現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

養老天命反転地@岐阜・養老 その2

2005-06-05 | アート感想@遠征
前の記事の続き

冒頭の写真が「楕円形のフィールド」。長径約130m、短径約100m、高低差最高25mという巨大な楕円のすり鉢が目の前に広がるのは圧巻。人が小さく見える!

周りにはヘルメットをかぶった監視員が待機してて、万一のときは救助してくれる(はず)。彼らのガイドも味があって面白かった。

フィールド内には、「極限で似るものの家」と双子の関係にある9つのパビリオンが点在。

これは「地霊」の入り口。中は真っ暗で、善光寺や清水寺などにある「胎内めぐり」に似ている。壁に触れた指先に全神経を集中させると、忘れていた感覚が蘇ってくる。暗闇を抜け、奥の部屋の天井では「あの形」が!「切り閉じの間」も同じ趣向で、こっちの方が迷路っぽい。

フィールドの中央にある「宿命の家」。地面に描かれた巨大な日本列島の中央にあって、岐阜県の形をしている。地面のガラスがところどころ割れていたのは残念。

これは「陥入膜の径」。作家による「使用法」では、「目を閉じること」ってあったけど、周りの傾斜が急でちょっとコワかった。

フィールドの奥にある「運動路」。雨ざらしのソファがボロボロなのが残念。

続く

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