goo blog サービス終了のお知らせ 

絵じゃないかおじさん

言いたい放題、自由きまま、気楽など・・・
ピカ輪世代です。
(傘;傘;)←かさかさ、しわしわ、よれよれまーくです。

仮想はてな ゆふかひストーリィ  3/後8・4

2015-04-09 06:58:13 | 仮想はてな物語 


copyright (c)ち ふ
絵じゃないかおじさんぐるーぷ


 * 天国よいとこ

 キヨヒメたちは、風呂に入りさっぱりとしていた。
 石鹸の、さわやかな香りが漂っていて、すがすがしかった。
 サヤカは、可哀相にバイク姿のままだ。
 近くに人がいると、決して人間の姿にはならない。
 天国には、人は少なかった。

 私たちの貸切のような感じがした。
 季節は、ちょうど春の始めごろである。
 蝶々が飛び、菜の花が、咲き乱れていた。
 遠くには、桃の畑が見えている。

 小川には、サラサラと、水が光りながら流れ、
 道路には、細かい砂利が敷き詰められていた。
 あちらこちらに、神社やお寺のような建物が、
 散らばっている。

 金色の屋根が、光り輝き、まぶしかった。

 キヨヒメは、ここまで来たら、
 後は一人でゆけるので、皆さんは、ここで
 ごゆっくりして、待っていて下さいと言って、
 一人で、Gスペースに向かった。

 私が、サヤカで送ろうと言うと、
「イヤいいから、オッさんもゆっくりしな」と断って、
 カラフルな、大蛇に変わったかと思うと、
 大空に舞い上がって、2~3回旋回してから、
 すーっと、消えてしまった。

 空を飛べるのは、この旅行用に観音はんに、
 特別改造してもらったのだろう。

 私たちは、各自自由行動を取ることにした。
 私は、チーコちゃんとヤッタールを連れて、
 「まごころ」を返してもらいに、
 出発することにした。

 チーコちゃんに黒メットと革ジャンを貸し、
 サヤカに乗せてやることにする。
 転倒などして、怪我でもさせると大変だから、
 そんな格好を、させることにした。

 ガラッキーは、地獄の酒恨みが、まだ残っているのだろう。
 鼻をくんくんさせて、酒の在りかを探していた。
 何しろ、ここは酒池肉林の天国だ。
 何でも、揃っているはずである。

「天トレ、温泉に入って、その匂い取りなよ。
 ギロ板、君もだ。生臭いよ」

「ゴキオーラ、お前も行くかい?」
「悪いけど、温泉にでも入って、美女のお酌で酒を飲むよ」

「おい、奥さんのゴキOさんに言いつけるぞ!」
「ドッさん、それだけは堪忍して!」

「お前、3.5億歳にもなって、嫁さん恐いのかい?」
「恐い、恐い。そりゃ、もう・・・」

 良ヒネは、苦々しい顔つきをしている。
 せっかくあんなに憧れていた地獄に入れたのに、
 ほんの数分しか見られなくて、おまけに、
 目までふさがれてしまった。

 地獄図に、執念を燃やし続けている、
 自称芸術家だから、仕方ないだろう。

 私は、温泉は嫌いだし、酒も好きではない。
 食べ物も、最近では、少し金を出せば、
 何でも食べられるので、これを食べたいと
 いうものも無い。

 それに、地獄で無理に飲まされた酒が、
 まだ少し、残っているようだ。
 美女と縁を持ちたいとも思わない。

 Oさんや、サヤカやチーコちゃんを超える女が、
 この3,000世界にいるとは、とうてい思われない。
 私の中では、3人が一つの流れを持つ女性として、
 トータル的に存在しているのだ。

 Oさんグループとでも、呼べばいいのだろうか?

 単に、顔が綺麗なだけの女性なら、
 地上にも、掃いて捨て去るほどいる。
 単に、スタイルがいい女にしたって、同じ事だ。

 けれども、そんなものは何100、
 何1,000寄せ集めたところで、
 単なる美女の固まりにすぎない。


 心の無いマネキンの固まりと呼ぶ方が、
 似合っているかもしれない。
 そう考えてみると、天国の美女にしたって、
 同じ事だろうと思う。


 そんなわけで、
 温泉にも、
 酒にも、
 美女にも、
 料理にも、
 興味が湧かないので、
 天国といっても、特別関心はなかった。


 自分が楽しい事をして、楽しく過ごせばよい。
 内容は、個人の自由だろう。
 天国とは、そんな所だろうと思う。


 私たちは、皆と別れて出発した。

「気をつけろよ」

「ここまで来て、事故起こすなよー」

「チーコちゃん、気をつけてねー」

 様々の見送りの声を、背中で受けとめた。
 チーコちゃんにしっかり掴まらせ、
 ジゾ坊の教えてくれた「まごころ」保存倉庫へと
 向かった。

 途中の小川で、汚れの目立つサヤカの車体を
 洗ってやった。
 水は、清く澄んでいて、暖かかった。

「こんにちわ、どこかにお出掛けですか?」

 白いワンピースのような服を着たジィさんが、
 どこからともなくやってきて、声をかけてきた。
 穏やかな顔をして、頭には蓮の花が咲いていた。

 体全体が、光っている。

「やぁ、こんにちわ、ここはいいとこですねぇ。
 この子のまごころを、返してもらいに行くところです」

「それは、お若いのに感心、感心!
 最近では、まごころの落とし物が多いらしいので、
 倉庫も増築、増築で大変だよ。
 それにしても、最近、地上では、
 何が起こっているのかね」

「私などに、わけがわかりませんが、
 人が多すぎるんですかねぇ。それにしても、
 ここは、静かで、落ち着いていて、いいですね」
「表面上はな。でも、慣れてくると刺激に乏しくって、
 暇を持て余すようになるよ」

「ええっ、そんなものですか?」
「人間というものは、ぜいたくに出来ているんだな。
 望みがみんな叶うと、つまらなくって退屈するよ。
 今度生まれ変わる時は、やっぱり人間界がいいなあ」

「おジィさん、どこか景色いいとこないですか?」
「そうだなぁ、どこにいっても、1パターンだしなあ」

 見渡すと、三方が山に囲まれていて、
 整然とした造りモノの箱庭のようである。
 私は、山の無い方に向かって走っていった。
 まごころ倉庫は、5kmばかり先にある。

 1mあまりの小道が、縦横につくられていて、
 小川も、その道に平行するように流れていた。
 道の両側に生える草花も、手入れが行き届いていて、
 あまりにも、整いすぎていた。

 サヤカが、もの珍しいのか、
 リスや兎や蛇たちが、きょとんと、首を持ちあげて
 興味深げに見入ってくる。

 チーコちゃんは、私の背中を叩いて、
 歓声をあげていた。
 私も、彼らにVサインを送りながら、
 どんどん走っていった。

 どこまで走っても、似たような景色ばかりなので、
 次第に飽きてきた頃、前方にオレンジ色の
 建物が見えてきた。

 白い文字で、まごころと書かれていた。
 正面で、サヤカから、チーコちゃんと共に降りる。
「こんにちわ、ごめんください」
「どなたでしょうか?」

 可愛い女性が出てきた。
 気品がにじみでていた。
 ピンク色のワンピースを着ていて、
 髪の毛は長く伸ばし、顔だちは細面だった。

 頭には、ちょこんと蓮の小花が咲いていて、
 髪かざりのようであった。
 背は、私とあまり変わらなかった。
 私は、あまり高くはないほうだが、
 女性だと大きい部類に属するのだろう。
 身体全体が、うっすらと、光り輝いていた。

「実は、この子のまごころがここにあると、
 聞いたものですから、返してもらいに
 やってきたのですが・・・」
「それは、ご苦労さまです。
 どうぞ、お入りになって探してください。
 日付と場所を、コンピュータにインプットすれば、
 該当するものが、流れてきますから」

「では、すみません」


 私たちは、倉庫の中に入った。
 ここには、オレンジ色の鬼たちが、
 その管理にあたっていた。


 コンピュータに向かって、アバウトの日付の範囲と
 日本と打ち込んだ。
 驚いたことに、該当するものが、万はこえていた。
 ここは、もうヤッタールに頼まねばなるまい。 
 次から次へと、ベルトコンベアーに乗って
 流れてくる、まごころに手鏡をあてた。


 チーコちゃんのまごころを探すのに、
 小1時間かかった。
 ヤッタールが居なければ、投げ出すところだろう。
 オレンジ鬼が、チェックをすると行って、
 そのまごころと、チーコちゃんを人型をした器械に入れた。


「よし、OK。ついでに、
 まごころも、セットしといてやろう」
「すみません」

 倉庫の外に出てから、念のため、
 ヤッタールに、再チェックをしてもらった。

「オッさん、やった。やった。
 元通りだ。よかったなあ」
「ヤッタール、チーコちゃん、よかったなあ」

「オッちゃん、ヤッタールさん、
 どうもありがとう。何か、すーっとしたみたいよ」

 私は、先程の天女に礼を言ってから帰ろうと思い、
 彼女を捜した。
 もう一度、あの姿を見たいとも思ったからだ。
 これは、助ベーオッさん丸出しの行動だった。
 さきほどの言動との落差、いったいどうなっているの?
 と、自問自答する。

 この矛盾だらけなのが、人間のいいところでもあるのだと、
 ひとり己を甘やかしている。

「今どき、何で、まごころなんか捜しに来るのかしら?
  物好きもいるものね」
「何の話、それ?」

「今ね、へんてこりんなオッさんと
 可愛い女の子が、まごころを探しにやってきているのよ」
「へぇー。珍しいね。何の魂胆かしら」

「あの子、小さい時から、自分の思い通りに
 育てたいんじゃない」
「親子?」

「バッカねえ、親子が、今どき、そんな事すると思う?」
「じゃ、何よ!」

「決まっているじゃない。誘拐したのよ」
「まっさかぁ!」

「そのまさかが、現実になる時代よ。
 あったって、おかしくはないわよ。
 まごころは、上手に操れば、自分の思い通りの
 人間が作れるからね。
 それにあのオッさん、今だに独身のはずよ。
 あの子を、どこかでさらってきて、育てているのよ、
 きっと」

「あなたも変わった考えしてるねぇ」
「わたしって、変わってる?」


 聞くともなしに、天女の内緒話が、耳に入ってきた。
 天女といえども、
 地上のゲス女と、何ら変わりないではないか!


 あの光り輝く気品は、単なる飾りにすぎなかったのか。


 話題をすぐに己の興味をひく世界に持ち込んで、
 その尺度で、すべてを捕らえようとしている。
 堕落は、天国まで汚染しているのか、
 と無性に、淋しくなった。


 チーコちゃんは可愛い。
 私は、そのチーコちゃんに幸せになってもらいたいだけだ。
 まごころや思いやりは、幸せを掴むための必需品だ。
 それを元通りに戻してやりたい。


 それ以上のものは、望んではいない。
 天女よ、
 その言の葉は、君の心の投影にすぎない。


 私とチーコちゃんとを、
 そんな関係でしか、捕らえられないのか?

 その内緒話を聞いてから、天女に対する見方が、
 変わってしまったのは、言うまでもない。
 外面だけで、他人を捕らえると、ひどい目に遭いそうだ。


 喜びと少しの絶望抱いて、
 皆の所に戻る事にした。
 天国の景色をもう少し見たいと思ったので、
 チーコちゃんに了解をもらい、ツーリングを兼ねて、
 山際を走って帰った。


 山に近づくと、桃の花が咲き、
 桜の木は莟をつけていた。

 ここでは、春と秋の2シーズンが繰り返されるという。
 極端な暑さ、寒さがないのは、暮らすにはいいのだろうが、
 雪やカンカン照りの夏がないのは、
 もの足りない気もする。

 長く続くのはかなわないが、
 適当に配置されるのは自然からの、
 贈り物として、似つかわしいように思う。

 山道の入口には、立ち入り禁止の立て札が、
 かかげてあった。

 変化に乏しいので、結局ツーリングの、
 醍醐味は味わえなかったが、
 天国にきた目的ではないのだから、
 致し方のないことだろう。

                    つづく





あ@英訳ドン作川柳集899 大しわに小じわ助けてしわだらけ

2015-04-09 06:57:32 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


                         copyright (c)ち ふ
                         絵じゃないかグループ
                         仮想はてなグループ

                       

   *  大しわに小じわ助けてしわだらけ







  (ドン作川柳 → 無料 英訳 → 無料 和訳戻し)

     大しわに小じわ助けてしわだらけ       ドン作(ちふ+)

            ↓
     Wrinkled help fine lines to large wrinkles 

            ↓           
      大しわにしわヘルプ細いライン
 


                               おわり


仮想はてな Oあゆか
仮想はてな ドン作



あ@つぶつぶ(日々)350 今日もまた日が過ぎてゆく眠り猫

2015-04-09 06:56:02 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)



多層構造ぶろぐ→Multilayer structure blog

ピカ輪世代(世に団塊とも)の一断面を目指して。


  copyright (c)地  宇
                                  ち ふ
絵じゃないかぐるーぷ
                       


*  English translation 


  350 今日もまた日が過ぎてゆく眠り猫



        ↓
      (ほんやっ君のとある無料の英訳)

    Sleeping cat day Yuku past also today
         ↓
      (ほんやっ君のとある無料の和訳戻し)

今日も猫の日ゆく過去スリーピング






     この項おわり



つぶつぶ(22”22”)・・・・・


あ@おつとめ169 Fドビ絵 二股膏薬 お手のもの

2015-04-09 06:54:19 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


お薦め世界語=ほじゃけんど=HOJYAKENDO←思わずにっこり、ほっこり
その意味は検索にて→もしかすれば出てくるかも・・・・・



                         copyright (c)ち ふ
                         仮想はてなグループ
     絵じゃないかおじさんグループ
                         【ほんやっ君】
ドン作雑文集より

 

                               
   *  Fドビ絵 二股膏薬 お手のもの



      社内の権力闘争には、
      かかわらないのが、
      長く生き延びる知恵とかや・・・・・・・

  


(ドン作川柳 → とある無料 英訳 → とある無料 和訳戻し)


     Fドビ絵 二股膏薬 お手のもの    ドン作(ちふ+)

          ↓
     F D'picture double-dealing oyster
  
          ↓
     F D'絵ダブル取引カキ




a@(Quiz-my answer)850 9292 0641”0141 89109    

2015-04-09 06:52:52 | Num川柳 


0843=おはようさん→Good morning Mr.→おはようさん

ピカ輪世代(世に団塊とも)の一断面を目指して。

英語は、お強い。
けれど、日本語も、ちょこっとは世界語に? と・・・・・
数字を書き連ねるだけで、世界に通用する。
すべてでは無く、話のついでに。
日本語のちょこっとの主張です。


   ・NUM川柳=NUMERICの川柳

【 WWW対応=だぶさん備え=ワープロ感覚でのネット参加 】


数字日本語の世界語化を夢見て213(じいさん)。


                         copyright (c)ち ふ
                         絵じゃないかオジさんグループ
                         仮想はてなグループ



 * 721046? (傘;傘;)  my answer


  850 9292 0641”0141 89109    

      空腹に おむすびおいしい  パクと食う


      KUUFUKUNI  OMUSUBIOISII  PAKUTOKUU

      


   

      ほんやっ君のとある英訳→とある和訳戻し ;
       
       I eat a delicious rice balls Park on an empty stomach
               ↓
       私は空腹時においしいおにぎりパークを食べる




                           8”18”1 


411270!=YOI1NITIO!→よい1日を!→Have a good day!→良い一日を!

8”18”1=バイバイ.→Bye-bye→バイバイ

914”=QUIZ


4203=失礼さん