昨日はレンタカーのシビックタイプRを借りて6時間ほど楽しんだ。
自宅から70キロほど離れたレンタカー屋にGSFで向かい、タイプRに乗り換えてまず感じたことは
「なんか乗りにくい」ということ
セブンでマニュアルには慣れていると思ったが車によってクラッチミートの感覚も違うし
オートマのGSFでここまで来たので違和感があったのかも。
しばらくして走りながらのナビの設定もなんだか上手く行かずにイライラ。
そして内装のビビリ音も気になる。
足回りの固さに関してはyoutubeを見まくっていたので想定内。
6速マニュアルなのだが一般道でやや混雑気味だと4速までしか使わない感じ。
高速に乗ってもほとんど4速までで走りたい感じで、6速にはほとんど入れなかった。
6速でも必要十分な加速はするのだろうが、サーキットでは220キロ以上で初めて使うぐらいなので
100キロ前後のスピードでは加速しない感じがする。
2速で100キロ近くは出るので高速でも3速4速を使うことが多かった。
GSFの8速ATのマニュアルモードでも2速で100キロでるが、マニュアルモードの2速3速で走り続けることはないので
そのような使い方をすれば似たような感じなのかも。
ただ、5LのGSFでそれをやると高速でもリッター5キロほどしか走らないと想うのでやや躊躇する。
タイプRはもう少し燃費はいいだろう。
GSFと比べてまず車両価格が倍以上違うのだから仕方ないがいいもの感が大きく違う。
GSFはいろんなものにお金を掛けつつそれなりのスピードと走行性能を手にしているが
タイプRは基本的には500万という価格の中で極限までニュルブルクリンク最速を目指して合理化して作られているのだろう。
電動シートスライドやチルトステアリングなどがないのは全く問題ないが、やはり全体的な高級感というのは大切なんだと感じた。
出来るだけ軽くしようということでこういう感じになるのだろう。
馬力はGSFが477馬力でタイプRが330馬力なのだが、どちらも7000回転近くで発生するものなのでその違いを感じるのは
高速道路とはいえ公道では無理がある。
印象としてはどちらも必要十分な馬力があるということ。
大きく違いを感じるのはコーナーリング性能で車重が300kgほどタイプRが軽いということが大きいと思うが
とにかくコーナーリングスピードの限界が高そうな感じがするのとハンドル操作が楽なこと。
本当に運転が上手くなったのではないかと錯覚するほど気持ちよく車が操縦できる。
GSFも自分の車人生の中では飛びぬけて高性能で限界も高く、これ以上の性能ってどんなものなのかと想像できないほどの車だったが
FF世界最速のタイプRは素人の自分でもすごさが体感できた。
もう一台の愛車ケータハムスーパーセブンは車重はタイプRの半分以下で馬力は1/3以下。
これはもう同じ土俵で比較するのも無理があるかもしれないがMTのスポーツカーという意味ではGFSよりも近いかも。
セブンは4速しかないので高速で3速と4速で走るというのはタイプRと近い気もする。
タイプRのようにコーナーでどこまでも安心感があるのとは違い、軽い車体で低い車高なのでかなりの横Gを感じ
風の音やエンジン音、車体の信頼性などいろんな刺激が強すぎて高速でのコーナーでは恐怖心がある。
ただセブンはすべて自分の意思で動かせる自在感がありこの感覚は他の車では味わえない唯一無二。
タイプRはあまりエンジンブレーキが効かない感じがやや気持悪く、ステアリングの重さも重くしたり軽くしたり自在だが
いろんな意味で車がいろんな制御をして加工したものをドライバーに伝えているわけで
なんとなく車に乗らされているという感覚がある。
ただ6時間後にタイプRを返却するときにはかなり体に車がなじんできて第一印象とは随分違ってきたかも。
そしてまたGSFに乗り換えた帰り道の第一印象は
「こんなに乗り心地よかったっけ」という感覚。
いつもはかたく感じていた足回りも、タイプRに比べると随分穏やかだったことが判明。
高速での快適性も、音も、内装の雰囲気も、コーナーを抜ける気持ちよさもタイプR以上。
GSFを手放してタイプRに乗り換えることはないことが決まった。
セブンの現在の使い方だが、月に1~2回ほど首都高や近場を回って乗り味を楽しんでいる。
セブンは非日常感覚を乗った瞬間から味わえて、アクセルレスポンスやブレーキフィール
ハンドリング、横G、吸排気音など他の車にはない唯一無二の感覚が魅力。
接待的なスピードは遅いのだろうが、体感速度は速いので公道でも満足が出来るのも魅力。
セブンの代わりをタイプRで補えるのか。
タイプRに替えれば今までのように時々首都高辺りを走って非日常間は多少味わえるかもしれないが
GSFのそれと大きくは違わないのかもしれない。
ただタイプRではゴルフに気軽に行くことも出来るのでそれはセブンよりも良い点。
それと一番のメリットは安全性。
やはりセブンはバイクに近いもので、他の車とぶつかったりしたらひとたまりもなさそうなので
タイプRに乗り換えれば怪我をする確率は下がるだろう。
怪我でもしたら趣味のゴルフやテニス、そして一番肝心な仕事の作業が出来なくなるかもしれない。
もうすぐ62歳になり、いつまでも車に興味があるのかも分からないし
反応速度も判断力も衰えてくるのでより安全な車に乗るべき時期なのかもしれない。
経済状況も日々変わってくるので、総合的に判断して車選びをしよう。
タイプRのレポートありがとうございます。
購入の意志はありませんが、シビックの足回りは良さそうな事は分かりました。
自分も次の車が最後となるので5年後の最善の選択で車を選びたいと思います。
次もマニュアル車が良いけど。。。運転支援で楽ちんドライブも面白いので迷いますね。
いつもありがとうございます。
オンザレールと表現することがありますが、これがオンザレール感覚なのかと初めて感じました。
GSFでもコーナーの安定感があるとは思っていましたが自分の感覚の中での相当なスピードで曲がって行っても限界がほとんど見えず、ただその時のタイヤの接地感が後輪で微妙になにか変化しそうな雰囲気を感じました。
きっとそれ以上のスピードになっても制御が入ってドライバーは全く問題ないのではないかと想像します。
プロドライバーがノーマルでサーキットを走ってほとんど手を加える必要がないというコメントをしますので完成度はきっとスゴイのだと思います。
ただ公道でどれだけ楽しめるかがよく分かりません。
かわせみ ! さんのように長距離を走られて、ゴルフ場への道中を楽しむにはスパルタン過ぎますよね。
私もGSFの総合的なすばらしさを痛感するいい機会でした。
62歳からの車選び、難しいですね。
記事をしっかり読み込ませて頂いたのですが、ほんと私は車の知識がなくてほとんどわかりませんでした(笑)
私はボルボユーザーですが、選んだ理由が「安全だから」ですから・・・(笑)
いつもありがとうございます。
全然かっこよくないですよー
本当に車なんて走ればなんだって大した違いはないんですけど、この年になってもこんな感じなのでゴルフと同じように好きなんでしょうね。
本当に好きな人は自分でいじったり、ショップで改造したりする人も多いですが、私はそんなにお金をかけてまではやる気はないのでノーマルでただ乗るだけなですからマニアでも何でもないですね。
まあ、自分が好きな車に乗れれば幸せです。
しかもレンタカーで存在するとは
リミッターとかかかってないんでしょうか?
私も実はヤリスクロスから乗り換え車種をお悩み中です
いつもありがとうございます。
凄いといえば凄いんだと思うんですけどサーキットとか走らないとあまり意味はないんじゃないかと思います。
一般道ではリミッターが効くんだと思うんですがそんなスピード出してないので分かりません(汗)
ただ自分のGSFと比べると300kg以上軽いし、サスペンションの出来の違いなのかわからないですが、地面に張り付くように曲がっていくので安心感は凄いです。
所有してみればGSFとの違いはもっと明確に分かると思うんですけど、オートブリップピングがついているのでGSFのマニュアルモードと大きくは違いがない気もします。
大パワーの4ドアのサーキットも走れるように作られた車という意味ではキャラもまあまあ似ているので2台所有しても意味ないですよね。
ヤリスクロスからなにに??