「よさこい節」に月の名所として唄われる「桂浜の月」を名前の由来にしているのが、銘酒「桂月」です。
「KEIGETSU」のピンバッジです。
この土佐酒造さんのロゴマークは、松本宗己社長が、よく日本酒の特定名称の説明で使われる、大吟醸を頂点とした三角の図をひっくり返したいという思い等いろいろな思いがあって社長がデザインしたもので、漢字の分からない世界中の方にも知ってもらいたいという意図もあるのだと社員の方から伺いました。
高知県北部の山間地、土佐嶺北地方にある高知県土佐郡土佐町は、四国中央部を流れる吉野川の源で、四国の水瓶と言われる早明浦湖畔の自然環境に囲まれています。土佐酒造株式会社は、創業1877年(明治十年)以来144年間、豊かな水と澄んだ空気の中で酒造りを続けています。
現在の松本宗己社長は、東京工業大学を卒業後 システム開発会社を起業し、その頃に ワインを飲み始め、傾倒していったそうですが、ある時に閃いたそうです。「日本酒を地元のお米にこだわり、世界に売りに行く。」それから、祖父の弟さんが経営していた土佐酒造を譲りうけ、2015年に正式に土佐酒造の代表取締役に就任されました。以来、地元の棚田で育った酒米100%による酒造り、生酛・山廃に代表される伝統的技法にも積極的に取り組み、Sake du Terroir “土地の酒” としての「桂月」の酒造りを心掛けているそうです。