久遠時の中では少し地味な開基堂は二重の塔です。そばには五重塔があるのでどうしても目がそちらの方に行ってしまいますが、こうやってシダレザクラの下から見上げる黄金色に輝く九輪がとても良い感じに見えました。(CONTAX G2 Planar 45mm FUJI Premium400)
有名な身延山 久遠時のシダレザクラです。祖師堂を背景にほぼ満開に咲き誇った淡いピンクの花を多くの人々が見入っていました。一昔前はマイカーで久遠時まで来れたのですが、最近は自家用車は禁止、臨時駐車場から専用バスで向かいます。以前は渋滞で3時間ほどかかったこともあったので、それに比べると断然快適です。(CONTAX G2 Planar 45mm FUJI Premium400)
山梨県身延の鏡円坊の桜は樹齢500年、大きさは山梨県で2番目だそうです。山梨県の天然記念物となっているようです。この日は桜を見に来ている人と、お墓参りをしている人が半々ぐらいでした。桜の季節の墓参りも良いものです。(CONTAX G2 Planar 45mm FUJI Premium400)
再び本郷の千年桜です。これでもかという感じで支柱に支えられています。人間でいうと人工呼吸器や点滴をたくさん付けて無理やり生かされているような感じがしますが、決してそんなに樹勢が衰えているわけではないようです。千年と呼ばれていますが実際の樹齢は600年ほどと言われています。それでも数百年以上も毎年花を咲かせているというのは本当にすごいことだと思います。(CONTAX G2 Planar 45mm FUJI Premium400)
毎年、いろいろなところに桜を見に行くのですが、桜の種類によって花期がまちまちのため、あるところでは満開でも近所の別の桜はまだつぼみ、ということが良くあります。本郷の千年桜はまさにそのパターンでまだ咲いていませんでした。すぐ近くの原間の桜は満開だったのですが。考え方を変えれば、その分長い期間にわたって桜の花を楽しめると思えば良いのかもしれませんね。(CONTAX G2 Planar 45mm FUJI Premium400)
前回に続き原間のイトザクラです。違うアングルから見ると 墓石が多数あるのがわかります。少し趣が異なりますが1990年代以降、「桜葬」が静かな人気となっているそうです。一種の共同墓地ですが墓標はなく桜等の樹木を墓標に見立てその下に遺骨を埋葬するものだそうです。少子・核家族化が進み無縁仏が問題になる昨今、そのような形で埋葬されるのも一つの解でしょう。桜が満開の頃には墓参りに訪れて故人への思いをはせるというのも悪くないと思います。(CONTAX G2 Planar 45mm FUJI Premium400)
今年も桜の季節が近づいてきました。健全で清々しいソメイヨシノも美しいけれどシダレザクラにはどこか妖しい美しさが宿っていて心惹かれます。古いシダレザクラの巨木の下には古い墓標があったりすると梶井基次郎の「桜の樹の下には」の一節を思い出します。「桜の樹の下には屍体(したい)が埋まっている!」(CONTAX G2 Planar 45mm FUJI Premium400)
まだ、桜の花はつぼみの状態で咲いていなかったのですが水仙は綺麗に咲いていたのでちょっと珍しいアングルで撮影した1枚です。今年ももう少しで桜のシーズンが着ますね。(CONTAX G2 Planar 45mm FUJI Premium 400)