鉄道騒音

2015-12-06 10:56:23 | 日記
鉄道交通によって発生する騒音。
その発生要因としては、車輪がレール上を転がることで発生する音(転動音)、レールの継目による音、パンダグラフの風きり音等がある。
鉄道騒音は、1964年の東海道新幹線の開通に伴い、新幹線鉄道騒音として大きな社会問題になった。近年においては在来線の騒音問題も問題になってきている。

フロン

2015-12-06 10:49:00 | 日記
 フロンは、フルオロカーボン(フッ素と炭素の化合物)の総称で、塩素のみを含むCFC(クロロフルオロカーボン)、水素と塩素の両方を含むHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)、水素のみを含むHFC(ハイドロフルオロカーボン)がある。
 これらの物質は、化学的に安定で反応性が低く、ほとんど毒性を有しない。また揮発性や親油性などの特性を持っており、冷蔵庫などの冷媒、半導体などの精密な部品の洗浄剤、ウレタンフォームなどの発泡剤、スプレーの噴射剤などとして幅広く使用されてきた。
 しかし、塩素を含むCFCやHCFCは、対流圏ではほとんど分解されずに成層圏に達し、そこで塩素を放出してオゾンを酸素原子に分解することがわかってきた。これがいわゆるオゾン層の破壊である。こうした状況を受け、オゾン層の保護に関するウィーン条約やオゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書により規制が進められている。
 一方、代替フロンとして急増しているHFCは、塩素を含まないのでオゾン層を破壊しないものの、大きな温室効果を持つことから、気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書の温室効果ガスとして排出削減の対象物質となっている。

有機スズ化合物

2015-12-06 10:28:12 | 日記
スズに1~4個のアルキル基またはアリール基が共有結合した化合物の総称。
モノおよびジアルキルスズは主に塩化ビニル樹脂安定剤や産業用触媒に、トリアルキルスズやトリフェニルスズは防汚剤、農薬、防腐剤、殺菌剤、防黴剤などに用いられる。なお、自然界で微生物反応によりメチルスズが生成することが知られている。
また、有機スズ化合物の用語はトリブチルスズ化合物(TBT)をさす同義語として使われる場合がある。TBTは船底にフジツボなどの生物が付着するのを防止する目的で防汚剤として船底塗料に使われる。しかし、雌巻貝類の雄化現象(インポセックッス)などのTBTの有害性が広く認められるようになり、カナダなどは船底塗料へTBTの使用を禁止したほか、国際海事機関(IMO)は船底塗料へのTBTの使用を禁止したAFS条約(用語「TBT条約」の項を参照のこと)を2001年に採択している。日本国内では、TBT塗料・TPT塗料の製造・使用が諸外国に較べても早い時期に停止され、また、そうした背景のもと、TBT条約の採択について日本などが提案したという経緯がある。なお、国内の規制としてはTBTが化学物質審査規制法の第一種特定化学物質または第二種特定化学物質環境に指定されて所要の規制が行われている。