大泉の仲間たち

大泉高校15期生の交流/親睦のためのブログです。

江戸の三店(さんたな)

2023-06-08 09:30:00 | 日記

 玄冶店、大黒店、百軒店を「江戸の三店」と言う
そうです。(元慶応大学教授:銀座にあった大店の
息子)の書籍「日本故事物語」より)
 そう言うわけで「百軒店」は「ひゃっけんだな」
と読みます。
 
 https://www.asahi.com/articles/ASR676THNR67OXIE027.html

 再開発で、昔の呼び名を復活させようということ
でしょうね。
 数十年前に渋谷を歩いていたら、街中の放送で、
「ひゃっけんてん」と言っていて、違和感を覚えた
ことがあります。幸いなことに、朝日新聞はちゃん
としたふりがなを明記していますね。(^_^) 

 子供の頃に歌謡曲で流行った「お冨さん」の歌の
中で、「玄冶店」が出てきます。この歌は歌舞伎の
「切られ与三郎」が基となっています。今でも上演
しているのだろうか・・・
 「玄冶店(げんやだな)」は歌舞伎では与三郎が
お冨さんへ声掛けで「おかみさんへ、お富さんへ、
いやさ、お冨」と啖呵を切って「しがねえ恋の情け
が仇」という場面が有名です。
 江戸時代の歌舞伎では、正式な名称を避けること
が一般的(当時の個人情報保護?)で、「玄冶店」
は「源氏店」と替えていたそうです。ほかに忠臣蔵
では、「大石内蔵助」のことを「大星由良之助」と
言い替えています。

 「大黒店(だいこくだな)」については、これと
いった文献や記録に接したことはありません。
 「百軒店」は渋谷、「玄冶店」は日本橋界隈なの
だそうですが、「大黒店」がどこにあった地名なの
かも知りません。

 (しかし、何でこんな古いことを思い出したのだ
ろうか・・・^^; )

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