「ドラゴン・タトゥーの女」(ワーナーマイカルシネマズ港北NT)

             

 「ドラゴン・タトゥーの女」を観てきました。いやぁ最高、痺れました。何もなければ「ものすごくうるさくて、ありえないくらい近い」を選んだと思うのですが、家族の都合で10時50分開始のこの映画でないと時間が合いませんでした。観ておいてよかったです。

 暫くはストーリーがよく分からなくて、ちょっとウトウトした時に肝心なシーンを見落としたのかと思っていたのですが、そうではなくて途中で二人の物語が重なります。そこからは一気です。主人公と一緒になり、身を乗り出して何十年も前の不可解な未解決事件の謎を追っていきます。つんのめるようにシーンが展開して核心に迫っていきます。ある意味、オーソドックスな謎解きではあるのですが、パソコンを活用したハッキングやデータ処理など最近の技術も駆使されて新しさを感じます。

 なんといってもドラゴン・タトゥーの女を演じたルーニー・マーラです。アカデミー賞ノミネートも納得の迫真の演技です。帰宅後、どんな人なのか検索したところ、実物は大金持ちのお嬢様のようです。弱さと強さを併せ持つ複雑で気味の悪い哀しい女を熱演しています。この演技は凄いです。

 映画を観ていてビシビシ感じたのは原作の良さです。全然知らなかったのですが、やはり世界的なベストセラー小説のようです。早速、原作の「ミレニアム1」を購入してしまいました。

 原作同様に3部作がこれから順次、製作されるようです。興行成績がよく分かりませんが、是非、大ヒットして2作目、3作目も潤沢な資金で作られることを期待したいです。


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