South of Planar

photographed by Carl Zeiss lenses

30万トン超の除染廃棄物(人口ゼロの街 福島県富岡町 Planar編-9)

2016-02-01 23:30:41 | Planar 45mm F2 G/SONY α7S
積み上げられた大量の瓦礫の向こうに見えるのは富岡町の仮設焼却炉だ。福島県内から持ち込まれた大量の除染廃棄物を焼却処理する白煙が24時間絶え間なく煙突から立ち昇っている。死んだように人気のない街の中で、焼却炉の周りだけが活気がある光景はなんともやりきれない気分になります。処理を待つフレコンバックの山が予定通り2017年3月に処理が全て完了し、この土地が更地に戻って新しく開発されていく日を心から待ちたいと思います。(SONY α7S Hologon 16mm ISO-100)

(Hologon 16mmとLeica M3で撮影した「Hologon編」はこちら。) 

増え続けるフレコンバック(人口ゼロの街 福島県富岡町 Planar編-8)

2016-01-28 22:12:54 | Planar 45mm F2 G/SONY α7S
放射性物質に汚染された土地から除染で取り除いた土壌などは黒いフレキシブルコンテナバック(略称:フレコンバック)に詰められて、仮置き場で保管されます。富岡町は福島県内の除染作業によって発生したフレコンバックの仮設置き場になっています。仏浜地区には夥しい数の黒いフレコンバックが整然と積み上げられ、日々増え続けています。富岡町の住人にとって、美しかった自分達の大切な街が異様な光景に様変わりしてしまっていることに耐え難いものがあると想像します。(SONY α7S Planar 45mm ISO-2500)

(Hologon 16mmとLeica M3で撮影した「Hologon編」はこちら。) 

紙一重の2F(人口ゼロの街 福島県富岡町 Planar編-7)

2016-01-24 11:30:05 | Planar 45mm F2 G/SONY α7S
正面に見えるのが稼働停止中の福島第二原発、通称2Fの建屋です。右側には排気棟が見えます。9mの津波に襲われ送電系統を失い一時的に冷却不能に陥りましたが、仮設電源を確保しなんとか冷温停止させることが出来ました。一歩間違えば第一原発と同じ状態になっていたはずです。現在、4基の原発はすべて稼働していませんが、福島第二原発の敷地の入口には警察による検問が敷かれ、関係者以外の立ち入りを厳しく制限されています。物々しい警備は原発の持つ様々なリスクを表していると言えます。本当に原発は必要なのでしょうか? (SONY α7S Planar 45mm )

(Hlogon 16mmとLeica M3で撮影した「Hologon編」はこちら。) 

朽ちた線路(人口ゼロの街 福島県富岡町 Planar編-6)

2016-01-20 22:00:13 | Planar 45mm F2 G/SONY α7S
津波と原発事故により常磐線の冨岡駅付近は今も運航休止中です。駅舎が流出した富岡駅はホームも撤去され、かつてここに駅があった面影はありません。列車が走らなくなって5年近く経過し、線路は錆びつき雑草が生い茂って荒れ放題となっています。国土交通省は2018年の運航再開を目指しているとのこと。一刻も早く、富岡町を含む地域が再生することを願って止みません。(SONY α7S Planar 45mm ISO-100)

(Hlogon 16mmとLeica M3で撮影した「Hologon編」はこちら。) 

23万台の廃車(人口ゼロの街 福島県富岡町 Planar編-5)

2016-01-16 20:46:27 | Planar 45mm F2 G/SONY α7S
東日本大震災やその後の津波が原因で廃車となった車は23万台を超えると言われています。そのうち福島県内の車が5万台を占めるそうです。福島第一原発付近には手を付けられずに放置されている車が今も静かに眠っています。(SONY α7S Planar 45mm ISO-100)

(Hlogon 16mmとLeica M3で撮影した「Hologon編」はこちら。)

先の見えない避難生活のはじまり(人口ゼロの街 福島県富岡町 Planar編-4)

2016-01-12 23:04:17 | Planar 45mm F2 G/SONY α7S
富岡町は福島第一原発からおよそ10km圏内にあり、地震発生当日の3月11日には当時の管直人総理から「屋内退避」の指示が出ていました。津波により家が破壊された富岡町の多くの方々は自宅ではなく川内村に避難されました。しかし間もなく福島第一原発の1号機と3号機が爆発し、川内村にも長くとどまることは出来ず、再度避難することを余儀なくされたのです。先の見えない避難生活はこの時始まりました。(SONY α7S Planar 45mm ISO-100)

(Hlogon 16mmとLeica M3で撮影した「Hologon編」はこちら。)

減らぬ自殺者(人口ゼロの街 福島県富岡町 Planar編-3)

2016-01-08 22:56:30 | Planar 45mm F2 G/SONY α7S
報道によると、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県や岩手県は震災以降自殺者の数は年々減少し、昨年一年間では一桁だったそうです。一方、福島県は減る気配がなく、昨年は20人近くの方々が自ら命を絶ったそうです。大きな被害を受けたのはどの県も同じですが、福島県以外は着実に復興に向かっているのが実感できるのに対し、福島県は未だ終わりの見えない避難生活を強いられている方々がたくさんいます。そのような方々の心身のストレスは想像を絶するものがあるのでしょう。(SONY α7S Planar 45mm ISO-100)

(Hlogon 16mmとLeica M3で撮影した「Hologon編」はこちら。)

消えた1.6万人の住民(人口ゼロの街 福島県富岡町 Planar編-2)

2016-01-04 11:47:38 | Planar 45mm F2 G/SONY α7S
震度6強の地震に見舞われた富岡町は人口1.6万人程度の小さな町です。取り立てて大きな会社が町にあるわけでなく、小さな漁港や商店があるごく普通の地方の町に見えます。東京電力に勤務する福島県の半分弱の方々が富岡町に在住されていおり、原発事業を支えているというのがこの町の特徴かもしれません。でも、今はここには誰も暮らしてはいません。(SONY α7S Planar 45mm ISO-100)

人の悪を取り除く・・・(人口ゼロの街 福島県富岡町 Planar編-1)

2015-12-27 10:26:12 | Planar 45mm F2 G/SONY α7S
先日の国勢調査の速報で福島県の人口は11万人減少したと報道されていました。原発事故の影響で県外に避難している方々が今も多数いらっしゃるということです。特に福島第一原発から近い位置にあり今も避難指示区域となっている、浪江町、富岡町、大熊町、双葉町の4町は人口が0となっています。つまり、人が暮らすことが出来ないのです。4町の一つ、富岡町は3月に一部の地区で「帰還困難区域」扱いから「避難指示解除準備区域」となり、地域の住民や復興業務に携わる方々は昼間は立ち入りが出来るようになりました。その富岡町を歩いてみました。震災から5年近く経ちましたが、そこには津波で破壊された町がまだ残っています。人の悪を取り除く・・・とありますが、いったいこの町の人々はどんな悪いことをしたというのでしょうか? 心が痛みます。(SONY α7S Planar 45mm ISO-100)

壁面広告

2014-11-01 23:36:56 | Planar 45mm F2 G/SONY α7S
ホテルの窓越しに、12階にまたがるサイズの巨大広告が掲げられた派手なビルが見えました。日本ではこのような広告は規制されたりするのかな、と思いましたがよくわかりません。これでしばらく続いた香港シリーズは一旦終了です。(Planar45mm SONY α7s ISO1000)

1881 Heritage

2014-10-25 21:58:32 | Planar 45mm F2 G/SONY α7S
1881年から建設が始まった歴史的建造物を保存、利用しながらホテルや高級ブランドショップ、レストランなどが入った複合施設です。コロニアル風の建物は香港の水上警察署として1996年まで約100年間利用されていたそうです。(SONY α7s Planar45mm ISO2000)

香港ストリート

2014-10-22 23:29:51 | Planar 45mm F2 G/SONY α7S
夏休みシーズンだからか、深夜の漢口道は若い女性が本当にたくさん歩いていました。香港人なのか、中国本土からの観光なのかはわかりませんが。。。フィルム撮影では考えられない高感度を達成しているα7sのおかげで手持ちで夜のスナップが堪能できるようになりました。(SONY α7s Planar45mm、ISO10000)

街の移り変わり

2014-10-18 22:12:46 | Planar 45mm F2 G/SONY α7S
マクドナルドの看板の下のお店は数年前はカメラ屋さんでした。それが今では化粧品屋になっています。スマホに押されてカメラの売れ行きが悪化している影響は香港も同じなんでしょうね。 数年前の超円安の際にフォクトレンダーの交換レンズを香港の業者から購入したのを思い出しました。あの業者はまだ生き残っているのか?(SONY α7s Planar45mm ISO500)