「鳥藤」(築地場外)

          

 日曜日ですが年末なので築地の開場日です。今年最後の買い出しです。

 いくつか目当てがありましたが、メインは鳥肉を売っている鳥藤の本店です。最近、弁当つながりで料理をするようになり、久しぶりに「イシバシ・レシピ」を観たところ、新橋「つる寿」の大将による鳥の唐揚げに魅了されました。大好きだった「つる寿」(残念ながら大将の体調の関係で何年か前に閉店)の唐揚げです。市販の鶏肉でやってみて満足していたのですが、鳥藤に地鶏があったのを思い出しました。

 店の奥に進んで見てみると、一番高いのが比内地鶏と東京軍鶏でどちらも100g420円でした。一枚いくらか訊ねるとセット売りのようです。よく分からなかったのでよくよく聞いてみると、皆さんモモばかりを欲しがりムネが余るので、地鶏はモモ・ムネ2枚セットでの販売とのことです。
 2枚で500g程度、2000円とちょっと高めですが、ここが他店に比べてリーズナブルなのは明らかです。

 その他買い物は、新海商事の奥久慈卵、寿屋商店で焼あごとごろいか、中川屋で漬物(白菜、茄子)、都水産でノドグロの干物、それに大野屋商店で親子丼鍋です。

 朝食はそれ程食べたい店もなくなってきたので、最近は「築地丸豊」のおにぎりです。何十種類とあるおにぎりをおばちゃん達が握っていて実に美味しそうで、実際美味しいです。180円~210円程度と少し高めですが、質が違うのと好みのド真ん中を食べられるのがいいです。

          

 おにぎりを食べながら帰ろうとしたところ、普段より行動が遅めだったので朝の7時30分すぎ、鳥藤の築地場外店が開店していました。店頭の看板にいつもいく場内店にはない「東京しゃも親子丼」というのがあり興味をそそられました。
 先程、東京しゃもを買ったのは、これを使って親子丼を作る「玉ひで」の料理が「イシバシ・レシピ」で紹介されていたからなのです。プロの味を確かめておきたい。目の前で調理の様子を見学できてラッキーでした。なるほど。

 美味しいです。親子丼の割り下やスープが絶品なのはいつもどおりですが、鳥肉の旨みがぎゅっと締まっていて最高です。1350円と高めですが満足の一杯でした。


 帰宅して、比内地鶏と東京軍鶏で、まず唐揚げ(つる寿風の竜田揚げ)を作ってみたのですが、いやー美味いです。歯ごたえがあってジューシー。これは堪りません。いつもの唐揚げとはちょっと違う。娘もこれおいしいねとニッコリです。どちらも美味しいですが、強いて挙げると比内地鶏の方が旨みが凝縮していたようです。

 腕はイマイチですが、食材だけは一級品を揃えているので、親子丼もそこそこのものが出来上がるのではないでしょうか。


          

 溶き卵の第一段を流し入れたところ、ふわっと膨らんできてイメージとは少し違いましたが、旨み十分の親子丼が仕上がりました。自画自賛ですが滅茶苦茶に美味かったです。


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