フェロモン

2018-05-19 09:37:02 | 日記
動物の体外に分泌されて、同種の他個体に一定の行動や生理反応などを引き起こす物質の総称。同種の他個体を引きつける(誘引する)物質が多いことから誘引物質とも言われる。
なかでも昆虫フェロモンについては研究が進んでいる。 昆虫フェロモンは、昆虫の感覚によって感知されるにおい物質で、同種個体間の情報伝達、個体の認知、生理制御などに使われている。異性を呼び寄せる性フェロモン、危険を仲間に知らせる警戒フェロモン、仲間同士で集団をつくる集合フェロモンなど多くの物質が明らかにされている。
フェロモンは低濃度でも生物に反応を促し、しかも作用対象を限定できるため、農作物の安全な病害虫防除剤としての利用が期待されている。

二酸化炭素

2018-05-19 09:35:34 | 日記
常温常圧では無色、無臭の気体で、水に溶けて炭酸となり弱い酸性を示す。石炭、石油、天然ガス、木材など炭素分を含む燃料を燃やすことにより発生する。
地球大気中での濃度は微量であるが、温室効果を持ち、地球の平均気温を15℃前後に保つのに寄与してきた。
大気中濃度は、産業革命以前280ppm程度であったが、産業革命以降、化石燃料の燃焼、吸収源である森林の減少などによって、年々増加し、今日では370ppm程度にまで上昇した。なおも増加しており、地球温暖化の最大の原因物質として問題になっている。

医療廃棄物

2018-05-19 09:34:20 | 日記
医療機関・保健施設などから発生する医療行為に伴う廃棄物であり、そのなかには、感染性廃棄物のほか、有害化学物質などの危険物質が含まれる。医療廃棄物の処理の最大の課題は、基本的には感染性廃棄物をいかに適切に処理するかであるため、通常、医療廃棄物は感染性廃棄物(infectious waste)とほぼ同じ意味で使われている。
感染性廃棄物は、病院などから排出される感染性病原体を含むか、または、そのおそれのある次のものをいい、廃棄物処理法上の特別管理産業廃棄物である。
血液の付いた脱脂綿やガーゼ、包帯、注射針、はさみ、メス、アンプル、手袋、採血管など。
取り扱いには、管理責任者を置き、院内焼却など自己処理が原則である。
また、在宅医療による同様のものは廃棄物処理法上、特別管理一般廃棄物であり、市町村に処理責任があるが、環境省が2003年度に行った64市町村のうち、注射器を含む全ての在宅医療廃棄物を受け入れている自治体は、5自治体(7.8%)、59自治体はいずれかの医療廃棄物を受け入れていない。理由のひとつに、収集時に針刺事故が発生するなどの問題がある。在宅患者、市町村、その他関係者・関係機関等の役割分担を明確にした新しい適切な枠組の構築が望まれている。