「AC/DCブラック・アイス・ツアー」(3/16京セラドーム大阪)


 行ってきました。AC/DCライブ。いやぁ痺れました。AC/DC最高。

 ほぼ予定どおりに大阪入り、地下鉄のドーム前千代崎駅には18:20すぎに到着です。地上に出ると京セラドームが聳えます。
 光る赤いツノを被っているファンが沢山です。20~30代の若人が多いでしょうか。我々のようなおじさん、おばさんも結構います。親子連れもチラホラ。そして外国人が多いです。世界最強のロックバンドですから当然です。AC/DCグッズで身を覆ったマサ斉藤のような気合の入った50代の不良先輩もいました。雄叫びを上げている集団もいます。私も叫びたい気分です。
 グッズの販売所は長蛇の列だったので記念に何か欲しかったのですがパスしました。

 そしてドーム内に入場です。3塁側席の入口から中を覗くと・・・なんだこのステージの近さは!ドームの中央頂上部からライトや多くの器具が吊るされています。つまりステージはドームの中央です。3累側の前から8列目くらいだったのですが、すごく近く感じます。以前の東京ドームのイーグルス公演ではセンター後ろにステージがあったので遠ーーーかったのですが、あの時とは全く違います。肉眼でも確認できる距離です。やった。
 客席はてっきりドーム全体を使うのかと思っていたら、2~4階席は使用していないので結構小範囲です。9年ぶり大阪では1回限りなのでAC/DCにはもったいないですが、観客には距離至近、こじんまりとしていて最高です。

 19時を過ぎて、ドーム内でアンガスの連呼が大きくなっていき、そして19:10に会場が暗くなりました。うぉーーー。

 ステージ後ろに巨大なスクリーンがあり、そこに暴走列車が登場する映像が流れます。パォーン、パォーン・・・そして、スクリーンが開いて、巨大な列車オブジェとメンバーが登場です。おーーーー。

 予定どおり「ロックンロール・トレイン」からスタートです。アンガスのギターがガンガンのリズムをガンガンのロックを刻みます。そしてブライアンの渋い高音が炸裂・・・・。

 いやぁ、その後は一気、興奮、陶酔です。ノリノリのロック、名曲の連発に爆発、ドカーン。ボーン、ガガガガ。待ちに待ったアンガスのギター、そしてAC/DCの鉄壁のアンサンブルです。上手いのは分かっていましたが想像以上の激しいリズム、ロックです。
 これは一気だぞと思っていたら本当に一気。こんなに早い2時間は最近なかったです。夢か現実か分からない、いつまでも続いてくれと思えた時間。すごかった。

 19曲どれも最高でしたが、特によかった曲を上げるとすれば、やっぱりギター音を始めて聴けた1曲目「ロックンロール・トレイン」、そして3曲目の「バック・イン・ブラック」のギターリフが鳴り響いた時のドーム内の興奮!待ってました。このサウンドをずっと待ってました!
 5曲目の「ダーティ・ディーズ・ダン・ダート・チープ」。CDよりもかなり高速、弾むようなリズム。ダン、ダーチープ。7曲目の「サンダー・ストラック」。冒頭のギター、うほほほほ。
 そして、そして、後半は全てです。圧倒的なサウンドの爆発。うぉぉぉぉぉぉぉ。16曲目の「ホール・ロッタ・ロージー」は、お約束のデレレレーレレ(アンガス!)デレレレーレレ(アンガス!)で始まり、興奮した外国人の集団は通路を走り出しました。
 アンコール前の「レット・ゼア・ビー・ロック」もCDよりかなり高速ギターでいやが上にも盛り上がります。興奮、陶酔。最後はアンガスの独壇場で20分近いショーです。
 ラスト19曲目の「フォー・ゾーズ・アバウト・トゥ・ロック」のさざ波のようなギターの刻みが始まるとああ、これを聴きたかったけど、これで終わりかあと寂しい思いが込み上げてきます。最後は大砲がドンドン鳴り響く中、大団円です。

 視覚的には大型ビジョンが演奏者のアップだけでなくライブ用の特別映像も途中途中で流してとても良かったです。近いので肉眼でも確認できるのですがやはりアップの映像を見てしまいます。そして、ステージには暴走機関車、鐘、巨大ロージー、最後は大砲6砲です。サウンドも最高ですが視覚面でも大満足できました。

 「フォー・ゾーズ・アバウト・トゥ・ロック」が終わり、ブライアンが「ウィー・ソルート・ジャパン、バイバイ」と言って消えた後、暫く照明が暗いままだったので、もしかしてまだあるのでは!?と思わせましたが・・・照明が灯って、やはり終わり。ふぅ。21:05でした。

 あぁ、よかった。幸せです。本当に幸せ。ただ、実物を経験したのでもうCDやDVDでは満足できない体になってしまったかもしれません。でも観れてよかった。AC/DC最高です。

 帰りの地下鉄は繋がりがよく21:45の新幹線に飛び乗れました。たった4時間の大阪でしたが濃厚な時間を過ごせました。そしてビールを開けて祝杯を上げました。音楽でこんな幸せな時間を持てるのはまたあるだろうか・・・そんなことを考えながら、沸騰した頭を冷やすにはビール2本が必要でした。


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