだろう。本日、なかなか素敵な2つの日記が提出された。

明日、学級だよりとして紹介する。どんな反応があるだろうか。私のコメントも含めて掲載します。


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7月6日(火) ☆おこる☆
 
 今日先生達が怒っていた。ほとんどの人はちゃんとしっかりやっているのに。でも、ある一部の人がちゃんとやらない。だから怒られてしまう回数が多くなっていく。残念だ。ものすごく怒られなれてはいけない。怒られてからこそ、そこから変わろうと思ってくるのではないだろうか。そんな事がないから、怒られるんだ。なんで怒られて変わろうとしない。いつも私は疑問をいだいている。おかしすぎる。なんで。なんで。いつも私はそう思う。なぜ変わろうと自分で進歩しない?変わっていく。それが人間なのではないか。そうして変わっていかなくては卒業の時にとても良かったと思えない。だから、コミュニケーションをとっていけたら良いと思います。今日国語のテストであったように。

 →今日も、じっくりよく考えられている。思考がどんどんきたえられている。クラスみんなに考えて欲しい。今日、読んだけど、「だれの?」が気になってしまう人がいて残念。でも、○○さんの気持ち、少しずつ皆に伝わると思う。先生はうれしい。

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7月6日(火) 『今日の草むしりで…』
 
 今日のひる休みにやった草むしりの時に思ったことを書きたいと思います。草むしりをやらない人はとてもずるいと思います。やらない理由はたぶん、暑いからか、めんどくさいからとか、やったって自分のためにならないからだと思います。私はその理由がずるいと思います。なぜなら、暑いのもめんどくさいのもみんな同じだからです。でもやっている人はみんなガマンしています。やっている人は暑いのもめんどくさいのもみんな同じだということを知っています。だから友達も、暑いのもめんどくさいのも同じなのにがんばっている。だから私もがんばるというきになるのです。だから草むしりをやらない人の理由は、やっている人もみんな同じなので理由にはならないと思います。なのでやらない人は理由なしでただたんにやらないということなのでとってもずるいと思いました。

 →正直な気持ちをありがとう。ずるい!という思い、相手に伝えて欲しい。けれど、なかなか直接言うのは難しいよね。でもこういう「思い」は必ず届いていると思います。口にしなくても。やらない人をずるいと思いながらも、しっかりやれる○○さんはすごいし、そういう人が本当に“強い”人だと思う。

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休み時間や給食のときなど、必死に読んでコメントを返す。

2学期は、やり方を変えようとも思ってもいたが、上記のような文を読むと続けたくなる。