カドミウム

2018-06-07 14:44:33 | 日記
元素番号 番の金属元素。亜鉛などの鉱石中に硫化物として産出する。
カドミウムは、金属として銅・銀・ニッケルなどの合金、鉄などの電気メッキ、蓄電池の電極板、原子炉制御棒、ハンダ、銀ロウ、また化合物として顔料、合成樹脂安定剤などの用途に使われる。
精錬工場などにおいて2年?数年間酸化カドミウムのフュームに経気道的に曝露された労働者では、肺気腫、腎障害、蛋白尿を3大症状とする慢性中毒症を発症する。また、長期、微量での経口曝露による特殊な結果としてイタイイタイ病がある。また、カドミウムは人に対して発がん性を示す。
カドミウムは多くの生物への蓄積性を有し、微生物および軟体動物では生物濃縮係数は数千のオーダーを示すが、大部分の生物は100以下の軽度から中等度の濃縮係数を示す。
大気、水質及び土壌の環境基準、大気及び水質の排出基準がある。

液化天然ガス

2018-06-07 14:42:18 | 日記
メタンを主成分とする天然ガスを低温技術によって約-160゜Cに冷却し、液化したもの。
天然ガスを液化すると体積が元の約1/600になるので、一度に大量輸送できるメリットがある。石油、石炭などの他の化石燃料に比べ、燃焼によるCO2発生量は、2?4割少ない。クリーンエネルギーとして液化天然ガスへの燃料転換が注目をあびている。

カエルツボカビ症

2018-06-07 14:40:57 | 日記
 両生類の皮膚に含まれるケラチン等を分解して生きている真菌(カビ)の1種、通称カエルツボカビ(B. dendrobatidis)が引き起こすカエルなど両生類の病気。ツボカビは水を介して他の両生類に感染し、高い致死率が報告されている。人間への感染はないものの、海外ではカエルなどの激減・絶滅を引き起こしていると考えられている。南アフリカが原産とされ、これまで南北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドで侵入が確認されてきた。
 日本では、平成18年12月に飼育個体での感染が初めて確認された。飼育個体から野外に拡散し、野生の両生類への感染が広まると、自然環境や農林水産業への深刻な影響が懸念される。このため、環境省では、カエル等両生類の飼育者や業者に向けた注意喚起と関係機関への周知、飼育個体の流通状況の把握やツボカビ症の発生状況および海外における対応策等に関する情報収集を行うとともに、特に希少固有種のカエル類が多く生息する南西諸島の感染防止対策ついて専門家等による検討を行うこととしている。