Enchanted Serendipity

Love generously, praise loudly, live fully.

紅色の残響

2008-10-09 | musical
藝大の友人の邦楽ミュージカルを観にいった。
実に日本語のミュージカルを観たのは久しぶりだったけど、今まで観た日本のミュージカルと違う点は、お話も何もかも日本語ベースということ。
だから、違和感なし。







邦楽ミュージカルということで、邦楽の楽器(お琴とか尺八とか)を用い、またオーケストラも生でさすが藝大という感じ。
主役の役者も友人、この団体の代表も友人。
友人がこれを作り上げたということにとってもカンゲキした。








私がミュージカルが好きな理由は、作品のメッセージ性が強いということ。
というか、もちろんメッセージ性なんてない作品もあるけど、この作品にはあった。








私の心に響いたのは“あの出会いを後悔していない”というセリフだ。








“出会わなければ良かった…”
そう思った人が何人かいた。得てして、恋をして、傷ついたときに思いがちなことだ。
でもまぁ、こんな後悔をしたいたのもダイブ前の話で、今は、この作品の主人公同様にすべての出会いに感謝しているが。










出会いだって、すべてがインパクトのあるものではない。
正直、なんでもない日常の出会いもあるし、ものすごいインパクトのある出会いもある。
何気なく出会ったり、ネット上で出会った人が自分の中で大きな存在になることもあれば、ものすご大切であるように思えた人が疎遠になってしまうこともある。
もちろん、男女問わず。










でも、やっぱり自分にとって"意味のある"出会いをした場合、それが、最終的に
疎遠になってしまおうと、そのままいい関係が続いていようと、自分に影響を与えて以上、今の自分の一部を形成したのであるから、後悔すべき出会いではないのだと思う。









小学校・中学校・高校時代に仲良かったけど疎遠になってしまった友人と会ってみたい、あの時broke my heartした彼と話してみたい、一緒に浪人時代を過ごした人たちに会ってみたい…疎遠になってしまった人とまたcontactしてみたい。
休学中で暇だから、そんなことを思っているのか、やっぱ人が好きだってこの夏に再認識したから、こう思ってるのかわからないけど、そんな今の私の心にすっと入ってくるセリフでした。

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