時間を大切にいたしまするのも、ここにこうして生かされている生命(いのち)、
それが神の生命である、ああありがたい、何かしなければならない、無駄にしてはならないというー
この何とも言えない心の奥底から出る自然の自覚で、ありがたくて自然に動かずにはおれない
働きになってこなければならないのであります。
そういう心持で時々刻々を生きてゆく事にしますと、一分一分一瞬一瞬が無限の価値を持ってきまして、
どんな時にも、どんな境遇にも、あらゆる事に対して不平もなく、みんなありがたい神様の生命に
生かさせていただく瞬間である。今、神様の生き通しの生命を生きている。
「久遠(いきとおし)の今」を生きている、神の永遠生命(ほろびないいのち)をこの瞬間に生きているという
ありがたい心持になってくるのであります。これが「生長の家」の生き方であります。
何とも言えない尊いありがたさ
この何とも言えない心の底から出るありがたさが最も尊いのであります。
この内から湧き出て来るありがたさの心で何事でもおやりになったならば、
どんな事をしても必ず巧(うま)く成功するのであります。
『 人生読本 』(P214 - P215) 谷口雅春先生 光明思想社
http://www.komyoushisousha.co.jp/pg286.html