鉄道写真1973~1982

青春時代に熱中して撮影した写真の数々を、じっくりと発表してまいります。

   

孤高の駅長

2007-05-27 21:07:42 | 素顔のローカル線






 乗客もなく、ただひとり雪晴れのホームで列車の到着を待つ駅長の姿。
数年を経ずして廃線になった名寄本線元紋別駅でのひとコマだ。
交換のキハ22は3両も繋がっている。
今では考えられない事だが、当時の積雪期は故障の事も考え動力車を多めにしていたのだろう。
単行で辺鄙なところで故障したら、それこそ大げさでなく危険でしたから。

1982年 名寄本線

ある日の磐越西線

2007-05-24 21:35:32 | 素顔のローカル線


 山都駅。なんでもない日常の風景だが、交換の客車列車と貨物列車の3両のDD51が写っている。
ホームの駅員さんと乗客の配置が絶妙で、けっこう気に入った一枚だ。
 前にも書いたかもしれないが、考えてみるとこの頃がDD51の全盛期だったわけで、
客車に貨物に各地で大活躍していた。
良き時代の鉄道風景に接することが出来たのは幸運だった。

1981年5月 磐越西線


                      

旅の記憶

2007-05-23 20:53:41 | 素顔のローカル線

 網走駅

 
 石北本線の混合列車 白滝駅か

 
 函館本線深川駅

                 
                  石北本線

 
 宗谷本線紋穂内駅


 撮影 1980(昭和55)年 北海道にて

 一枚目網走駅で1528列車大雪5号に乗車前に撮ったものか。
SL時代はC58だったが、DE10ではなくDD51牽引に置き代わった珍しいところ。
夜間照明の明るさがSL時代より増していてて、ゴーストが出ている。
逆光のきれいなゴーストは「写真」という感じがして好きだ。

 二枚目の混合列車。荷もなく新鋭車掌車ヨ8000が繋がれている。
このヨは昭和50年12月のSL廃止の時期に増えてきたもので、
室蘭本線鷲別駅の構内に大量に留置されていたのを覚えている。

三枚目は深川駅。乗り換えのため時刻板を眺める老婦人。
留萌本線と深名線がここから分岐していたが、後者はすでにない。
スハフ32とED76の組合せは、小樽~旭川ではよく見られたものだった。

四枚目はローカル線でよく見られた光景。行商ばりの大きな荷物をかつぐ婦人と、
どんな列車にも必ず乗っていた車掌氏。

5枚目はおまけで、宗谷本線の長距離鈍行列車。
そういえば名寄以北はSL時代、9600の独壇場だったが、
ここもDD51がそのまま入っていた。
(客車列車は当時もC55、C57だったので、ここのDD51は不思議ではありませんね)