〔番外編〕パチスロ反省記(北斗の拳&主役は銭形)


 パチンコやパチスロなど決して勝てる訳のないギャンブルを趣味とすることを内心軽蔑していたのに、この2週間嵌ってしまいました。本日はその反省記です。
 私は海外のラスベガスやテニアンでスロットマシンやテーブルゲームといったギャンブルを楽しむことはあっても国内でのパチンコ、パチスロに手を出すことはありませんでした。もともとゲームには殆ど興味がなく、手先が不器用なのにパチンコに向くとは思えなかったこと、また、パチスロでは最近ギャンブル性が高く、6万円突っ込んで10万円勝つという世界だとテレビで見ていたので、お小遣い制の自分には原資からしてどうにもならないと思っていたからです。

〔5/4(祝)〕

 ところが、5/4(祝)に自由が丘の「べこや」の近くにあるパチスロ店に暇だったのか、時間潰しだったのかふらっと入り、ルパン3世もののパチスロ「主役は銭形」という機種に2千円を入れて始めました。すると、回転するリールの上部にある映像画面で銭形警部が歩いているだけで変化のない状態が続いた後、銭形警部の動きがだんだん多くなり、あれっと思ったら、ボーナスゲームのリーチに入りました(この状態についてはテレビで芸能人のパチンコ対決ものを見たことがあったので状況は分かりました)。しかし、それは外れになり、やっぱりダメかと思っていたところ、また動きがあり、よく分かりませんでしたが、画面に「ボーナス確定」という表示が出ました。よし!と思い、続けるのですが、ボーナスゲームに入りません。おかしいなあと思っていたところ、2台隣りに座っていた方が「止めましょうか?」と言ってくれたので、お願いしたところ、赤の7を3つ並べてくれ、それでボーナスゲームが始まりました。台がピカピカと光り、ルパン3世のテーマ曲が流れて、画像でボーナスゲームのナビゲーションが始まります(周りの方の大当たり状況を見聞きしていたのでなんとなくついていけました)。不二子の声で「順押しよ」と声がかかると左から3つボタンを押し、銭形警部から「逆押しだ」と声がかかると右から3つボタンを押します。これが15ゲーム×3セットくらい続き、最終的には711枚も出ました(後で知りましたがこれが「銭形」の上限)。暫くして止めてコインを自動カウント機に入れると675枚。どきどきしながらレシートを持って、店外の交換所に行くと、これではダメだからレジで何かに変えてきてくれとのこと。レジに行くと、小さなフロッピーディスクのようなものを数枚くれて、これを持っていくと13,500円になりました。1枚20円の等価交換のようです。

〔5/5(祝)〕

 翌日、再び自由が丘に行こうと駅まで行ったのですが、面倒になって地元のパチスロ店に。初めて「北斗の拳」という機種に座ってみました。ここでも2千円を入れて始めたところ、訳がわからないうちに「バトルボーナス確定」という表示が出ました。自分では777を揃えられないので、「目押しの苦手な方はお申し出下さい」と貼り紙があったので、おそらくこの場面での事を言ってるんだろうなと店員さんを呼んで、「押してもらえますか」というと、なんなく押して777を揃えてくれてボーナスゲームが始まりました。このボーナスゲームは前半後半に分かれていて、前半で画面に出てくる悪者3人に番号が1,2,3と振ってあるのでその順番どおりにボタンを押して倒したりしていると、後半のケンシロウとラオウの対決シーンに入ります。画像のナビゲーションに従い、「右だ」と言われると右からボタンを押し、「左よ」と言われると左からボタンを押します。そのボーナスゲーム1回で120枚くらい(?)のコインが出ますが、それが3回くらい続いて終了しました。その後も1~2回ボーナスゲームに入るたびに店員さんに777を目押ししてもらい、楽しみました。長居はせずにそこそこで引き上げたところ10,500円になりました。

〔5/6(金)〕

 調子に乗って、仕事の後、地元のパチスロ店に寄って、また「北斗の拳」に座りました。暫くプレイしていると、ボーナスゲームに入ったのですが、これが延々と続きます。一体いつまで続くのかと思っていたところ、結局、10回~11回、1,350枚くらいでやっと終わりました。後で知ったのですが、この「北斗の拳」が人気なのはボーナスゲームの上限枚数が通常の機種では銭形711枚などと決まっているのに、ボーナスゲームが何回続くか分からないからだそうです。私の最高はこの日の1,350枚ですが、2,000枚を超えている台を見たこともあります。10数回以上ボーナスゲームが継続すると、テレビアニメの主題歌である「YOUはショック」という歌が流れ出すのですが、皆さん、これを夢見て回しているようです。しかし当然、その逆に大金をつぎ込んでやっとボーナスゲームに入ったのに1~2回で終了ということもあります。
 その後も何回かボーナスゲームに入り、暫くしてから終了。なんと31,500円になりました。これで3日間、約5万円のプラス。興奮するし、お小遣いは増えるし、これは楽しいぞと思ったのですが・・・。

〔5/7(土)~5/13(金)〕

 波はありましたがジリ貧傾向。今となっては詳細は覚えていませんが、トータルで5~6万円負けたのだと思います。パチスロ機器の画面で、登場人物がいろんな行動を示すのですが、それの意味を知らないうちは、2~3千円と決めた金額がなくなれば止められていたのですが、ネット上で、それぞれの動きの意味など(ボーナスゲームに入る期待度の上下)を知るようになると、なかなか止められなくなります。特にボーナスゲームに入る可能性が最大になる場面(「北斗の拳」ではラオウステージ、「主役は銭形」では銭形の自転車での追跡中など)になるともう勝ったも同然で1,000円札を追加してゲームを続けるのですが、これでボーナスゲームに入らないと本当にがっくりきます。それまでに7~8千円つぎ込んでいるともうヤケクソで1万円まで使うなんてことになってしまいます。
 ラスベガスなど外国のスロットマシンでは画像のない普通のリールが回るだけのスロットマシンがメイン(5セント台など少額機で映像付きもある)なので、ツイてないなと思えるとキッパリ止めることは可能です。しかし、この日本のストーリー性のある画像付きのスロットは当たると滅茶苦茶おもしろいですが、負ける時はズルズルと続けてしまい大きく負けることになります。

〔5/14(土)〕

 ゴルフから気分よく戻った時点で財布の中には27,000円。負けがこんでいますが自然と足がホールに向かいます。もうこの時点でこの週末でお金がなくなることはもう分かっていますがもう惰性です。「北斗の拳」と「主役は銭形」に17,000円投入して終了。

〔5/15(日)〕

 もう最後、これでお終いにしようと思いつつホールに向かいました。北斗で5千円、銭形で2千円負けて、最後の3千円は北斗です。1,500円程度消化したところで、レイが登場しました(期待度かなり上昇)。あれと思っていたところ、残り1,000円で最も期待度の高いラオウステージに入りました。これはまいったなあ。小当たりで繋いだのですが、結局、玉切れ。お金とコインがなくなりました。どうしようか、台をキープしてもらってお金をおろしに行こうか迷いましたが、ここ2回連続でラオウステージでの不発が続いていたし、もうこれまでと決めて今日は始めたんだからと、泣く泣く席を立ちました。隣りの席の人はえ?止めちゃうのというリアクション。そこに店に入ったばかりの女性が座って始めました。いきなりラオウステージだったので驚いたと思います。頼む、外れろと・・・4~5回回したところで黒馬が現れ、その上にはラオウが乗っていました・・・「バトルボーナス確定」。呆然と後方から眺めていました。そしてボーナスゲーム2回で終了。このまま終われ、と・・・リンの「ケーン、助けてー」というリスタートの声。その後も続き、ボーナスゲームの5回目が始まったところでホールを後にしました・・・。
 なんとツキがないというかマヌケというか・・・悲しい、泣きたい。神様がもう止めておけと言ってるのだろうか。

 帰宅して、妻にこれまでの顛末を白状しました。案の定、「ばかじゃないの、勝てるわけないじゃない、もう止めてよ。ブログに反省文書いたら。」というわけで、本日は久しぶりにホールに寄ることなく帰宅し、反省文をしたためております。


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