浜島・瑠璃光薬師堂の火祭

浜島の薬師堂には　
瑠璃光薬師如来が安置されている

大祭で　柴燈護摩（さいとうごま）を焚き
和尚は　護摩火に　煩悩を滅却し降伏（ごうぶく）
厄除け　無病息災　家内安全と
漁師の祭で　海上安全　大漁を祈願する
この　薬師さんは　４５０年ほど前
漁師の網に掛かり　海に帰しても　またかかる
やむなく　陸で休んでいただくと　
動かなくなり　お堂を立てて安置したという

浜島の薬師は　和歌山の根来寺から紀ノ川を経て
浜島に着いたとの説もあるが　
根来寺には　そのような記録は　残されていないと云うことらしい

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浜島・瑠璃光薬師堂の護摩

護摩が始まる前　境内では　結界が作られ
呪文を唱え弓を放つ　
また　和尚は　祭文と唱えた後
護摩木を投げる　
民衆は　それを　奪い合い
柴燈護摩で先を焦がし　家に持ち帰る　　

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浜島・瑠璃光薬師堂の護摩火

初めは　黙々と　煙が多かったが
どうやら　燃え上がったようです

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柴燈護摩 (浜島・瑠璃光薬師の護摩)

投げた護摩木を取り合って　
柴燈護摩で先を焼く
この護摩は　17時から正時に三座行なわれる
すっかり　煙も少なくなった境内

護摩は修験道や神道でも行われ　
とくに修験道では野外で盛大な火を焚く
柴（採）灯護摩ができた
これは密教の護摩と民間信仰の火祭が習合したもののようです

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護摩火を渡る火祭り （浜島 薬師堂）

午後8時　火渡り用の柴が用意され　
祈りを込めて　点火棒で火が点けられた
煙で　向こうが観えない
柴木の下の火渡り場には　割木が並べられている　

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火渡り火を鎮める修験道者 （浜島 薬師堂）

紙垂は　神が宿ると云い　この棒で
火を叩いて消し鎮める
太刀で火を切り　塩で浄め　熱く赤々と　していた火は
鎮まって行く

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クライマックス・火渡り （浜島 薬師堂）

燃える火は　念力で収まり　
渡両側では　めらめらと燃えていたが
修験道者が渡り　お子さんでも　恐怖感無く　
笑顔で渡っていった


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