炭化水素脱臭・回収装置

2014-12-28 09:53:04 | 日記
印刷・塗装、洗浄工程で用いられる炭化水素は、作業者の神経系や肝臓に障害などを引き起こすため、「労働安全衛生法」(昭47法57)で管理体制、防止基準作業所の許容溶剤濃度などが定められている。
大気中で拡散した炭化水素は、光化学反応によりオキシダントを生成し、人間はもちろん植物にも害を与えるため、ヨーロッパでは特に厳しい法規制が設けられている。
炭化水素の処理技術は、酸化分解法(酸素と反応させて水と炭酸ガスにする)と回収法(吸着剤等を用いて回収する)に大きく分けられ、省資源化にも役立つため、回収技術の促進が進められてきた。現在では、この技術は完成の域にあり、これからは炭化水素を含む排水をなくする改善が進められている。

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