クールビズ

2018-05-06 10:02:53 | 日記
地球温暖化防止の一環として、夏のオフィスの冷房設定温度を省エネ温度の28度にし、それに応じた軽装化する夏のビジネススタイルのこと。「ビズ」はビジネスの意味で、ここでは涼しく効率的に働くことができるノーネクタイ・ノー上着といった新しいビジネススタイルの意味が盛り込まれている。2005年に環境省によって提唱され、05年10月末には、約100万世帯の1か月分の排出量に相当する約46万トン(二酸化炭素換算)分の二酸化炭素が削減できたとされる。

可塑剤

2018-05-06 10:01:25 | 日記
可塑剤とは、プラスチックに柔軟性を与えたり、加工をしやすくするために添加する物質のこと。
粘土細工では粘土に水を加えて軟らかくするが、可塑剤(常温では一般に無色透明な液体)はその場合の水と同じような働きをする。
可塑剤は主に、ポリ塩化ビニル(PVC)を中心としたプラスチックを軟らかくするために用いられ、そのほとんどが酸とアルコールから合成されるエステル化合物である。日本の年間生産量はおよそ488千トン(1999年)である。その内、フタル酸エステルが85.0%を占め、フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)(DEHP)が主なものとなっている。可塑剤にはフタル酸系のほか、アジピン酸系、エポキシ系、ポリエステル系、リン酸系、脂肪酸系などがある。硬質PVC樹脂では可塑剤を入れないか、入れても5%程度であるのに対し、軟質PVC樹脂では30?50%可塑剤を加えるといわれる。可塑剤は樹脂と結合しているわけではないので、時間の経過とともに可塑剤が気散して樹脂が硬化したり、PVC樹脂から可塑剤が溶出したりする。
こうした可塑剤のなかには環境汚染が危惧されたり、環境ホルモンでないかと疑われているものがある。

ダウンドラフト

2018-05-06 10:00:15 | 日記
煙の大気拡散現象を表す用語。煙突から排出される煙の吐出速度が周囲の風速よりも小さく、また、排煙温度が低い場合には、煙はあまり上昇せず、風下にある建造物の後ろで生じる渦に巻き込まれて降下し、滞留を起こすことがある。この現象をダウンドラフトという。
これに伴って、大気中に拡散されるはずの汚染物質が建築物付近に留まり汚染物質濃度を高めるため、この現象を抑制する必要が生ずる場合がある。改善策として煙突高を周囲の建造物より高くする、吐出速度を高めるなどの措置が有効とされる。