フォトアルバム
1、台風19号襲来前の皿川状況
2、皿川堤防に在った2つの弱点
3、台風19号襲来時の皿川状況
4、とりあえず堤防補修
・今回の堤防決壊を受けて長野県が行った決壊場所の修復完了の姿を示す。:・現状完成形 <--2020年3月25日現在
今回の災害が発生する前までにこの姿まで堤防の完成度を上げていなかったのは、長野県の怠慢、北信建設事務所の落ち度です。
・補修前の決壊現場の状況
決壊場所にコンクリートブロックを投入した状況を示す: https://archive.md/93ysb :(注1)
この画像から分かる様に、決壊場所の左側までは堤防の法面がコンクリートで耐水化されていた。
だが決壊場所は単に土を入れて固めただけで、法面の耐水化は行われてはいなかった。
北信建設事務所はそのような状態で皿川堤防を放置していたのである。
・補修中の決壊場所: https://archive.md/C331M :
堤防の法面はこの画像からも分かる様に「単に土を入れて固めただけで、法面の耐水化は行われてはいなかった」のです。
そうしてまたこの画像から分かる様に「皿川堤防はそのままの高さではJR線路には接続できない」のです。
堤防は線路の下に敷かれた砕石を覆ってはいけないのです。
理由は線路に降った雨水が砕石を通して排水される必要があるからです。
そうであればこの後堤防は左から線路に向かって斜面を作って接続が完了となります。(斜面の程度は: 現状完成形 :を参照の事。)
そうして皿川堤防で最初に越水し始めたのは左岸ではなく、右岸堤防のまさにその高さが低くなった接続部からなのです。
加えてその部分は「単に土を固めただけの構造」でしたから、「流れ出す水によって簡単に洗掘され決壊に至った」のであります。
5、本格改修中(2023年5月時点)
・https://archive.md/Vc9HS ・・・皿川堤防と千曲川本堤防の接続部を見る
・https://archive.md/DpEKm ・・・皿川橋から工事現場を見る
・https://archive.md/ZAvAb ・・・工事のお知らせ看板1
・https://archive.md/s43Sf ・・・皿川橋をみる
・https://archive.md/EHvTd ・・・工事現場を見る1
・https://archive.md/fk847 ・・・工事現場を見る2
・https://archive.md/7zxFb ・・・工事現場を見る3
・https://archive.md/Y30iU ・・・決壊場所を見る
・https://archive.md/NgeDP ・・・踏切を超えて決壊場所方向をみる
・https://archive.md/9BkKn ・・・同上位置から有尾橋方向を見る
・https://archive.md/hMnzc ・・・有尾橋上流右岸の工事現場をみる1
・https://archive.md/44qG3 ・・・有尾橋下流右岸・堤防工事により壊された家を見る
・https://archive.md/zKOS9 ・・・工事の看板2
・https://archive.md/eJEwB ・・・有尾橋上流右岸の工事現場をみる2
・https://archive.md/jlcjj ・・・取り壊された家の記録ショット2
・https://archive.md/tiP5a ・・・有尾橋方向を見る1
・https://archive.md/NTpPP ・・・皿川氾濫によって浸水被害を受け、公費解体され新築された家を見る
・https://archive.md/qelzt ・・・有尾橋方向を見る2
注1:この画像を拡大表示してみるとJR鉄橋の横に付いている歩道橋の上に洪水によるゴミが大量に残っているのがわかります。
さてこのごみは一体何であるのか?
答えは「千曲川から逆流してきた泥水の上に乗ってその場所に流されてきたゴミ」です。
それがその場所に引っかかっているのです。
つまり「そこにゴミが残っている」ということは「千曲川からの逆流があった」という事を証明しているのです。
皿川ダム湖の最高水位は右岸決壊場所が決壊するまでの時にはこの歩道橋の高さを超えていました。
しかしながら右岸堤防決壊によって皿川ダム湖の水位が下がった為、ごみはそこに取り残されたのです。
「いや、そのごみは皿川上流から流されてきたのでは?」という声が聞こえます。
それについては「皿川ダム湖の最高水位はJR線路を超えていない」が答えになっています。
最高水位がJR線路を超えていたなら、上流から流れてきたゴミはその場所に残る事が可能です。
しかしながら「最高水位はJR線路を超えてはいない」のです。
上流からのゴミは下流に流れる流れに乗って下流に流されるだけです。
従って「その場所には上流から流れてきただけのごみは決して乗る事はできない」のです。
しかしながら「千曲川からの逆流があればその場所に乗れる」のです。
しかも「最高水位がJR線路を超えてはいない」ので下流から逆流してきたゴミはそこで吹き溜まるのです。
それが上記の画像が示している内容です。
ちなみにそのごみの割合は千曲川逆流に従って皿川樋門を通じて千曲川から皿川に流れ込んだものが大方のものとなっています。
以上の話は次の画像でも同様に確認する事ができます。: https://archive.md/MJYHS :
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