鳥羽・相差（おうさつ）の荒獅子神事

１年の家内安全　無病息災　大漁豊漁を願う行事で
１６４５年あたりから　続けられている神事

昔は　各戸へ　獅子舞が出向いていたが　
近年　予め受け入れる申し込みにより　
今年は　８０軒だった
名の通り　獅子は　激しく舞うところから　荒獅子舞と云う
赤い柄の半纏姿は　道中の太鼓打ち　
近くに来ていることを知らせる


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相差の荒獅子舞・衣装など (鳥羽市)

獅子舞に携わる人は　約３０人
朝６時半　神明神社から　獅子頭を預かり
町内の　個人や事業所などを回る

先導は　年寄りの長冠　海水を降る潮振り　
神社のお札を高く掲げて持つ万度　
羽織袴や裃にグレーや　黒のハットに　
白足袋の下駄履きの　出で立ちで笛や　囃子方などです

獅子舞の上入れ先は　玄関に筵を敷き
お神酒　なます　お米　鏡餅　と祝儀を用意して
迎える　　

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天狗 獅子が座って舞う 相差の荒獅子舞

通常は　立ち舞いであるが　特殊なところでは　
寝舞い　中腰舞がある
獅子舞は　囃子方の　「舞い込んだ　舞い込んだ　お頭さんが舞い込んだ
や・ほ・は　　や・ほ・は」の掛け声と笛　太鼓で
常に獅子が舞う
「や・ほ・は」　は　家に宝が　波の様に入ってくるの意味です

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相差 荒獅子の練り込み (鳥羽市)

午後6時半　暗くなると　街中を伊勢音頭を唄い
１０番組まである　高提灯に取り巻かれ
神社の第一鳥居へ向かう
参道まで行くと　獅子は激しく舞い
揉みくちゃ状で　練り込みクライマックスです　

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暗闇の相差荒獅子 (鳥羽市)

境内の　広場は　照明で明るくしていたが
照明が消され　提灯の灯だけ
天狗も　獅子も舞い辛いが　舞い走り回る
やがて　神社へ　追い込みです

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荒獅子練り込まれ神社に帰る〈相差の荒獅子〉

２年ほど前　遷宮の神明神社は　真新しく明るい
境内広場の闇の中とは　大違い
荒獅子の舞納めです　
天狗の小学生も獅子に劣らず　最後まで
良く動き回り　午後８時過ぎ　
拍手の下　無事終了した

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