皮膚がん

2018-03-15 15:19:18 | 日記
オゾン層破壊により地上に降り注ぐ有害紫外線の増加に伴って発生するおそれのあるガンの一種。

 UV-Bは皮膚細胞の遺伝子組織をも損傷しガンの原因になるといわれている。色白の皮膚の人たちが一生涯UV-Bへ暴露すると非メラノマ系の皮膚がんの発症リスクが高まる。研究者たちは成層圏オゾンの1%の破壊によって有害紫外線の照射量が2%増え、これにより皮膚がんの発症が3%増加すると警告している。

 世界保健機関(WHO)は、70年代以降のライフスタイルの変化による日光浴ブームとオゾン層の破壊進行との相乗効果で、白人を中心に皮膚がんの患者が世界で急増していると指摘し“日光浴自粛”を呼びかけている。

廃食用油

2018-03-15 15:17:27 | 日記
てんぷら油など食用油の使用後の油を廃食用油という。
これを生活排水として公共用水域に排出すると水質が汚濁する。そこで水質浄化及び資源の業務再利用の面から、廃食用油を回収・再生し、飼料、塗料、石けん等の原料として有効利用される。
特に苛性ソーダと反応させて作る石けんは 水質汚濁の進んだ千葉県手賀沼や琵琶湖などで市民運動としての広がりを見せてきた。
近年は、廃食用油のメチルエステル化による軽油代替燃料としての研究開発・実用化なども進んできている。廃食用油によるディーゼルエンジン燃料(バイオディーゼル燃料、BDF)は、排気ガス中にSOxが発生せず、CO2や黒煙も軽油より少ないことに加え、植物起源の原料(=バイオマス)であることから、カーボンニュートラルとみなせ、地球温暖化対策としても注目を集める。
さらに、地場の菜の花などから搾油した食用油を消費し、廃棄時に回収・再利用(燃料化等)することで地域における資源循環を具現化する運動も盛んになっている。菜の花によるこうした取り組みは「菜の花プロジェクト」と呼ばれる。


オイルパーム

2018-03-15 15:13:25 | 日記
植物性油脂の原料となるヤシの一種、アブラヤシ(油椰子)のこと。西アフリカ原産で、19世紀後半から東南アジアのプランテーションで栽培されるようになった。
アブラヤシからとれる植物性油脂のヤシ油(palm oil)は、大豆や菜種など他の植物性油脂よりも生産性が高く、安価であるため、マーガリンや揚げ物用の油など食用にされるほか、石鹸や化粧品など工業用にも多用されている。近年の日本での健康ブームにより、マレーシアやインドネシアなど東南アジアから日本への輸出量も増大している。これに伴うプランテーションの拡大により、熱帯林の伐採や伐採跡地の火入れによる森林火災、煙害などの問題も起きている。