ああ なんというタイトル。
1月に69歳で心筋梗塞で突然逝かれた、帯津三敬病院の帯津良一先生の奥様、
帯津稚子さんのお別れ会である。
先生は患者さんの訃報に接する際
口にこそ出さないが心の中で
この言葉を唱えているそうだ。
年下の妻に突然先立たれた男性というのは少々気の毒ではあるが、
流石帯津先生、である。
会はまず正面の遺影に参列者が献花をし、
次に縁の深い方々が挨拶を述べたあと
立食形式で会場に故人出演のNHKの気功番組映像を流しながら歓談、
最後に直弟子さん達が献花ならぬ「献」太極拳を披露して終了、
という流れで
当然のことながら全く湿っぽくなく進行し、
帯津先生は会場のあちこちで記念撮影や著書へのサインを求められていた。
私は母宛に通知が届いたので代理として列席させていただいたが
特に知り合いもなく、奥様との面識もないのにチビを人に預けてまでわざわざ出掛けたのは、
純粋にこのタイトルに心打たれたからに他ならない。
ホテルの入り口に堂々と掲げられた
「旅立ちを祝い道中の無事を祈る会」の題字を見ただけで
窮屈な身体を離れて虚空へと還って行く母の姿がおぼろげながらもイメージされ、
私の中の、母の供養への道が少し開かれたような気がした。
1月に69歳で心筋梗塞で突然逝かれた、帯津三敬病院の帯津良一先生の奥様、
帯津稚子さんのお別れ会である。
先生は患者さんの訃報に接する際
口にこそ出さないが心の中で
この言葉を唱えているそうだ。
年下の妻に突然先立たれた男性というのは少々気の毒ではあるが、
流石帯津先生、である。
会はまず正面の遺影に参列者が献花をし、
次に縁の深い方々が挨拶を述べたあと
立食形式で会場に故人出演のNHKの気功番組映像を流しながら歓談、
最後に直弟子さん達が献花ならぬ「献」太極拳を披露して終了、
という流れで
当然のことながら全く湿っぽくなく進行し、
帯津先生は会場のあちこちで記念撮影や著書へのサインを求められていた。
私は母宛に通知が届いたので代理として列席させていただいたが
特に知り合いもなく、奥様との面識もないのにチビを人に預けてまでわざわざ出掛けたのは、
純粋にこのタイトルに心打たれたからに他ならない。
ホテルの入り口に堂々と掲げられた
「旅立ちを祝い道中の無事を祈る会」の題字を見ただけで
窮屈な身体を離れて虚空へと還って行く母の姿がおぼろげながらもイメージされ、
私の中の、母の供養への道が少し開かれたような気がした。