都内に通勤するようになって、毎日電車の中で読書をしています。
最近読んだ本はこちら。
幻冬舎文庫 篠原淳美 僕たちを愛して下さい
こころを救う犬たち
篠原さんは、動物愛護団体の代表として、
捨て犬や虐待された犬の保護活動をされてて、
ドッグスクールも設立しています。
読みながら、虐待されているペットの現状や、
気まぐれに飼われ身勝手に捨てられた犬たち・・・それを一生懸命保護しようと
活動している篠原さん達。
読んでいて何度も涙がこぼれそうになりました。
こうゆう活動を一生懸命している方がいる事、本当に嬉しく思います。
そして、今日読み終えた本はこちら
文春文庫 山崎章郎 僕のホスピス1200日
3人に1人はガンになっている昨今、いつ己にふりかかるかもしれない。
ホスピスがあるのは知っているけれど、実際にはどうゆう所か分からず
読んでみました。
ホスピス病棟の医師になった山崎先生が考えるホスピスとは・・・
プライバシーの守られる空間の中で、患者さんの肉体的苦痛を可能な限り軽減し、患者さんの求めに応じて真実の情報を伝え、その情報に基づいて患者さんが選んだ事を実現する為に、患者さんが必要とする時に専門のスタッフがお手伝いし、一人一人の患者さんにその人固有の物語を納得して生きて頂きたいということ。
患者さんと先生の色々なやり取りが細かく書かれていて、
ガンについても、ホスピスについてもよく分かりとても勉強になりました。
私も、もしも・・・の時は、病院のベットではなく、
ホスピスのお世話になり、自分の人生を受け止め最後まで自分らしく過ごしたいなと思いました。
家族を亡くす悲しみはどれだけ深いか・・・私はまだ経験がありません。
でも、この本に書かれている患者さんと家族は、病状を納得した上で残された日々を、大切に後悔ないように過ごされたように思います。
泣けてきてしまうけれど、3冊とも読んでよかったと思える素敵な本でした。