![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/1c/80e916b44ee2c087648ea30788b2a3fc.jpg)
この写真を撮った日。夜行の大雪6号で生田原まで行きました。到着は早朝の4時40分頃。
当時の生田原駅のホームには大きな寒暖計があり(ガラス管に赤い液が入った古い型)、それを見ると赤いものがありません。
「なんだ、壊れてるのか・・・」とよくよく見ると、最下部の液だまりから、わずかに伸びていました。
零下25度まで目盛りがあったと思うのですが、その下。推定零下28~29度でした。
後年北見駅前の数字表示型の温度計で零下30度を目撃しましたが、やはり快晴の朝が冷え込んだようです。
が、当時のメカニカルシャッターは寒さに強く、トラブルはありませんでした。
この汽車を待つ間、斜面の雪を溶かして飲んだコーヒーは美味だったなあ。
ステンレスカップにぎゅうぎゅうに雪を詰めても、固形燃料で沸かすと半分ほどに減ってしまいます。
追加で雪を足して、インスタントコーヒーを入れる。まさに至福のひとときでした。
場所はこの辺ですね。
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零下20度の撮影地から暖かい列車の中に出たり入ったり、その温度差は数十度になったのですが、
人間の身体というのは案外平気なんだなと思ったものです。
撮影 1975(昭和50)年 石北本線 生田原~常紋信号場