マイ・ライフ・レッスン

母のがんのケアをするなかで感じたことなどを書いていた記録です。

私はどっちかな

2008-09-30 01:50:31 | 読んで感じるあれこれ
「スピリチュアルにハマる人、ハマらない人」を読んでみた。
最近立て続けにスピリチュアル系の本を読んで
素晴らしい!今日から世界は変わった!と思える瞬間が持てたその一方で(なんて単純な!)
でもなんか違うんだよなあ・・・という不完全燃焼みたいな気持ちにもなったので
結局のところ私はどっちなのかを知りたくて。

「スピリチュアル」を語る本が売れに売れていて
誰もが真にそういうものを求め、霊性を磨くことに目覚めようとしているのであれば
世の中はもうちょっと温かくなって然るべきなんじゃないかともやもやしていたのだが、
イマドキの事情を解説するのが得意な香山リカが
このネタを2年も前に上手に解説してくれていた。
ワタシが遅いってことか。

そうなのそうなの!
私の感じていた違和感の原因がわかった。
巷でもてはやされているスピリチュアルは
利他主義ではない、ということなのだ。
自分が変われば周りが変わる。
全ての出来事は自分が原因で起こる。
貴方が望めばその夢は実現する。
・・・どれももっともに聞こえるんだけれども、
そこにあるのは自分、自分、自分・・・
あくまで自分が中心の世界であり、
物事が上手くいかない原因を過去生や因縁に求め、即問題解決につなげようとする。
個人の利益や欲望の積極的肯定にスポットが当てられた
自己実現に有効な手立てとしてのスピリチュアル。
私も現代に生きている以上、いろいろ欲は深いけど、
スピリチュアルに生きるっていうのがそんなにお気楽に出来るはずがないと思えるので。
霊性を語るならやっぱり無償の愛の精神を強調して欲しいところ。
しかしそういう内容は昔から散々言い尽くされてきたことで
今更注目されたり売れたりすることはないわけで。
霊性という訳がぴったりかどうかはともかく、
この言葉には、もう少し敷居の高いところに居て欲しいのに
どうも横文字になって口当たりが良くなりすぎちゃったか。

これを読む限りでは
香山リカはスピリチュアルにハマらない人を自負するわりに
江原氏に対してはわりと好意的であるという印象を持ったので、
ハマらない=全否定、というわけではないらしい。
さて、私はどっち?と思ったけど、
もちろん、ハマる人に属してるんだろうな。染まりやすいですから。
でもしばらく、スピリチュアルという言葉は安易に使わないようにしよう、と決意したのでした。


ポニョ

2008-09-12 15:06:29 | 日々のあれこれ
3年ぶりに映画に行って来ました!
結婚前の私の一番の楽しみといえば映画を観ることだったので、
この我慢は長かった(T_T)・・・
色々うるさい夫も、宮崎駿は好きで、チビも3歳、そろそろ大丈夫じゃないの、ってわけで、
幼児でも観られるものといえばもちろん「崖の上のポニョ」。
夫の休みは平日なので今頃の映画館はガラガラ、
館内は数組のカップルと数人の高齢者、子供はうちの子だけでした。
いや~ 期待を裏切らない楽しさでした。
ストーリーがどうのでなくポニョが海の上を宗介を追いかけて走るシーン、
あれだけを観るために映画館に行く価値があると言っても過言ではないと思います。
夫も同意見、そして雑誌「CUT」のインタビューを読んだら渋谷陽一氏も同意見のようで、ちょっと嬉しい。 
前回までのリアルさを突き詰める背景描写ががらっと変わって
今回の自然描写は思いきりが良いというか、
海の水に目玉がついてたりしますが、
今までのジブリも今回のも、みーんな大好きです。
早くDVDが出ないかなー!

ちなみに宗介の、ロウソクを灯して走るブリキのポンポン船のおもちゃ、
あれは私は存在自体知りませんでした。
樟脳で走る小さい船は縁日で買ったことありますが、
最近見かけなくなったなあ。
リアルにおっさんな夫はもちろんよ~く知っていて、子供の頃いくつも持っていたという。
じゃあ、ポニョブームにあやかってヤフオクとかで売ってるんじゃないの、
とチェックしたらありました!
しかも映画で宗介が使ってた同じやつがこの秋発売予定!
値段は4千円!!!高い。
「こんなのじゃなくていいんだ」と夫が700円でヤフオクで買ったところ、
肝腎のポンポンいうはずの金属部分が腐食して
走らなかったのでございます。がーん・・・
ノークレームノーリターンのデッドストック品だから文句も言えません。
しかしもう一回懲りずに同じ所から買おうとしている。やめて~

今日ではなぶさ治療院勤務終了です。
皆様どうもありがとうございました!
そしてまたお会いしましょう!
施術は今後しばらくは出張で対応しておりますので
御用の方はお気軽に御連絡ください。