☆ 住 吉 大 神 浄 め 給 う ☆

天皇陛下、ありがとうございます。ご先祖の皆様、お父さん、お母さん、家族の皆様、ありがとうございます。

橋をかける 

2020-05-07 12:50:12 | 天皇・国家
『 橋をかける 子供時代の読書の思い出 』 美智子著 すえもりブックス

本書は、現在の上皇后陛下が平成10年(1998年)皇后陛下の時に、国際児童図書評議会
第二十六回 世界大会(インドのニューデリーで開催)において 、ビデオテープによって
上映された皇后陛下の基調講演を収録したものである。

ビデオは、日本語版、英語版があり、国際大会では英語版が上映されました。
書籍では、本の右側からは、日本語の縦書き(注釈付き)で、左側からは英語という
構成になっている。

子供時代の読書について述べられており、
「 子供達が、自分の中に、しっかりとした根を持つために
 子供達が、喜びと想像の強い翼を持つために 」( 26頁 ) という
お言葉に、特に、感銘を受けました。



ご皇室の十六菊の御紋章について

2020-04-18 10:18:45 | 天皇・国家
『 我ら日本人として 』 の中に ご皇室の十六菊の御紋章について、
谷口雅春先生が説かれておりますので、以下に、謹写させていただきます。

谷口雅春先生
『 我ら日本人として 』
157頁 
< 日本天皇の御本質は、それが十六菊の御紋章にあらわれているのであつて
これが天皇の実相であります。天地の八方( 即ち十六方向 )に ひろがるすべての
人民のコトバをキク( 菊、聴くの象徴 )ことによって、それを知ろしめすというのが、
日本天皇の実相である。

だから、すべての人民の声を聞こしめして、人民の心にあって治(おさ)めたまうところの
最も民主的な方が日本天皇であります。

そして十六菊は同時に蓮華蔵(れんげぞう)世界なる宇宙の実相である、ということが
本当に判(わか)った時に、荒ぶる八百万(やおよろず)の神々の立ち騒ぐ世界の姿が
無くなるのであります。これが 日本の実相であります。 >

163~164頁
さて 「 形あるものは、その内部生命の顕現である 」 という 「 心の法則 」 からいいますと、
日本皇室が「 十六菊 」 の御紋章を天皇の表象として備えていられるのは重大な意義がある
ということになるのであります。

「 十六菊 」とは 蓮華の相(すがた)の日本的変形であり、蓮華蔵世界の姿を
その御紋章に持っておられるのが日本の皇室なのでありますから、日本皇室の御使命は
ここにあらわれているのであります。

十六菊の御紋章は、とりも直さず中心帰一の宇宙の実相の姿であります。
釈尊が 「 菊花(きくか) 」 を示さず 「 蓮華 (れんげ)」 をお示しになったのは
熱帯地で菊花がないため代用せられたのであります。

形あるものは心の影(かげ)であり、眼(め)に見えない内部生命の内容が
形に現われているのでありますから、天皇の、日本天皇の御使命というものは、
あの十六菊の御紋章の中に自(おのず)から現れているのであります。

日本天皇の御使命は専制君主ではなく 十六方向の民(たみ)のコトバをキクコトによって
民の心を知りたもうて治(おさ)めたまうので、天皇が国を治めたまうことを
「 知ろしめす 」 と申すのであります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

< そして十六菊は同時に蓮華蔵(れんげぞう)世界なる宇宙の実相である、ということが
本当に判(わか)った時に、荒ぶる八百万(やおよろず)の神々の立ち騒ぐ世界の姿が
無くなるのであります。これが 日本の実相であります。 >

162頁
「 唯一の中心に帰一することによって、はじめて現象界が実相の蓮華蔵世界と全く一つになり、
現象と実相とが、一つにピッタリと一致し、諸法は実相そのままということになるのです。
一つの中心に帰一する世界連邦の理念が蓮華蔵世界でります。」

163頁
< この「 中心帰一の円満調和の実相 」 は 未(いま)だ これが内にこもっているのであって、
蓮華の姿を 内に蔵しているだけであります。それは 「 未敷(みふ)の蓮華 」 ― いまだ開かれざる
蓮華であります。

これをひらかせる役目をせられるのが 「 未敷(みふ)の蓮華 」 を胸間(きょうかん)に
奉持(ほうじ)したまえる観世音菩薩であり、黙示録にあらわれたる白髪(はくはつ)の
「久遠(くおん)の基督(キリスト)」であり、生長の家の本尊とする神様であります。>




和歌で読み解く日本の歴史

2020-04-17 12:52:32 | 天皇・国家
菊花紋章は、皇室儀制令 第12条(大正15年(1926年)10月21日 皇室令 第7号
同日付「官報」に掲載)により、御皇室の紋章と定められている。http://gyouseinet.la.coocan.jp/kenpou/koushitsu/koushitsugiseirei.htm

菊の花は、本来、外来種である。
渡部昇一氏は、外来文化導入の姿勢を菊の紋章が象徴しているという。
( ※ また、‟ 菊 ” は ‟ 聴く ” の言霊でもある。 )

以下、 『 日本史 百人一首 』 渡部昇一 著 育鵬社 平成20年・2008年11月11日 初版より。

天平文化と大仏建立

< 一五
青丹(あをに)よし
奈良の都は
咲く花の
にほふがごとく
今盛りなり

小野老(おののおゆ)

歌意 = 奈良の都は 色あざやかに咲く花の匂いに包まれて、今が真っ盛りです。>

< 一六
ももしきに
うつろひわたる
菊の花
にほひぞまさる
万世(よろづよ)の秋

聖武(しょうむ)天皇

歌意 = 宮中の庭にあって色を変えてゆく菊の花よ、秋が巡ってくるたびに
ますます色あざやかに映えることだ。>

大仏建立に見る ‟ 本家越え ” の日本的発想  その天平(てんぴょう)文化の中心と
なったのが 聖武(しょうむ)天皇(在位七二四~七四九年)である。 >


< 菊の紋章が象徴する外来文化導入の姿勢

その大仏建立を進めた聖武天皇の代表的な歌が、ここにあげた「 ももしきに・・・・・」
である。実はこの歌にも、外国文化を取り入れて日本化してしまう日本人の一つの特徴が
見て取れる。

山上憶良(やまのうえのおくら)が言うように日本の歌は原則として ‟ やまとことば ” だけで
作っている。ところが、この歌には 例外がある。「 菊 」 である。

これは漢語で訓がなく、 「 きく 」 という音しかない。ところが面白いことに、この菊が
皇室の紋章のように使われるのである。土着の花なら 桜 を使うこともできたはずである。

なぜならば、神武天皇は木花咲耶姫(このはさくやひめ)と瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の
孫に当たり、「 木花 」 とは明らかに桜の花を指しているからである。

ところが、あえて桜ではなく菊の花を使ったというのは、「 日本の皇室は外来文化に門を
開きますよ 」 というメッセージになっているように思う。
加えて、菊は 木の花ではなくて
草花である。

芭蕉(ばしょう)が「 菊の香や 奈良には古き 仏たち 」 という俳句を詠んだが、
この奈良(奈良仏教)・菊・皇室というものが三位一体となって、日本という国の
一つの中に交じり合っているように思われるのである。>


本日は、渡部昇一先生の祥月命日( 4月17日 ) である。
様々な書籍、特に、日本の歴史について多くの著述を遺されました。
御講演を拝聴した頃のことを偲びつつ、心から感謝の念を捧げるものである。




ある歴史学者の 「 皇室観 」

2020-04-04 13:36:45 | 天皇・国家
< 「 日本が一(ひとつ)のものであり、実際に一(ひとつ)にまとめられなければならぬと
云ふ確信に、意識的 又(また)は 無意識的な根拠を与へたものは皇室の存在であった。

室町(むろまち)時代に入ってただでさへ 殆(ほと)んど政治の実権から離れてしまった朝廷が、
戦国の世となってから、経済的にも ますます苦しい境遇に陥(おちい)ったことは云ふまでもない。

公家(くげ)は 朝廷に仕(つか)へる身分と家柄とは 昔のままであっても、その生活を支(ささ)へる所領の大部分を失って困窮したのは勿論のこと、皇室の御料地(ごりょうち)も多く侵(おか)されて、御大葬や御即位の式の如(ごと)き大切な儀礼にも費用に苦しまれる有様(ありさま)となった。

幕府は その費用を献ずる力なく、わづかに志(こころざし)ある武士や僧侶の献金によって
辛(かろ)うじて その儀を行(おこな)はせらたことも一度や二度ではなかった。

後奈良(ごなら)天皇が 一般庶民に至るまでの願ひに応じ色紙に宸筆(しんぴつ)を染(そ)めて賜(たま)はり、その御礼として上(たてまつ)られる なにがしの金品によって御用度をまかなはれたと云ふ御はなしさへ伝はってゐる。

しかし皇室の御衰微(ごすいび)が、これによって今迄(いままで)雲の上に隔(へだ)てられて
ゐた皇室を 幕府や公家貴族のかきねを去って 直接ひろく国民と触(ふ)れ合はせる機会となった一面を伴ってゐることも重要と云はねばならぬ。

さうして天下統一を志(こころざ)す群雄は 何(いず)れも京に出て天皇を奉じ 将軍を擁(よう)して全国に号令することを夢みてゐたのである。

この夢をそのまま実現したのが織田信長(おだのぶなが)であり豊臣秀吉(とよとみひでよし)であったのであって、彼等(かれら)により国内の統一が成功したのも、全(まった)く日本の統一の中心としての天皇の存在に負(お)ふこと大であったのを忘れてはならないと思ふ。

天皇は、必ずしも政治上の実権を握って居られずとも、否(いな)むしろ政治上の実権は
他に委(ゆだ)ねられたことが多かったとしても、常に国民の統一の中心としてのはたらきを
されて来たのであり、ことにその統一の必要が痛感せられる毎(ごと)に、何時(いつ)も国民に
その確信を与へる精神上の源泉であった。

大化(たいか)の改新や明治維新に当(あた)り そのことが最もはっきりあらはれたが、
この時にもやはりそれと同様の現象が認められるのである。」>

『 新日本史 』 家永三郎著 冨山房 ( 昭和二十二年四月十日 )

<「 日本が一(ひとつ)のものであり、実際に一(ひとつ)にまとめられなければならぬと
云ふ確信に、意識的 又(また)は 無意識的な根拠を与へたものは皇室の存在であった。
・・・・・・
天皇は、必ずしも政治上の実権を握って居られずとも、否(いな)むしろ政治上の実権は
他に委(ゆだ)ねられたことが多かったとしても、常に国民の統一の中心としてのはたらきを
されて来たのであり、ことにその統一の必要が痛感せられる毎(ごと)に、何時(いつ)も
国民にその確信を与へる精神上の源泉であった。>

このような「 皇室観 」 は 渡部昇一氏(英語学者)や藤原正彦氏(数学者)の「 皇室観 」と
共通するものである。

家永三郎は 教科書訴訟でよく知られているが、その後、「 天皇制 」 排撃に転じ、
「 個人の独立、社会的平等の自覚が先進民主主義諸国に比べて弱い 」として、
わが国は「 遅れている 」 という考えに変わってゆくのである。
その背景にあったものは何か。やはり、占領政策によるものと思われる。

ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(戦争についての罪悪感を日本人の心に
植えつけるための情報宣伝計画)は、「 新聞 」「 書籍 」「 雑誌 」「 ラジオ 」「 映画 」を
通して三段階に分けて実施された。

第一段階 昭和20年10月~昭和21年6月 (東京裁判開廷以前)
第二段階 昭和21年6月~昭和23年2月(東京裁判開廷期間中)
第三段階 昭和23年3月~昭和23年11月(東京裁判判決まで)

主な内容として
・「太平洋戦争史」を連日掲載。日本軍残虐事件暴露シリーズが別仕立てで作られ掲載。
・ラジオを通して「眞相はこうだ・質問箱」「眞相箱」を41週続けて放送。
・映画「戦犯はだれだ」を上映。推定300万人の観客を動員。
・映画「民衆の敵一」 推定200万人の動員。
他10編以上の映画が、国民に贖罪意識を植え付けるために上映されている。


谷沢永一(たにざわえいいち)氏 は、次のように述べている。
< ・・・日本の歴史学者のほとんどは、・・・日本の歴史を罵(ののし)りはじめた。
過去の事実をいっせいに弾劾(だんがい)し、呪いの文句をつぎつぎと浴(あ)びせた。
日本の歴史を暗黒の一色に、塗りつぶす作業にひたすら努めた。
過去の日本人は、罪悪ばかり重ねてきたかのごとく強調された。・・・>

『 新日本史 』 家永三郎著 冨山房 は、 昭和二十二年四月十日 に発行されているが、
検閲の対象から漏れたのか、何か情報戦略があったのか、検証してみる価値はあると考える。

詳しくは、次の書籍を参考にされたい。

『 日本史から見た日本人 昭和編 』 渡部昇一著 祥伝社
『 日本人の誇り 』 藤原正彦著 文春新書
『 日本人はなぜ戦後たちまち米国への敵意を失ったか 』 西尾幹二+路(みち)の会 徳間書店



わが国の近現代史を知るために

2020-02-08 12:07:07 | 天皇・国家

『 日本人の誇り 』  藤原正彦 著   文春新書

わが国の近現代史を知るために、もし、一冊の本を勧めるとしたら、この本である。
( 2011年 ) 平成23年7月1日 第5刷発行の時点で、 発行部数は30万部を突破している。

< 近現代史観というのは、現代の政治、経済、社会など 我々の周りで起きている
ほとんどの現象を どう見るかに深く関わっている。>

天皇観、憲法観、文明観、歴史観、教育観 等について、多く共感するものがある。
まさしく、学校教育における「 歴史の副読本 」 に値するものである。

「 祖国への誇りを持って初めて、先祖の築いた偉大なる文明を承継することができ、
奥深い自信を持つことができ、堂々と生きることができるのです。 」




女系天皇は、女性天皇と民間出身の夫の間に生まれたお子さま(男女問わず)が即位する場合であり、その時点で男系の皇統は終わる

2019-11-24 20:05:05 | 天皇・国家

日時:2019年11月16日 (土) 12時03分
名前:皇統126代の継承

< 皇統についての正しい認識を持つべきだ >

皇室制度に詳しい麗澤(れいたく)大学の八木秀次(やぎ ひでつぐ)教授に聞いた。

 「万世一系とされる皇統は一貫して男系継承で、天皇の正統性の根拠といえる。
126代の天皇はこの原理を外れたことはない。
皇位継承を、感情論や女性活躍といった次元で論じてはならない」

 八木氏はこう語った。
 まず、「女性天皇」と「女系天皇」はまったく違う。
女性天皇は過去に8人10代存在したが、すべて男性の天皇や皇太子の皇女だった女性が
即位されたもので、「男系女子」の天皇である。

 一方、女系天皇は、女性天皇と民間出身の夫の間に生まれたお子さま(男女問わず)が
即位する場合であり、その時点で男系の皇統は終わる。
男系を簡単にいうと、父方だけをさかのぼれば皇室と血のつながりがあることである。

八木氏は、皇位継承の基本を次のように示す。
(1)皇統は一貫して男系継承
(2)過去の女性天皇は「男系の女子」
(3)女性天皇は、次期天皇(男系の男子)が幼少などの理由で中継ぎ役
(4)女性天皇のお子さま(女系)が天皇になったケースはない
(5)過去の皇統断絶の危機には、別の男系の血筋から天皇となっている
(6)皇位は直系継承ではなく、あくまで男系継承である。

 こうした基本を踏まえて、八木氏は総括する。
 「GHQ(連合国軍総司令部)占領下だった1947年、皇籍離脱を余儀なく
された旧11宮家の系統の男子に皇籍に戻ってもらうべきだ。
初代天皇以来の男系の血筋を引く家系だ。その男系の男子を、男性の継承者が存在せずに
廃絶する可能性がある宮家に『養子』として迎え、宮家を存続できるように皇室典範を
改正するのも一案だ。いずれにせよ、万策尽きるまで、男系継承の道を探るべきだ」

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190514/soc1905140021-n1.html


安易に皇室典範等を改正して、それに縛られるような事態は避けなければならない
日時:2019年11月24日 (日) 16時38分
名前:皇統126代の継承

< 自民党の甘利明税調会長は24日のフジテレビ番組で、安定的な皇位継承の在り方を
めぐり、男系継承が最優先とした上で「最終的選択としては女系も容認すべきだ」と語った。>

天皇が女系天皇となるには、2世代の期間が必要になる。

1、まずは、女性天皇が即位する。
2、次に、女性天皇が、民間の男性の方を御皇室に迎える。
この時点で、国民感情としては、しっくりこないのではないか。
もともと、天皇には姓がない。例えば、民間の男性の方の姓、名字が高橋様であるとすると、
次の世代で、民間で言うならば、恐れ多いことですが、天皇家が高橋家となるのである。

3、女性天皇と民間の男性の方との間に生まれたお子様(男女を問わない)が天皇に
即位される。このお子様が、男女を問わず、女系天皇となるのである。

安易に皇室典範等を改正して、それに縛られるような事態は避けなければならない。

2世代の期間の中で、男系の皇統(初代天皇につながる)を継承することは
可能である。


http://bbs5.sekkaku.net/bbs/daityouwa/&mode=res&log=9274






天皇陛下のご即位(皇統126代)を祝う一般参賀者数 14万1130人 令和元年5月4日

2019-05-05 23:21:36 | 天皇・国家

皇居の二重橋を渡るとき、後続の参賀者の多さに驚きました。
天皇陛下のご即位を祝う一般参賀者数が、計6回 合計14万1130人であったという。

歴史的な時に思いを巡らせながら、3時間待ちという行列の中で、日本人として
この世に生を受けた喜び、日本人としてのDNAを感じました。
いまでも、天皇陛下のお出ましになった光景がしっかりと目に焼き付いております。


今、『 語られなかった皇族たちの真実 ~ 若き末裔が初めて明かす
「 皇室が2000年続いた理由 」 ~ 』( 竹田恒泰 著 )を読んでおりますが、

天皇陛下の神事のことを知ると女性天皇や女系天皇、女性宮家の創設は、
皇室を危うくするものであることがはっきりとわかります。

女性には出産という大事な要素があり、神事の中で女性天皇が代行できないこともあり、
神事に滞りが生ずる懸念があります。男性と女性は役割が違う部分があることを、
古代から日本人は自覚していたように思います。



わが国 建国の原点のしるしとされた古事記は消されました

2018-10-11 13:15:24 | 天皇・国家

日本建国 の心・魂は、邇邇芸命(ににぎのみこと)が天(あま)くだられますときに
天照大神から賜(たまわ)った三種の神器(じんぎ)に こめられています。

無私なる澄みきった叡智(えいち)と
限りない恕(ゆる)しをふくんだ慈愛(じあい)と
正しい勇気で大和(だいわ)し、すべてが調和する明き清き直(なお)き まことの心
の国の建国をめざしたのです。・・・・・

この三種の神器のお心を体され、みんなが幸せに仲よく くらせる理想郷の実現を
ねがわれたのが神武天皇さまでありました。・・・・・

・・・昭和二十年、日本は戦争にやぶれました。占領政策は、日本がふたたび米国や
世界の脅威にならぬことを確実にすることでありました。

そのためには、世界にたった一つしかない三種の神器の心、大和の心で建国され
天皇さまを中心に二千六百有余年つづいている、日本民族のアイデンティティを
晦(くら)ます教育を日本人にすることでした。

そのため わが国 建国の原点のしるしとされた古事記は消されました。・・・・・

日本人みんなが、すばらしいご先祖をもったことを すなおに よろこび、
誇りに思う日が一日も早く くることを祈るばかりです。・・・・


( 註 記 ) 天の岩戸から天照様に お出まし願うときに つくられた八尺(やさか)のまが玉 と
矢咫鏡(やたのかがみ)、そして須佐之男命(すさのおのみこと)が山岐(やまた)の
大蛇(おろち)の尾から取り出し献上(けんじょう)した 草薙剣(くさなぎのつるぎ)の
三つの宝を三種の神器と申します。

八尺(やさか)のまが玉には、天照大神の私心のない限りなくまろやかな
慈愛(じあい)の魂(たましい)がやどっています。

矢咫鏡(やたのかがみ)には私心のない澄みきった天照大神の叡智(えいち)の魂が
やどっています。

草薙剣(くさなぎのつるぎ)に これまた私心のない天神(あまつかみ)のまことの勇気の魂が
やどっています。

三種の神器は、神武天皇から今上陛下(きんじょうへいか)まで百二十五代、
代々 み位(くらい)におつきになられるときに天皇様が受け継がれる宝なのです。

『 教科書が教えない神武天皇 』   出雲井 晶 著   扶桑(ふそう)社




愛する日本の子どもたちへ     出雲井 晶(いずもい あき)

2018-10-10 15:52:02 | 天皇・国家
昔むかしの大昔も、悲しいこと、つらいこと、こわいことも おきました。
そんなときも私たちの遠い遠いご先祖様である日本(にほん)の古代人(こだいじん)は、
明るく たくましく 苦しみ 悲しみをのりこえて生きてきました。

それは、いつも自分たちを生かしてくれている、目には見えないが
一番たしかにある善(よ)いことばかりの 神様の世界を視(み)ていたからです。

自分のいのちも、周(まわ)りの人も物も みんな、その善いことばかりの世界から
いただくことを知っていました。

だから、どんなときも、うれしいな、ありがとうと、よろこび 感謝して 努力しました。
すると、ほんとうに みんな、よくなっていきました。

私たちのご先祖の古代人たちは、すごく すばらしかったのです。
目に見えない、すべてが備(そな)わった みんなが、仲(なか)よく楽しく くらせる世界を
地上にも創(つく)ろうとして、建国(けんこく)して くださったのが大和(やまと)
(みんな仲よし)の国、日本の国だということを 「 日本の神話(しんわ)」 は
おしえてくれています。

皆(みな)さん一人ひとりも、みんな、すべての善いことを備えたいのちが
内にあることが、おわかりになったでしょう。だから、みんな善い子です。

そして、みんなの国 日本の国もよい国だとわかったでしょう。
うれしいなぁ、と胸をはって元気で生きていきましょうね。


小さい子は お母さんが、大きい子は ご自分で、何度も何度も読んでくださいね。
『 母と子におくる 教科書が教えない日本の神話 』 は、あなたの幸(しあわ)せに
つながっている本ですから。

出雲井 晶(いずもい あき)


「 領(うしは)く 統治 」 から 「 し(知)らす統治 」 へ

2018-10-01 16:45:20 | 天皇・国家

「 汝(な)が ‘ うしはける ’ 葦原中国(あしはらのなかつくに)は
我(あ)が御子(みこ)の‘ 知らさむ ’ 国と、言依(ことよ)さし賜えり 。」

『 古事記 』

天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、大国主命(おおくにぬしのみこと)が
「 うしはいている世界 」 ( 群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)している世界 ) を、
天照大御神の御子(みこ)が大御神の美須麻流(みすまる)の精神、大調和の、
みんな ひとつの生命だという精神で 「 しらす世界 」 にしようとしておられる
のだがどうか、という交渉だったのです。
そして大国主命が 「 分かりました 」 ということで、国譲り、国土奉還が
為(な)されたのです。

このようにして 国譲りが為されて 葦原中国(あしはらのなかつくに)が平定され、
いよいよ 天孫邇邇芸命(てんそんににぎのみこと)が降りて こられることとなったのです。

地上世界に降りてこられた邇邇芸命(ににぎのみこと)が、 「 しらす 」 という形を
地上世界で具体化され、それが今の御皇室にまで そのまま ずっと継承されているのです。

平成17年12月19日、今上(きんじょう)陛下は お誕生日の記者会見の際、
次のように仰(おっしゃ)っておられます。

「 私の皇室に対する考え方は、天皇及び皇族は、国民と苦楽を共にすることに務め、
国民の幸を願いつつ務(つと)めを果たしていくことが、皇室の在り方として望ましいと
いうことであり、この在り方が皇室の伝統ではないかと考えているということです。 」
( 宮内庁HP )


この御心(みこころ)は、歴代の御製(ぎょせい)にも色濃く表れていて、
私たちが ちょっと 努力すれば 容易に知ることが出来るものです。

ところで、 「 しらす 」 という言葉が、歴史上明確にでてきた好例として、
大日本帝国憲法(いわゆる明治憲法)の制定過程があります。

明治百年記念に明治神宮が出版した 『 大日本帝国憲法制定史 』 によりますと、
伊藤博文の下にあって 大日本帝国憲法および皇室典範などの法典編纂(へんさん)の
実務にあたった井上毅(こわし)は、 『 古事記 』 『 日本書 紀』 、祝詞(のりと)などの
国典研究を始めます。

その結果 彼は、日本の帝国憲法は、ドイツやイギリスなどの憲法の写しに非(あら)ずして
「 皇祖(こうそ)皇宗(こうそう)の不文憲法 」 の近代的発展でなくてはならぬ、
つまり 「 しらす 」 というあり方の近代的発展でなくてはならぬという強い信念をもつに至ります。

そこで 彼は 大日本帝国憲法第一条に 「 日本帝国ハ万世一系ノ天皇ノ治(しら)ス所ナリ 」
しますが、最終的には 「 大日本帝国ハ万世一系ノ天皇 之(これ)ヲ統治ス 」 となります。

しかしながら、伊藤博文は『 憲法義解 』 において、この 「 統治 」 とは
「 しらす 」の意味であると敢(あ)えて述べているのです。

『 古事記 』 の国譲りの伝承も、明治新政府が大日本帝国憲法を作成するときには
歴史的真実として非常に大きな力を持っていたのだということがよくわかります。

『 古事記神話入門 』 伊藤八郎 著  227~232頁  光明思想社
( 元宮城県教化部長 H6~H14、『 谷口雅春先生を学ぶ 』 H23年1月号 )

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『 古事記 』 における 「 しらす統治 」 が、大日本帝国憲法(明治憲法)第一条に
顕れている。


『 古事記 』 が教える日本の 「 国の原型 」

2018-09-26 19:55:33 | 天皇・国家

① 国造りの理念の中枢は 「 御中(みなか)の理念 」 である

② 国家は生命体であり、本来 神授のものである。

③ 「 御中(みなか)の理念 」 の具体化としての 万世一系の皇統(こうとう)

④ 日本国は 霊性本源(ひのもと)の国である


『 古事記神話入門 』 伊藤八郎 著  212~219頁  光明思想社




わが国の国柄は、天津日嗣(あまつひつぎ)即ち 天之御中主神の 「 中(みなか) 」 の理念が天降って、天皇を中心とする日本国の實相となって顕れている

2018-09-23 18:58:57 | 天皇・国家

ここは非常に重大な一節であります。民主主義かぶれ( 最近は 立憲主義かぶれ!? )の
している人には解するのに難しいところであります。

生長の家は 「 人類光明化運動 」 と云うから人類を愛したらいいのであって
日本の国なんか どうだっていいじゃないかと考える人があるかもしれませぬが、
決して そうじゃないのであります。

皆さんは 日本民族の一員として日本人として生れた。その事実に立脚して
生きている以上、日本民族と云うものは 如何なる自覚を持ち 如何なる使命をもって
此の地上に誕生したものであるかということほど重大な問題はないのであります。

古代の日本人は 全て何某(なにがし)の命(みこと)、何某(なにがし)日子(ひこ)、
何某日女(ひめ)というように 自分自身をも呼び、他の人をも尊重して居りました。

日子とは即ち天照大御神の御子(みこ)という意味であり、
日女とは即ち天照大御神の女(むすめ)という意味であり、
すべての人間は 命(みこと)であったのであります。

命(みこと)とは即ち 「 神の生命 」 そのもの、それが天降(あまくだ)って来たのが
人間であるという、そういう魂の自覚の伝統をもって 日本人は日本民族の歴史を
作ってきたのであります。

こういう歴史を背負ってその歴史的現実として具象化して、今 皆さんが
此処に生きているということは 誠に荘厳な事実なのであります。

『 菩薩は何を為すべきか 』 人類光明化運動指針の解義 第五条 谷口雅春 先生

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

生長の家の信徒は、天皇の実相、日本国の実相を理解するために、
第五条の谷口雅春先生のご文章は、繰り返し拝読すべきである。




4月29日(日・祝日)記念講演 『 昭和天皇の御聖徳を仰ぐ 』 江崎道朗氏

2018-04-25 19:52:47 | 天皇・国家

『 昭和の日をお祝いする集い 』において、江崎道朗氏の記念講演があります。
( 入場無料 )

次の世代に 天皇の真実を 語り継がなければなりません。

【 プログラム 】

12時30分 開 場

13時30分 奉祝式典 

国歌斉唱
宣言朗読
主催者挨拶
来賓挨拶
御製奉唱
聖寿万歳

14時15分 記念講演 江崎道朗氏( 評論家 )
演題 『 昭和天皇の御聖徳を仰ぐ 』


15時15分 記念演奏
陸上自衛隊第一音楽隊

16時15分  閉 会

会場  明治神宮会館 (明治神宮 神域)

主催者 NPO法人 昭和の日ネットワーク



日本の建国の理念

2018-02-11 21:17:26 | 天皇・国家

神武天皇、即位建都(そくいけんと)の大詔(おおみことのり)には
次の如(ごと)く 書かれているのであります。

「・・・夫(そ)れ 大人(ひじり)の 制(のり)を立つる、義(ことわり) 必ず時に随(したが)う。
苟(いやしく)も 民(たみ、おおみたから)に利(くぼさ)有(あ)らば、
何(なん)ぞ 聖(ひじり)の造(わざ)に 妨(たが)わむ。

且(また)当(まさ)に 山林(やまばやし)を披 (ひら)き払(はら)い、
宮室(おおみや)を経営(おさめつく)りて、恭(つつし)みて 宝位(たかみくら)に臨み、
以(もつ)て 元元(おおみたから)を 鎮(しず)むべし。

上(かみ)は 則(すなわ)ち 乾霊(あまつかみ)の国を授けたまいし徳(うつくしび)に答え、
下(しも)は 則ち 皇孫(すめみま)正(ただしき)を養いたまう心を弘(ひろ)めん。

然(しか)して後(のち)に 六合(くにのうち)を兼ねて 以(もっ)て 都(みやこ)を開き、
八紘(あめのした)を掩(おお)いて宇(いえ)と為(せ)むこと、亦(また)可(よ)からずや。

夫(か)の畝傍山(うねびやま)の東南(たつみのすみ)、橿原(かしはら)の 地(ところ)を
観(み)れば、蓋(けだ)し 国の墺區(もなか)か、治(みやこつく)るべし 」


これを略解(りゃくかい)して見ますと、

「 思うに 大人(ひじり)が制度を立てるにあたっては、必ずその時勢に順応(じゅんのう)した
良い制度を立てなければならぬ。

苟(いやしく)も 人民の利益になる事であったならば、たとい聖人の制定したものであっても、
その制度を変更するに何の妨(さまた)げがあろうや。 

( 註、ここに日本天皇の民主主義的性格があらわれているのであります )

朕(ちん)は、いま山林をひらき伐採(ばっさい)して 宮殿を築造経営し、
恭(うやうや)しい心持で 天皇の位に即(つ)き、人民の安寧(あんねい)と幸福とをはかるであろう。


そして上(かみ)は、神が国を授けたまう其(そ)の御神徳(ごしんとく)に答え奉(たてまつ)り、
下(しも)は皇孫(こうそん)以下が正しい心を養成するよすがとし、

そして天下を治める為の都をひらき、その徳をひろめて、世界の八方の荒れたる隅々(すみずみ)までも
一つの家庭として 人類は皆 兄弟として 互に手をつなぐべき目的を実現するために、
畝傍山(うねびやま)の東南、橿原(かしはら)の地に都をつくるであろう 」

この詔勅(しょうちょく)には 何処(どこ)にも侵略的な精神は見られないのであります。
世界を一家族として、人類を兄弟とする其(そ)の中心地として畝傍山(うねびやま)の東南の
橿原(かしはら)の地に都をつくろうと仰(おお)せられたのでありまして、

まだ此(こ)の詔(みことのり)には 「 大和国(やまとのくに) 」 と云(い)う国号は
あらわれておりませんが、此の橿原の地を中心に「大和国」と称せられることになったのでありまして、

「大和(やまと)」 の国号そのものにも 全世界の人類が一つの家族として和合すると云(い)う
建国の理想があらわれているのでありま す。

( 谷口雅春先生 昭和 30 年 『 生長の家五十年史 』 437頁 )


天照大御神の 「 天壌無窮の神勅 」

「 豊葦原(とよあしはら)の千五百秋(ちいほあき)の瑞穂(みずほ)の国は、
代々(よよ) 吾が子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり。

宜(よろ)しく いまし皇孫(すめみま)、就(ゆ)きて治(し)らせ。さきくませ。
宝祚(あまつひつぎ)の隆(さか)えまさむこと 天壌(あめつち)と窮(きわま)りなかるべし。」

『 日本書紀 』

( 要約 )「 この日本国の中心は 天照大御神の子孫たる天皇であり、
その天皇がこの国を統治すれば、天地がつづく限り、日本は永遠に栄えるであろう。」





霊性の本源

2018-01-06 18:17:52 | 天皇・国家

霊性の 「 霊 」 は 大和(やまと)言葉では 「 ひ 」 です。
だから 「 霊性の本源 」 とは 「 ひのもと 」 です。

この霊性の本源から 先(さ)き延(は)えて、日 ( 霊性 ) の御子(みこ)なる
天津(あまつ)日嗣(ひつぎ)として、霊性を受け継ぎ 護ってこられたのが
ご皇室であり、今 具体的に言えば 今上(きんじょう)陛下であらせられる。

だから 天皇は 「 ひのもと 」 を体現された御存在、すなわち 日本国の象徴であり、
日本国統合の象徴なのです。

このことをオリヴィエ・ジェルマントマ( 現代フランスの知性、パリ・ソルボンヌ大学の
美学 哲学博士 )は 「 日本一国のみが 天皇の御存在をとおして 最古の歴史を
いまなお結ばれている 」 と言っているのです。

『 古事記神話入門 - 日本人の心の底に眠る秘宝を探る - 』 21頁 伊藤八郎 光明思想社

わが国のご皇室は、「 世界最古の家柄 」 であり、歴代の天皇は、
皇祖、つまり初代天皇の血を受け継ぎ、今日に至るのである。