“神癒の力”は常に宇宙に充ち満ちているのである。
何故なら、神は、何時でも、何処にも、到る処に、常にいますからである。
それはラジオの放送が常にあるようなものである。しかし常にあるラジオ放送も、
こちらがスイッチを入れて、波長を合わすまでは、それを受信することはできないのである。
あなたが神に祈ることは、受信セットにスイッチを入れたことに当る。
しかしスイッチを入れただけで、波長を合わせねば、神癒の霊波の放送を受けとることはできない
のである。神癒の霊波を受信するためには、あなたの心の波長を調整する必要があるのである。
その調整の道が天地一切のものと和解することである。
天地一切のものに感謝することである。
誰かを恨んだり、憎んだり、不平に思ったりしていたならば、
そのことに対してお詫びの心を起して、新たにその相手の人に感謝の念を起し、
感謝の言葉を心の中で繰り返すがよい。
あなたが相手の人に感謝の念を起していることを
相手が知っておろうと、知らないでいようとそんなことはどうでもよい。
あなた自身の心の波長の問題である。
『 生長の家 』 誌 昭和四十四年十二月号
「 実相を礼拝して 生活を光明化するには 」 二十三日の法語 谷口雅春