地熱発電

2015-12-02 15:08:10 | 日記
自然が有する地下の熱源(熱水、高温蒸気)を利用し、発電する方法。新エネ法による新エネルギーのひとつであり、再生可能エネルギーの一つとして、注目されている。日本は火山国であり、70年代より開発が進められてきた。しかし、適所の大半が厳正な自然保護を図るべき国立公園の核心部であること、パイプがスケール(湯垢)により目詰まりしやすいこと、重金属などの排水による公害が懸念されることなど、環境保全の観点からの問題も指摘されている。

接触酸化処理

2015-12-02 15:06:42 | 日記
微生物を使用する水処理は、(1)水中に浮遊させる微生物による有機物の分解を行う活性汚泥処理と、(2)微生物を礫などの支持担体に付着させて処理する散水ろ床処理に大別できる。後者の場合が、接触酸化処理といわれる。即ち支持担体の微生物に接触させて有機物を酸化するものである。
自然界の水質浄化の仕組みとしてよく知られていたが、処理効率が悪いため、より効率の高い活性汚泥法が下水処理場をはじめとする大規模水処理法として用いられてきた。しかし小規模水処理の浄化槽などにおいては負荷変動に強く、汚泥の発生量が少ないなどの理由で本法が近年用いられるようになってきている。支持担体をハチの巣のような複雑な形状にして水との接触面積を多くすることや、ひも状にするなど種々の工夫がなされている。

アンモニア

2015-12-02 15:05:07 | 日記
し尿臭、刺激臭のある物質で沸点は-33.4℃、融点は-77.7℃、化学式はNH3、分子量は17.03。代表的な悪臭物質である。
工業的に窒素(N2)と水素(H2)から合成され、化学肥料、合成繊維、染料などの原料となり、また、天然には生体やその排泄物などの分解、腐敗によって発生する。
アンモニアの合成・工業的な利用の行われる事業場、畜産事業場・化製場・し尿処理場・ごみ処理場などの生体等に由来するアンモニア発生のおそれのある事業場においては、悪臭の原因となるアンモニアに注意を要する。
臭気を感知できる濃度(検知閾値濃度)は0.1ppm、『悪臭防止法』により都道府県知事が規制基準として定めることのできる濃度範囲(臭気強度2.5~3.5)は1~5ppmである。