英国人乳父はバレット・プルーフ：シューテム・アップ(2008)

Shoot 'Em Up (2008)

最近夏バテで更新がかなりスローになっているptdです。何もやる気が起きません。そんなときにはガッツーンとかっこいい映画を見ると気分が爽やかになりますね～！いや、なって欲しい～！ってなことでこのシューテム・アップ。ストーリーは細かい事考えずただただ銃撃シーンを楽しめばよい、スタイリッシュ・アクション・コメディです。謎の主人公ミスター・ヒーローにはいつも無愛想クライブ・オーウェン、訳ありの売春婦に色気大魔神モニカ・ベルッチ、悪役には脇役大魔神ポール・ジアマッティ。

追われていた妊婦が産み落とした赤ちゃんを助けた謎の男スミス（クライブ・オーウェン）は、その赤ちゃんを追うギャングの一団に追われることに。その赤ちゃんがなぜ命を狙われるのかを突き止めようとしたスミスは、殺された妊婦とその赤ちゃんに陰謀が隠されている事を突き止める・・・


絶対弾のあたらない男スミス（クライブ・オーウェン）。

意外に好きです、モニカ・ベルッチ。

とにかくいかにかっこ良く殺し合うかが重要な映画ですから、「うそだろ」「んな訳ないだろ」「なんで弾が当たらないのよこの人」の連続です。しかも「おお～い、殺しちゃったよこの人まで」みたいな展開でもう真面目にストーリー追っても混乱するだけです。でも、面白いんです、意外にも（笑）。
大体、あの愛想の無いクライブ・オーウェンがかっこ良く見えるなんて信じられますか～？？私はこの人「クローズ・マイ・アイズ」で初めて見て「おぇっ！」てなったので出会いが悪かったですね（近親相姦の兄役）。モニカ・ベルッチはイメージ通りのわがまま色気ビッチですし、元FBIプロファイラーという設定の笑える悪役のポール・ジアマッティは相変わらず存在感大有り、この３人どれが欠けても面白くなかったでしょう。最後のポール・ジアマッティとクライブ・オーウェンの対決はもちろん予想通りですが、あの決めワザには笑ったというか、よく考えついたなって感心しました。


脇役大魔神ポール・ジアマッティ。どんな役でも強烈です。やっぱり面白い映画は悪役が重要ってことですね。

ばかばかしいくらいB級テイストにしておきながら、実は結構細部の仕掛けはよく出来ているのでB級のフリのA級アクション、って感じですか。シン・シティとか３００とか、コミック調のアクションに抵抗の無い人にはお勧めです。