トリクロロエタン

2014-07-13 10:13:33 | 日記
塩素原子の配置によって2種類の異性体があるが、1,1,1-トリクロロエタンがオゾン層破壊物質として規制物質に指定され(1992年のモントリオール議定書締約国会議)、1996年までに全廃とされた。
無色の燃えにくい液体であり、洗浄力がすぐれているため金属部品、電気部品などの洗浄用に大部分が使用される。大気中の寿命は数年で、オゾン層破壊係数は、特定フロンの10分の1程度と考えられている。
また、水質汚濁に係る環境基準では、健康項目(人の健康の保護に関する環境基準)として、1,1,1-トリクロロエタンは1mg/l以下、1,1,2-トリクロロエタンは0.006mg/l以下の基準値が定められている。

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