廃食油エステル化燃料

2018-03-24 09:55:00 | 日記
植物性廃食用油の資源化技術のひとつ。不純物除去の前処理をした廃食用油に、10?20%のメタノールと苛性ソーダ(触媒)を加えて混合撹拌し、加熱した後、しばらく静置して脂肪酸のエステル交換反応を促進させる。生成物を分離して、粘性や引火点の低いメチルエステルを得、軽油代替燃料として使う。
反応が簡単で大規模なプラントを必要としないこと、業者や市民による地域の廃食用油回収運動と結びついていることに特徴がある。
生成した再生油は、硫黄酸化物をほとんど含まず、黒煙を1/2?1/3に減少させるため、DPF(粉塵除去装置)の装着の必要がなく、ディーゼルエンジン搭載車両用のクリーン燃料として注目されている。燃費や走行性は軽油とほとんど替らず、混用も可能である。
年間に発生する廃食用油は45?55万トン、食品・外食産業と家庭との発生割合はほぼ半々と見られているが、給食施設、小事業所、家庭の廃食用油は、ほとんどが未回収のまま放流されている。

ハイブリッド自動車

2018-03-24 09:51:46 | 日記
 エンジンとモータの2つの動力源をもち、それぞれの利点を組合わせて駆動することにより、省エネと低公害を実現する自動車。
 停止時や低速走行中に発電したものをバッテリーに蓄え、加速時にエンジンパワーに上乗せして電気動力を駆動輪に伝えるパラレル方式と、エンジンを効率のよい回転数で運転して発電し、これをバッテリーに蓄えてモーターのみで駆動するシリーズ方式、さらに両者の機能を併せ持つコンバインド方式などがある。いずれも、減速時にはモータを発電機として使い、ブレーキエネルギーを蓄電することもできる。
 従来より路線バス等に導入されてきたが、近年では乗用車クラスでの開発・市場投入が急速に進んでいる。
 なお、ハイブリットは「混成物、混血」を意味する英語。
 1997年10月トヨタは世界で初めて量産型ハイブリッド自動車プリウスとしてニッケル水素電池を搭載して販売を開始している。価格は215万円で燃費は28km/Lであった。2007年5月には累計販売台数が100万台を超えている。1999年11月にはホンダが世界最高燃費35km/Lのインサイトを210万円で販売をした。2015年12月にはトヨタが燃費40km/Lの新型プリウスを販売している。

花粉症

2018-03-24 09:50:20 | 日記
花粉に対するアレルギーによっておこる鼻炎や眼の症状である。原因となる花粉が発生する時に一致して発生する。症状は、クシャミ、水性鼻汁、鼻塞、眼のかゆみ、流涙の他、場合によっては頭痛、全身倦怠等の症状も現れることもある。
歴史的には、古代ローマの記録にも同様の症状が記録されており、19世紀末に、これらの症状が花粉によって起きることが解明された。日本における研究では、1960年に、ブタクサ花粉症について研究発表がなされたのが最初で、その後、1964年にはスギ花花粉症等が報告され、多くの花粉が関係していることが知られるようになった。
近年、日本では、花粉症の患者数は極めて多く国民病とまで言われるようになっている。原因となる花粉は、春季に飛散するスギ、ヒノキ等、秋季に飛散するブタクサ、セイタカアワダチソウ等がある。ことに、スギは、第2次世界大戦後、荒廃した山野に盛んに植林したスギが成長し、今や大量の花粉を飛散するようになり、大きな影響を及ぼしている。
花粉症の発症については、大気汚染も関係するとも言われており、特に、ディーゼル排出微粒子等の粒子状物質が鼻粘膜に影響を与え、花粉の体内への侵入を容易にしている可能性が高いと言われている。
また、人の体内からカイチュウ等の寄生虫を徹底駆除したために免疫力が低下して多発したとの説もある。