先ほどイタリア語の接続法をアップしました。
比較してみて下さい。
面白いですね。
接続法 Mode subjonctif
直接法が事実を事実として提示し、また「法」としての条件法が非現実ないし仮定的・可能的な事実を表現するのに対して、接続法は命題の現実・非現実を問題にせず、それを単に頭の中で考えられた内容として、すなわちひとつの純粋な観念として、また観念としてのみ提出する法であるとみなされる。従って、直接法・接続法の対立は、事実・観念の対立に平行するということになろう。例えば、il ne croit pas que je sois malade.は、「彼は私が病気であるとは思っていない」の意で、「私は病気である」という命題はあくまで一個の観念に留まり、その真偽、あるいは、現実・非現実は問題にされない。これにたいし、Il ne croit pas que je suis malade.可能であり、これは、「彼はそう思っていないけれども実は私は病気なのだ」との意味である。この場合は、「私が病気である」ことが事実として伝えられているのである。
もっとも、接続法の叙法的価値は常にはっきり意識されるとは言い難い。つまり定型化した感のあるil faut que + subj 等の場合、接続法の適用はなかば機械的に行われるわけであり、多くのフランス人は叙法的価値をはっきりと意識していないはずである。
A. 従属節中の接続法
接続法の時制価値は比較的稀薄で、完了・不完了の別を表すだけだが、この区別は解釈上きわめて重要である。
従属節 主節と同時 主節に対して過去
主節 または未来の事象 または未来における完了
直接法現在・未来形(A) 接続法現在形(a) 接続法過去形(a’)
直接法過去・条件法(B) 接続法半過去形(b) 接続法大過去形(b’)
(A)-(a)
直接法現在形 + 接続法現在形
Je ne crois pas qu’il vienne. 彼が来るとは思わない。
直接法現在形 + 接続法過去形
Je ne crois pas qu’il soit venu. かれが来ているとは思わない。
直接法半過去形 + 接続法半過去形
Je ne croyais pas qu’il vint. 彼が来ているとは思っていなかった。
直接法半過去 + 接続法大過去形
Je ne croyais pas qu’il fut venu. 彼がきているとは思わなかった。
◆ 名詞節中の接続法
1】 主節が意志・願望・命令・禁止等を表す場合
主節の動詞
Vouloir, desirer, souhaiter, demander, exiger, prier, pretendre, ordonner, permettre, defendre, eviter, empecher, prendre garde,
あるいは
Il faut, il est necesssaire, il importe
- Son malheure voulut qu’il commencat par gagner
- Le malheure a voulu qu’on ait a rouvrir la caisse
- Le malheure veut que je vois touts les jours
― 彼にとって不幸な事は、彼は最初の掛けで勝ってしまったのだ。
― 運の悪いときは仕方ないもので、その箱をもう一度開けなきぇりゃならなくなったんだよ
― 情けないことに、現に毎日彼と顔を合わせているのです
Tome se mit a parler, d’une voix basse. Il fallait toujours qu’il parlat, sans ca il ne se reconncaissait pas bien dans ses pensees.- ca n’est pas claire, dit-il d’un air ostine. Je veux bien avoir du courage, mais il faudrait au moins que je sache.
トムがしゃべりだした。低い声である。いつだって、彼はしゃべらずにはいられなかったのだ。さもないと、自分の考えていることがよくわからなくなってしまうのだ。「どうもはっきりわからないんだ」彼は執拗な態度で言いつのった。「そりゃもちろん毅然としていたいと思うよ。だが、せめて少しは様子がわからないとな・・・」
Il faut que d’ici deux heures une decision ait ete prise. – Oui, il le faut. – Il faut que d’ici deux heures, nous ayons trouve le moyen de tenir encore trois mois.
今から2時間以後には決定が下されていなければなりません。 そう、その通り。今から2時間後には、あと3カ月持ちこたえられるための手立てを見つけていなければならないのです。
虚辞のneについて
Empecher, eviter, prendre gardeなどのように否定的意志(禁止・妨害・要人等)を表す動詞が主節にあるとき、補足節で虚辞NEが現れることが多い。虚辞のneは否定の意にならないよう訳すのが原則だが、それだけでは処理しきれない場合もある。
J’ai essaye d’empecher que la nouvelle ne se repande.
私はそのニュースが広がるのを防ぐよう努めた。
= 私はそのニュースが広がらないようにすべく努めた。
この知らせが広まるのを防ごうとした
Je n’empeche pas qu’il (ne) fasse ce qu’il voudra.
彼がしたいことをするのを妨げはしない。
Prenez garde qu’on ne vous voie.
人にみられることに気をつけなさい(無理な訳 X)
人に見られないように気をつけなさい。
Empecher について
N’empecher que, il n’empeche que, cela n’empeche pas que等のあとは、直接法が用いられる。
Ca n’empeche pas qu’elle soit desesperee.
それでも絶望せずにはいられなかった。
Ca n’empeche pas qu’en general il n’ait un vrai souci des autres.
それでも大体において彼は、他人のことを本気で心配せずにはいられない。
Cela n’empeche pas qu’il y est alle.
それでも彼はそこに行った。
N’empeche qu’il fait rudement froid.
それにしてもえらく寒いな。
Tu ne le connais pas ! Il n’empeche que je pense a lui.
彼を知らないくせに! それでも彼の事が気になる。
Une fois mort, mon opinion aura peu d’importance. Il n’empeche !
僕が死んでしまえば、僕の意見などかまわんでしょう。そうはいきません。
Ca n’empeche pas qu’il y va. それでも彼はそこに行くさ。
Qu’est-ce qui empeche qu’il (ne) vienne ?
彼が来るのを妨げているのは何ですか?
Elle est tres belle, mais il n’empecche que je ne l’aime pas.
彼女はとても美しいが、それでもやはり私は彼女が好きではない。
Il est tres occupe, mais n’empeche, il doit venir a l’heure.
かれは多忙だが、それでも時間どおりに来るべきだ。
Rien ne m’empeche de faire que j’ai decide.
こうと決めたら私は絶対にやるのだ。
Ses protestations n’ont pas empeche qu’on execute ce projet.
彼の講義はこの計画の遂行を妨げるものではなかった。
2】 主節が疑念・不確実・否定・可能等を表す場合
主節が douter, nier, dementir, contester, il est douteux ( contestable, faux rare), il semble, il est possible (impossible), il se peutの場合
Je ne doute pas qu’il vienne.
私は彼が来ることを疑わない。
Je ne nie pas que le probleme ne soit difficile.
私はその問題が解決困難であることを否定しない。
Je doute qu’il n’ait pas fait son possible.
彼ができる限りのことをしなかったとは信じられない。
Je ne doute pas qu’il n’ait fait son possible.
彼ができる限りの事をしてくれた事を疑わない
➣ 直接法半過去・大過去 接続法大過去の意味について
Le mari me cherchait pour me faire mourire. Il m’avait vu, et il etait impossible que je me fusse enfui. (Apollinaire)
女の亭主は僕を殺そうとして探し回っていました。かれは先ほど僕の姿を見たわけですし、しかも、僕が逃げてしまったなどということはあり得ない事態だったからです。
3】 主語が感情ないし主観的判断を表す場合
主節が次の動詞の場合。
Aimer, craindre, s’etonner, se facher, rdouter, regretter, etre content,(heureux, honteux,etc), avoir peur (honte etc), il est etrange(etonnat, regrettable, etc), il vaut mieux, c’est dommage..
Je crains qu’il ne vienne. 彼が来るのを恐れている、と訳すよりも「彼が来るのではないかと心配だ」と訳す方がベター。
4】 主節が否定・疑問であるとき接続法が要求される場合
ここで問題になるのは、主節が意見・認知を表す動詞、croire, penser, dire, comprendre, consentir, entendre, espere, imaginer, savoir,等、あるいは確実性・外観を表す非人称動詞、il est certain, (sur.,vrai),il me semble, il paraitの場合である。これが肯定形の場合、補足説が原則として直接法になるが、否定形または疑問形の場合はしばしば接続法が採用され、さまざまなニュアンスを与える。
Je dis qu’il vinet. (事実断言) 彼が来ると言っているのです。
Je lui dis qu’il vienne.(命令)彼に来いと言っているのだ。
Combien de fois, durant cette semaine, avait-elle ete tentee de lui crier qu’une telle situation l’humiliait trop ; qu’il choisit de vivre pour sa femme ou pour son ancienne maitresse ; qu’elle voulait partir, rentrer a Paris, aupres des siens !
「この一週間を通じ彼女は何度夫に向ってこう叫びたい衝動に駆られたことか。こんな状態は自分にとってあまりにも屈辱的だ、妻の為に生きるか昔の情婦の為に生きるか選んでくれ、ここを飛び出してパリへ、家族のもとへ帰りたい、と」
Nou ne savions pas que la ville etait si distante.
我々は街がそんなに遠いところにあることを知らなかった。
(我々は知らなかったのだが、実は街はそんなにも遠いところにあったのだ)
Je me persuade difficilement qu’il y ait repos a ne rien faire.
何もしないことが休息になろうなどとは、とても納得しにくい。
Je me sacrifierais avec joi si je savais que ce sacrifice vous soit utile !
もしこの犠牲がお役に立つと分かっているなら、喜んで犠牲になるのですが(si je savais~役に立つとは思っていない)
Je veux croire que + ind
Pensez-vous que + sub
Crois-tu que je n’ai pas souffert, moi aussi ?
僕が苦しまなかったと思う会? と訳すよりも
僕だって苦しんだとは思わないかい?のほうが原文に近い!
Crois-tu que je n’aie pas soufert ?
僕が苦しまなかったとでも思うかい?
接続法を用いた場合は、「自分が苦しんだことを相手が疑っている」というニュアンスが強くなる。
5】 ある種の同格節において
Je n’avais pas pense, dit Rossi soudain joyeux ; c’est vrai, cela peut rendre service a mes parents que je sois ici !
考えてもみなかったな! ロッシは急に嬉しそうになって言った。ほんとだ、これは両親にとって(おとうさんやおかあさんにとって)役に立つかもしれないぞ! 僕がここにいるってことは!
6】 文頭に遊離された名詞節において
Que le bombardement eut cesse avait fait naitre de l’espoir.
砲撃がやんでしまったことが、希望を生じさせた
Mais qu’ils aient pris, tous les trois, un grand amour de la musique, voila ce dont je suis sur...
しかし、彼らが3人とも深く音楽を愛するようになったこと、これは私の確信するところである。。。。
◆ 形容詞節中の接続法
1】 目的・希望を表す形容詞節で
Je cherche une secretaire qui sache taper.
タイプの打てる秘書を探している。
J'ai une secretaire qui sait taper.
タイプの打てる秘書を使っている。
Je cherche quelqu’un qui le fasse.
それをやってくれるような人を探しています。
Je cherceh quelqu’un qui le ferait.
Je cherche quelqu’un qui de fera.
Il le mit en sa poche, et s’en alla vers son ministere en suivant les boulevards, cherchant une boutique de bijoutier qui lui inspirat confiance.
彼はそれをポケットに入れ、大通りに沿って役所の方へと歩きながら、信用のおけそうな宝石商の店を探した。
Et, saperletto, il s’agira binetot de le marier, hein ! la mere, et de trouver une jolie fille, bien eduquee comme lui, qui le rende heureux et qui nous fasse bonneur.
さて、そこでだ、いずれはあれに嫁をとらせるってことになるぞ、なあ母さんや。で、のこと同じくらい教養のある可愛い娘っ子をみつけりゃなるまい、あのこを仕合せにしてくれそうな、おれたちも花が高いような娘をな。
Ce monde, tel qu’il est fait, n’est pas supportable. J’ai donc besoin de la lune, ou du bonheur, ou de l’immortalite, de quelque chose qui soit dement peut-etre, mais qui ne soit pas de ce monde.
この世界は、現にかくある姿に置いて我慢のならぬものだ。だから俺は月が欲しいのだ、あるいは幸福か、それとも不死か、とにかく、おそらく何かキチガイじみたものだろうが、この世のものでないような何か、それが欲しいのだ。
2】 否定・疑問・条件を表す構文中の語を限定する形容詞節で
Y a-t-il quelqu’un qui veuille me faire ce plaisir ?
私にこんなことをして下さるような方はありますか?
Je connais quelqu’un qui voudra bien me faire ce plaisir.
喜んで私にこんなことをしてくれる人なら知っています。
Il y a peu d’hommes qui soient contents de leur sort.
自分の運命に満足しているような人間はめったに居ない。
Il y a peu d’hommes qui sont contents de leur sort.
めったにいないが自分の運命に満足している人間もいる。
Si c’est un homme a qui on puisse se fier, laissez-lui les clefs.
もし信用できるような人なら、鍵をお預けなさい。
Si c’est l’homme dont je vous ai parle, laissez-lui les clefs.
もしお話しておいた男なら、鍵を預けて下さい。
注:接続法を用いた文では、主節の否定・疑問・条件の表現によって、形容詞節で限定される「そのような人間」が実在するかどうか疑われており、そのような人間は観念としてのみあるのに対して、直接法を用いた文では、そのような人間は実在しているのである。
3】 最上級またはそれに準ずる表現のあとで
形容詞節の先行詞に、最上級の形容詞・副詞、またはこれに準ずるle premier, le dernier, le seul, l’unique, le supreme等の語句が用いられている場合、形容詞節の動詞は接続法になるのが普通である。
C’est le livre le plus interessant que j’aie lu.
これまで読んだ限りの最も面白い本です。
C’est le seul dictionnaire que je puisse vous reccomander.
これがお勧めできる唯一の辞書です。
◆ 副詞節中の接続法
1】 状況節
Avant que, jusqu’a ce que, en attendant que
J’irai le voir avant qu’il (ne) parte. 彼が出発する前に会いに行こう。
Accepteriez-voous que je travaille avec vous jusqu’a ce que j’aie trouve le moyen de qutter la ville ?
街を出る手立てが見つかるまで、ご一緒に仕事をさせて下さいますか?
Ne partez pas kusqu’a ce qu’il soit revenu.
彼が帰ってくるまで出掛けないでください。
Je resterai jusqu’a ce qu’il vienne.
彼が来るまでここにいます。
Restez la, en attendant que je revienne.
私が戻ってくるまでここにいて下さい。
2】 理由節
Non (pas) que, ce n’est pas que
3】 目的節
Pour que, afin que, de peur (crainte) que
4】 譲歩節(体立節も含む)
Quoique, bein que, encore que, loin que, tout..que, quel...que, quelque..que, qui que, ou que, si..que, pour..que, soit que..
5】 条件節
A moins que, pourvu que, pour peu que, a (la) condition que, au cas que
6】 比較節
稀にautant que + sub 普通は直接法
7】 結果節
De facon qe, de maniere que, de sorte que, en sorte que,
直接法がくるか、接続法がくるかで意味がことなる。
Il agit de (telle) maniere que chacun est content.
かれはそういうやり方をしているので、皆が満足している。
Agisse de (tell) maniere que chacun soit content.
皆が満足するようにおやりなさい。
Je l’ai installe dans la chambre a cote de la mienne, de sorte que je puisse recevoir des visites sans le derranger.
あの子は僕の隣の部屋に移したよ。青のこの安静を妨げずにお客様を迎えられるようにね。(目的)
Si...que, tellement ...que, tel..que, tant..que, au point que, a ce point que, a tel point que, etc
主節が肯定形ならば、queいかで直接法。 主節が否定形・疑問形の時、あるいはque以下の内容が単なる観念に留まるときは、接続法となる。
Il n’est pas si entete qu’on ne puisse le convaincre.
彼は説得できないほど頑固なわけではない。
B. 独立節中の接続法
Que personne ne sorte! だれも外へでるな!
Qu’il entre ! お通ししろ
Qu(ils se taisent ! 奴らめ、黙るがいい
Ah ! qu’elle ne fut jamais nee !
ああ、この子は生まれなかった方がよかったのに!
Moi, que je vous haisse !
私があなたを憎んでいるなんて!(ことがあるものか?)
Qu’il se soit oubie a ce point !
そこまで我を忘れてしまったとはえん!
比較してみて下さい。
面白いですね。
接続法 Mode subjonctif
直接法が事実を事実として提示し、また「法」としての条件法が非現実ないし仮定的・可能的な事実を表現するのに対して、接続法は命題の現実・非現実を問題にせず、それを単に頭の中で考えられた内容として、すなわちひとつの純粋な観念として、また観念としてのみ提出する法であるとみなされる。従って、直接法・接続法の対立は、事実・観念の対立に平行するということになろう。例えば、il ne croit pas que je sois malade.は、「彼は私が病気であるとは思っていない」の意で、「私は病気である」という命題はあくまで一個の観念に留まり、その真偽、あるいは、現実・非現実は問題にされない。これにたいし、Il ne croit pas que je suis malade.可能であり、これは、「彼はそう思っていないけれども実は私は病気なのだ」との意味である。この場合は、「私が病気である」ことが事実として伝えられているのである。
もっとも、接続法の叙法的価値は常にはっきり意識されるとは言い難い。つまり定型化した感のあるil faut que + subj 等の場合、接続法の適用はなかば機械的に行われるわけであり、多くのフランス人は叙法的価値をはっきりと意識していないはずである。
A. 従属節中の接続法
接続法の時制価値は比較的稀薄で、完了・不完了の別を表すだけだが、この区別は解釈上きわめて重要である。
従属節 主節と同時 主節に対して過去
主節 または未来の事象 または未来における完了
直接法現在・未来形(A) 接続法現在形(a) 接続法過去形(a’)
直接法過去・条件法(B) 接続法半過去形(b) 接続法大過去形(b’)
(A)-(a)
直接法現在形 + 接続法現在形
Je ne crois pas qu’il vienne. 彼が来るとは思わない。
直接法現在形 + 接続法過去形
Je ne crois pas qu’il soit venu. かれが来ているとは思わない。
直接法半過去形 + 接続法半過去形
Je ne croyais pas qu’il vint. 彼が来ているとは思っていなかった。
直接法半過去 + 接続法大過去形
Je ne croyais pas qu’il fut venu. 彼がきているとは思わなかった。
◆ 名詞節中の接続法
1】 主節が意志・願望・命令・禁止等を表す場合
主節の動詞
Vouloir, desirer, souhaiter, demander, exiger, prier, pretendre, ordonner, permettre, defendre, eviter, empecher, prendre garde,
あるいは
Il faut, il est necesssaire, il importe
- Son malheure voulut qu’il commencat par gagner
- Le malheure a voulu qu’on ait a rouvrir la caisse
- Le malheure veut que je vois touts les jours
― 彼にとって不幸な事は、彼は最初の掛けで勝ってしまったのだ。
― 運の悪いときは仕方ないもので、その箱をもう一度開けなきぇりゃならなくなったんだよ
― 情けないことに、現に毎日彼と顔を合わせているのです
Tome se mit a parler, d’une voix basse. Il fallait toujours qu’il parlat, sans ca il ne se reconncaissait pas bien dans ses pensees.- ca n’est pas claire, dit-il d’un air ostine. Je veux bien avoir du courage, mais il faudrait au moins que je sache.
トムがしゃべりだした。低い声である。いつだって、彼はしゃべらずにはいられなかったのだ。さもないと、自分の考えていることがよくわからなくなってしまうのだ。「どうもはっきりわからないんだ」彼は執拗な態度で言いつのった。「そりゃもちろん毅然としていたいと思うよ。だが、せめて少しは様子がわからないとな・・・」
Il faut que d’ici deux heures une decision ait ete prise. – Oui, il le faut. – Il faut que d’ici deux heures, nous ayons trouve le moyen de tenir encore trois mois.
今から2時間以後には決定が下されていなければなりません。 そう、その通り。今から2時間後には、あと3カ月持ちこたえられるための手立てを見つけていなければならないのです。
虚辞のneについて
Empecher, eviter, prendre gardeなどのように否定的意志(禁止・妨害・要人等)を表す動詞が主節にあるとき、補足節で虚辞NEが現れることが多い。虚辞のneは否定の意にならないよう訳すのが原則だが、それだけでは処理しきれない場合もある。
J’ai essaye d’empecher que la nouvelle ne se repande.
私はそのニュースが広がるのを防ぐよう努めた。
= 私はそのニュースが広がらないようにすべく努めた。
この知らせが広まるのを防ごうとした
Je n’empeche pas qu’il (ne) fasse ce qu’il voudra.
彼がしたいことをするのを妨げはしない。
Prenez garde qu’on ne vous voie.
人にみられることに気をつけなさい(無理な訳 X)
人に見られないように気をつけなさい。
Empecher について
N’empecher que, il n’empeche que, cela n’empeche pas que等のあとは、直接法が用いられる。
Ca n’empeche pas qu’elle soit desesperee.
それでも絶望せずにはいられなかった。
Ca n’empeche pas qu’en general il n’ait un vrai souci des autres.
それでも大体において彼は、他人のことを本気で心配せずにはいられない。
Cela n’empeche pas qu’il y est alle.
それでも彼はそこに行った。
N’empeche qu’il fait rudement froid.
それにしてもえらく寒いな。
Tu ne le connais pas ! Il n’empeche que je pense a lui.
彼を知らないくせに! それでも彼の事が気になる。
Une fois mort, mon opinion aura peu d’importance. Il n’empeche !
僕が死んでしまえば、僕の意見などかまわんでしょう。そうはいきません。
Ca n’empeche pas qu’il y va. それでも彼はそこに行くさ。
Qu’est-ce qui empeche qu’il (ne) vienne ?
彼が来るのを妨げているのは何ですか?
Elle est tres belle, mais il n’empecche que je ne l’aime pas.
彼女はとても美しいが、それでもやはり私は彼女が好きではない。
Il est tres occupe, mais n’empeche, il doit venir a l’heure.
かれは多忙だが、それでも時間どおりに来るべきだ。
Rien ne m’empeche de faire que j’ai decide.
こうと決めたら私は絶対にやるのだ。
Ses protestations n’ont pas empeche qu’on execute ce projet.
彼の講義はこの計画の遂行を妨げるものではなかった。
2】 主節が疑念・不確実・否定・可能等を表す場合
主節が douter, nier, dementir, contester, il est douteux ( contestable, faux rare), il semble, il est possible (impossible), il se peutの場合
Je ne doute pas qu’il vienne.
私は彼が来ることを疑わない。
Je ne nie pas que le probleme ne soit difficile.
私はその問題が解決困難であることを否定しない。
Je doute qu’il n’ait pas fait son possible.
彼ができる限りのことをしなかったとは信じられない。
Je ne doute pas qu’il n’ait fait son possible.
彼ができる限りの事をしてくれた事を疑わない
➣ 直接法半過去・大過去 接続法大過去の意味について
Le mari me cherchait pour me faire mourire. Il m’avait vu, et il etait impossible que je me fusse enfui. (Apollinaire)
女の亭主は僕を殺そうとして探し回っていました。かれは先ほど僕の姿を見たわけですし、しかも、僕が逃げてしまったなどということはあり得ない事態だったからです。
3】 主語が感情ないし主観的判断を表す場合
主節が次の動詞の場合。
Aimer, craindre, s’etonner, se facher, rdouter, regretter, etre content,(heureux, honteux,etc), avoir peur (honte etc), il est etrange(etonnat, regrettable, etc), il vaut mieux, c’est dommage..
Je crains qu’il ne vienne. 彼が来るのを恐れている、と訳すよりも「彼が来るのではないかと心配だ」と訳す方がベター。
4】 主節が否定・疑問であるとき接続法が要求される場合
ここで問題になるのは、主節が意見・認知を表す動詞、croire, penser, dire, comprendre, consentir, entendre, espere, imaginer, savoir,等、あるいは確実性・外観を表す非人称動詞、il est certain, (sur.,vrai),il me semble, il paraitの場合である。これが肯定形の場合、補足説が原則として直接法になるが、否定形または疑問形の場合はしばしば接続法が採用され、さまざまなニュアンスを与える。
Je dis qu’il vinet. (事実断言) 彼が来ると言っているのです。
Je lui dis qu’il vienne.(命令)彼に来いと言っているのだ。
Combien de fois, durant cette semaine, avait-elle ete tentee de lui crier qu’une telle situation l’humiliait trop ; qu’il choisit de vivre pour sa femme ou pour son ancienne maitresse ; qu’elle voulait partir, rentrer a Paris, aupres des siens !
「この一週間を通じ彼女は何度夫に向ってこう叫びたい衝動に駆られたことか。こんな状態は自分にとってあまりにも屈辱的だ、妻の為に生きるか昔の情婦の為に生きるか選んでくれ、ここを飛び出してパリへ、家族のもとへ帰りたい、と」
Nou ne savions pas que la ville etait si distante.
我々は街がそんなに遠いところにあることを知らなかった。
(我々は知らなかったのだが、実は街はそんなにも遠いところにあったのだ)
Je me persuade difficilement qu’il y ait repos a ne rien faire.
何もしないことが休息になろうなどとは、とても納得しにくい。
Je me sacrifierais avec joi si je savais que ce sacrifice vous soit utile !
もしこの犠牲がお役に立つと分かっているなら、喜んで犠牲になるのですが(si je savais~役に立つとは思っていない)
Je veux croire que + ind
Pensez-vous que + sub
Crois-tu que je n’ai pas souffert, moi aussi ?
僕が苦しまなかったと思う会? と訳すよりも
僕だって苦しんだとは思わないかい?のほうが原文に近い!
Crois-tu que je n’aie pas soufert ?
僕が苦しまなかったとでも思うかい?
接続法を用いた場合は、「自分が苦しんだことを相手が疑っている」というニュアンスが強くなる。
5】 ある種の同格節において
Je n’avais pas pense, dit Rossi soudain joyeux ; c’est vrai, cela peut rendre service a mes parents que je sois ici !
考えてもみなかったな! ロッシは急に嬉しそうになって言った。ほんとだ、これは両親にとって(おとうさんやおかあさんにとって)役に立つかもしれないぞ! 僕がここにいるってことは!
6】 文頭に遊離された名詞節において
Que le bombardement eut cesse avait fait naitre de l’espoir.
砲撃がやんでしまったことが、希望を生じさせた
Mais qu’ils aient pris, tous les trois, un grand amour de la musique, voila ce dont je suis sur...
しかし、彼らが3人とも深く音楽を愛するようになったこと、これは私の確信するところである。。。。
◆ 形容詞節中の接続法
1】 目的・希望を表す形容詞節で
Je cherche une secretaire qui sache taper.
タイプの打てる秘書を探している。
J'ai une secretaire qui sait taper.
タイプの打てる秘書を使っている。
Je cherche quelqu’un qui le fasse.
それをやってくれるような人を探しています。
Je cherceh quelqu’un qui le ferait.
Je cherche quelqu’un qui de fera.
Il le mit en sa poche, et s’en alla vers son ministere en suivant les boulevards, cherchant une boutique de bijoutier qui lui inspirat confiance.
彼はそれをポケットに入れ、大通りに沿って役所の方へと歩きながら、信用のおけそうな宝石商の店を探した。
Et, saperletto, il s’agira binetot de le marier, hein ! la mere, et de trouver une jolie fille, bien eduquee comme lui, qui le rende heureux et qui nous fasse bonneur.
さて、そこでだ、いずれはあれに嫁をとらせるってことになるぞ、なあ母さんや。で、のこと同じくらい教養のある可愛い娘っ子をみつけりゃなるまい、あのこを仕合せにしてくれそうな、おれたちも花が高いような娘をな。
Ce monde, tel qu’il est fait, n’est pas supportable. J’ai donc besoin de la lune, ou du bonheur, ou de l’immortalite, de quelque chose qui soit dement peut-etre, mais qui ne soit pas de ce monde.
この世界は、現にかくある姿に置いて我慢のならぬものだ。だから俺は月が欲しいのだ、あるいは幸福か、それとも不死か、とにかく、おそらく何かキチガイじみたものだろうが、この世のものでないような何か、それが欲しいのだ。
2】 否定・疑問・条件を表す構文中の語を限定する形容詞節で
Y a-t-il quelqu’un qui veuille me faire ce plaisir ?
私にこんなことをして下さるような方はありますか?
Je connais quelqu’un qui voudra bien me faire ce plaisir.
喜んで私にこんなことをしてくれる人なら知っています。
Il y a peu d’hommes qui soient contents de leur sort.
自分の運命に満足しているような人間はめったに居ない。
Il y a peu d’hommes qui sont contents de leur sort.
めったにいないが自分の運命に満足している人間もいる。
Si c’est un homme a qui on puisse se fier, laissez-lui les clefs.
もし信用できるような人なら、鍵をお預けなさい。
Si c’est l’homme dont je vous ai parle, laissez-lui les clefs.
もしお話しておいた男なら、鍵を預けて下さい。
注:接続法を用いた文では、主節の否定・疑問・条件の表現によって、形容詞節で限定される「そのような人間」が実在するかどうか疑われており、そのような人間は観念としてのみあるのに対して、直接法を用いた文では、そのような人間は実在しているのである。
3】 最上級またはそれに準ずる表現のあとで
形容詞節の先行詞に、最上級の形容詞・副詞、またはこれに準ずるle premier, le dernier, le seul, l’unique, le supreme等の語句が用いられている場合、形容詞節の動詞は接続法になるのが普通である。
C’est le livre le plus interessant que j’aie lu.
これまで読んだ限りの最も面白い本です。
C’est le seul dictionnaire que je puisse vous reccomander.
これがお勧めできる唯一の辞書です。
◆ 副詞節中の接続法
1】 状況節
Avant que, jusqu’a ce que, en attendant que
J’irai le voir avant qu’il (ne) parte. 彼が出発する前に会いに行こう。
Accepteriez-voous que je travaille avec vous jusqu’a ce que j’aie trouve le moyen de qutter la ville ?
街を出る手立てが見つかるまで、ご一緒に仕事をさせて下さいますか?
Ne partez pas kusqu’a ce qu’il soit revenu.
彼が帰ってくるまで出掛けないでください。
Je resterai jusqu’a ce qu’il vienne.
彼が来るまでここにいます。
Restez la, en attendant que je revienne.
私が戻ってくるまでここにいて下さい。
2】 理由節
Non (pas) que, ce n’est pas que
3】 目的節
Pour que, afin que, de peur (crainte) que
4】 譲歩節(体立節も含む)
Quoique, bein que, encore que, loin que, tout..que, quel...que, quelque..que, qui que, ou que, si..que, pour..que, soit que..
5】 条件節
A moins que, pourvu que, pour peu que, a (la) condition que, au cas que
6】 比較節
稀にautant que + sub 普通は直接法
7】 結果節
De facon qe, de maniere que, de sorte que, en sorte que,
直接法がくるか、接続法がくるかで意味がことなる。
Il agit de (telle) maniere que chacun est content.
かれはそういうやり方をしているので、皆が満足している。
Agisse de (tell) maniere que chacun soit content.
皆が満足するようにおやりなさい。
Je l’ai installe dans la chambre a cote de la mienne, de sorte que je puisse recevoir des visites sans le derranger.
あの子は僕の隣の部屋に移したよ。青のこの安静を妨げずにお客様を迎えられるようにね。(目的)
Si...que, tellement ...que, tel..que, tant..que, au point que, a ce point que, a tel point que, etc
主節が肯定形ならば、queいかで直接法。 主節が否定形・疑問形の時、あるいはque以下の内容が単なる観念に留まるときは、接続法となる。
Il n’est pas si entete qu’on ne puisse le convaincre.
彼は説得できないほど頑固なわけではない。
B. 独立節中の接続法
Que personne ne sorte! だれも外へでるな!
Qu’il entre ! お通ししろ
Qu(ils se taisent ! 奴らめ、黙るがいい
Ah ! qu’elle ne fut jamais nee !
ああ、この子は生まれなかった方がよかったのに!
Moi, que je vous haisse !
私があなたを憎んでいるなんて!(ことがあるものか?)
Qu’il se soit oubie a ce point !
そこまで我を忘れてしまったとはえん!
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