いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

ごほうび

2015-04-24 10:24:31 | 出来事


ここのところずっと、歯科眼科内科皮膚科と連日の病院通いで、還暦になった途端にいっきにばあさんなわけだが、それでもバイトに行かねば生活は成り立たず頑張っている。

まあ、頑張ってはいるのだが、人の部屋の掃除や金魚池の掃除やメダカ水鉢の掃除や、亀の部屋以外はけっこう手抜きになっていて、畳まねばならない洗濯物が今現在も約2日分放置されていたりする。

今、こうやってブログ書いてる暇があれば畳めよと思ったりもするのだが、昨夜からまた喉が痛くて、しかし病院にかかる費用も今月はすでにとんでもないことになっているので、後で葛根湯買ってきてしのぐつもり。

などと、ダラダラ書いてるのは、なんか言い訳がましいのだが、まあ早い話が(ちっとも早くないわっ)、頑張っていても側から見ればさほど頑張っているようにも見えず、当然誰からもほめてはもらえないのだけれど、それでは私が若干かわいそうな気もせんではないので、自らをほめたたえほうびを与えることにした。



『銀河鉄道の夜』。猫のやつだ。私は、この古いアニメが大好きで、YouTubeにあるのを知ってからは、何度も何度も見ているのだが、Amazonのマーケットプレイスでこれを見つけてしまった。美品。特典の品であるらしいコースターや乗車券も付いている。今の私にとって、これ以上のほうびは考えられない。一昨日はこのほうびのためにバイトで5時間頑張った。



あまりにも頑張っているので、昨日はこれを書店で購入。ほうびの第二弾とする。

私はどちらかというと、雰囲気が少し暗くて訥々と話すタイプの人が好きなので(まあ、大泉洋さんも好きなんだけど)、ピースの又吉さんは前から好きな芸人さんだったのだが、文学界の2月号を図書館で借りて『火花』を読み、出だしはなんか文学っぽい書き方をわざとしてるのかとか、「~だけど」という書き方が気になるとかあったりして引っかかったが、読み進めていくとそんなのはほとんど気にならなくなるくらい面白かった。

で、図書館のバイト仲間から『東京百景』という本には亀が出てくると聞き、そちらも予約して借りた。読んでみたら私は『火花』よりこっちの方が面白いと思った。で、文学っぽい書き方はわざとしていたわけではなく、普段からこういう文章書いてる人なのだということがわかり納得した。

『第2図書係補佐』も図書館で予約して借りたのだが、やはりとても面白かったので、こちらもあわせて購入。こういう感じの本を古本ではなく買ったのは久々。



で、大事な本にだけは妹が作ってくれた蔵書票を貼り、天の部分にハンコを押すのだが。この写真は地の部分に押したハンコ。



天に押すとこうなる。天がガタガタなのだ。ハンコの絵が見えづらい。



アップにするとこんなふう。でもよく見るとなんとなくきれいにガタガタになってるな。

製本とかに詳しい豆本作家でもある妹にLINEで聞いてみたら、これはガタガタなのではなく、天アンカットという技らしい。新潮文庫などは天アンカットになっているという。天アンカットにする方が手間がかかるのだそうだ。

知らんかった。私が行った書店には『東京百景』は平積みにはなってなくて、面置の3冊だけだったので、売れ残りのハズレを買ってしまったのかと思った。妹に聞いてみてよかったよ。

でも、なんで天アンカットなんだろう。『東京百景』のどこかに書いてあっただろうか。ネットで調べたら、天アンカットは確かお洒落で知的な本に施されるみたいなことも書いてあった。そういうことなのかな。

ところで又吉さんの『火花』だが、名古屋市立図書館ではすでに予約が500件をこえた。大量に追加購入でもない限り、今予約されても年内に読めるかどうか、という状況だ。『東京百景』や『第2図書係補佐』はまだそれほどではないので、とりあえずこちらを予約されてもいいかも。で、気に入ったら買ってあげてください。
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