はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

このブログについて

ようこそいらっしゃいました !(^^)!
『はぎおの「ツボ」note』は、ドラマ・エンタメ系の感想、旅行記etc. 自由気ままな「日記」です! 内容はかなり偏ってますが (^-^; お気軽に楽しんでください♪
いま関心があるのは「昔の時代劇・刑事ドラマ・サスペンス」「お芝居(宝塚中心)」「神社・仏閣」かな (^.^)
※なお、コメント等については、承認後の掲載とさせていただきますので、ご了承ください。

遺産 。

2024-05-23 08:15:00 | 気になる:人
訃報が続きました。ため息しか出ません。
 
中尾彬さん。
突然の訃報に驚きました。ただ、早々に終活を終えられ、CM以外のお仕事は控えていたのかな?最近のお姿は拝見していなかったので、心配はしていたのですが・・・
大きな目に恰幅のある体格、そして、超低音ボイス。さらにはねじねじマフラー(笑)一度見たら忘れられない役者さんでした。
私にとっては、「暴れん坊将軍」の尾張宗春公かな。完全なる「敵キャラ」に徹し、若い吉宗=松平健さんを引き立てるような、本当に嫌な役柄を見事に演じられてました。
様々な作品で圧倒的存在感を示す一方で、バラエティではいたずらっ子のような笑顔を見せてくれ、江守徹さんとのコンビ?単に大の大人(しかも名優同士)がもめてるだけなのに、どれだけ笑わせてもらったか。
美術・芸術にも造詣が深く、画家、コレクターとしてもご活躍
情報番組では歯に衣着せぬコメントでピリッと番組をキリッと引き締め。
粋で、ダンディで、知的で、芯が強くて、ユーモアがあって、どこか可愛くて。いろんな顔で楽しませていただきました。
あー寂しい。今頃は日活や劇団民芸の先輩たちに会えてるでしょうか。
いろんな作品で、お顔を拝見したいと思います。とりあえずは「暴れん坊将軍」かな。
 
 
 
 
そして、キダ・タローさん
独特な風貌と、自称(笑)5000曲以上を作曲したという、まさに「浪速のモーツァルト」。
作品もさることながら、軽妙なおしゃべりで随分楽しませていただきました。
 
「探偵ナイトスクープ」の最高顧問として、何度出演されてたかなぁ。
調査結果に褒めたり怒ったり、ド直球なコメントで、笑わせてもらいました。
きっと努力もされてたと思うけど、そういうところを感じさせず、自信に満ちた天才肌、裏表のない、正直な人という感じで、大好きでした。
 
ストレートにものを言うことが昨今敬遠されがちですが、中尾さん、そしてキダさんのような、ああいう「個性の塊」みたいな方がどんどんいなくなることは、本当に寂しい限り。
 
今、頭の中はず~っと、「かに道楽」のCMソング。
しばらくは、先生が残した「遺産」とともに、あの笑顔と辛口トークを思い出す日々が続くと思います。
 
 
 
 

最後に、脚本家の小山内美江子さん。

個人的には、以前も書きましたが、司馬遼太郎さんの原作を、ドラマティックな世界観で描いた大河ドラマ「翔ぶが如く」がとても印象的。
 
ただ、一番有名な作品は「3年B組金八先生」ですよね。
それまでの友情、青春ものとは全く別の、社会的テーマがメインの学園ドラマ。
 
13年前、ファイナルを迎えたときに記事を書いてました。

 
第一、第二シリーズが超有名で、今でも語り継がれるほどですね。
正直、世代ではなかったし、「太陽にほえろ!」ファンなので、後から再放送で見ました。腐ったミカンで有名な第二シリーズは、あまり見てないんです。
とは言え、リアル、再放送で、恐らく全シリーズかいつまんで見てますが、第一シリーズとともに印象的に残ってるのは、第六シリーズ。
風間俊介さんを強烈に印象づけた、あの作品。
 
CSでたまに再放送してますが、今見ても、内容が古くない、と思う。
 
優等生の裏の顔と家庭環境
時代の変化と教育現場の変化
インターネットの活用
罪を犯した同級生に対する動揺、葛藤
 
こんな感じ?
 
真っすぐだった初期と違って、子どもたちも知恵が回って裏で暗躍するところが違うのかもしれないけど、昔よりも繊細なのかもしれない。
優等生と、裏番長の顔、そして仲間が去って追い詰められた心情。そういう微妙な部分を、当時無名だった風間さんが絶妙に演じていて、それからすぐに彼を覚えてしまった。
 
私には今の教育現場を知る由もないので、一概には言えませんが、 20年経っても古臭く感じないのは、あまり変わってない、むしろ悪くなってる、と思えたからかもしれないな、と。
悩みや葛藤、争いはありつつ、ドラマなのでハッピーエンドのなるのが救いですが、現実はならないことが、多い。
 
ドラマ名物、金八先生をはじめとする先生たちの熱量ある指導と生徒たちの対立、先生同士の教育に対するディスカッションなどなど、当時、良くしようと思って行われていることも、今ではほとんど「ハラスメント」で片付けられそうで。
 
昭和の人間なので、どちらかと言えば、違うことは違う、とハッキリ言ってもらいたいし、強いリーダーシップを持った人について行きたいタイプなのですが、今は回りくどく、優しく諭されることが増えてきた。そして、いわゆる「事なかれ主義」で終了。それって、いい事なのかなぁ。
「優しい」=「いい人」みたいな。よく分からないけど。

決してスーパーマンじゃないところが魅力の金八っつぁん(笑)
ただ、彼のように人間力・情熱のある人がいなくなってきたから、国力も下がるんじゃないですか(な~んて)
 
今見ても、いろいろと考えさせられるシリーズだと思ってます。
 
その後、何本かシリーズは続きますが、ちょっとやりすぎじゃない?と思ってたら、小山内さんもそのお考えだったようで、降板されてたんですね。思いが深いだけに、制作側との思いの乖離が大きかったのかな?
でも、どのシリーズも、「先見の明」というか、扱う話題が時代を先駆けてたような気がします。そういうところで、シリーズごとに話題になったのかもしれませんね。
 
 
晩年、海外でのボランティア活動をされてたことも、いつだったか拝見してました。
信念の人。そういう印象です。
 
ちなみに、ご子息の利重剛さん、一見朴訥とした感じだけど、カメレオン的で好きな役者さんです。
 
また一人、骨のある昭和の脚本家がいなくなってしまった。
 
 
三人三様。どの方も、本当に残念です。
ただ、作品という「遺産」は残るので、拝見・拝聴しながらご冥福を祈りたいと思います。
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さよなら、ムスカ 。

2024-03-25 08:07:00 | 気になる:人

寺田農さんが亡くなった。
ちょっと今年は本当に訃報が多くないですかね。

 
 
時代劇、刑事もの、サスペンス、再放送ばかり見てるけど、まぁ、必ずと言っていいほど登場します。
いい意味で仕事を選ばない、楽しんで演じられてたのかな?
 
あの独特で眼光鋭い顔立ちから、悪役の印象が強いけど、コメディタッチな感じも魅力的でした。
登場すると「この人何かありそう」って思わせる存在。ほとんどなかったけど、普通の人で終わったら、ちょっと残念だったり
そういう人に、魅力を感じる私
歳を重ねるにつれ、良いおじいちゃん役でも多く拝見。
先日見終わった「大岡越前」にもご出演。そういえば、今思えばちょっとお痩せになってました。東山シリーズでの登場人物の最古参。寺田さんが亡くなって、完全に一区切り、となってしまった。
 
 
文学座養成所の第一期生だそうで。
同期には、樹木希林さん、北村総一朗さん、橋爪功さん、そして岸田森さんなどなど。
名前聞いただけでも個性的な面々。
北村さんのブログを拝見すると、その同期の中でも一番の若手で、皆さんその後の道は違っても、同期会には必ず出席されていたとか。大変惜しまれてました。

同期のお名前を拝見した時、皆さんちょっと「遅咲き」の印象が強い中、寺田さんは50年以上前の番組を見ても、結構目立つ役でご出演されてて、出世株だったのかな?と。
 
 
 
寺田さんといえば、ちょっとドスの利いた、独特の声。
どことなく色気があって、かつ明瞭で。
 
洋画の吹き替えはもちろん、ナレーションが多かったけど、やはり、かつてアニメファンだった私にとっては

「天空の城ラピュタ」のムスカ
 
 
スタジオジブリHPからお借りしました。

宮崎作品で、あれが一番好きだった。
 
あの、憎々しい敵キャラがいなくては、あの映画は成り立たなかった。
どことなく、ご本人とお顔が似てる気がするって、ずっと思ってます。
インタビューで、監督と揉めたというエピソードが、なんかお互い譲らない感じが想像できて、笑っちゃいました。
(2022.11インタビュー記事)
自分が好きでない作品が、人々から強い印象を持たれるって不思議。

あの作品、声優専門以外の、寺田さんや初井言榮さんなど、役者さんとしてご活躍の方たちのキャスティングがバッチリはまってたので、違和感なくてとても好きなんです。(それ以降はどうも。。。。
 
前述のインタビュー記事を読んでると、やはり、一本筋が通ってて、ブレがない。結構独特の感性で、我が道を行く、という印象。
バラエティやトーク番組で拝見してても、そうでした。それが、最後までお仕事が途切れず、現役を貫けた秘訣なのかもしれない。
 
 
 
映像が残る役者さん達って、訃報を聞いても実感しないのです。
いつまでも見ていられるから。
でも、また一人、ギラギラした個性の塊のような方が芸能界からいなくなってしまった。
ますます、ドラマ離れが進みそうで、寂しい限りです。
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奇跡のマッチング 。

2024-03-12 10:05:00 | 気になる:人

TARAKOさんの訃報。
先日の鳥山先生に続き、驚いている。
いや、本当に言葉が出ない。

その日の朝、たまたまX見たら、フォローしてるベテラン声優さんが訃報を投稿されてた。でも、ニュースで流れてこない。デマ?!そんな淡い期待も、午後には打ち消された。

 

最近の楽しみはラジオ、と先日書きました。
いろんな番組を探しては、お気に入りに登録する日々。
その一つに、ポッドキャストで見つけた、2年前に終了した戸田恵子さんのラジオ番組があります。
番組終了の2,3年前に、TARAKOさんがご出演されていた回を、偶然にもつい先日聞いて、とても楽しかった。
声のコンプレックス、下積み時代、「まる子」との出会い、長寿番組への想い・・・
戸田さんを、声優時代のニックネーム「グリコさん」と呼んでいたのがとても懐かしく、声優ファンだった昔を思い出させてくれて、嬉しかったのに。

 


おなじみのチラシです。

 

やはり、「ちびまる子ちゃん」との出会いは大きかったようですね。
TARAKOさんの、どこかひねくれた感じの、唯一無二の声がなかったら、あのマッチングがなかったら、あそこまでヒット、長寿番組にはなってなかった気がする。。さくら先生と声が似ていた、ということが決め手だったみたいですね。きっと、人物像も似ていたのかもしれない。
他の作品にもご出演されてましたが、あの作品でジャンプアップ、という感じでした。
戸田さんも「アンパンマン」という、長寿作品にご出演されていて、お互い、作品の世界観・キャラクターを大事に、そして、出演者を家族のように思っている、という共通点も語ってました。

 

過去の番組とはいえ、お二人の楽しそうなトークを聞いたばかりだったので、余計にショックでした。

 

長寿番組故に、出演者や関係者が亡くなる、という経験も、お二人にはありました。
まさか、主人公を演じたそのご本人が、突然亡くなるとは。

 

流石に最近は見ていなかったけど、番組開始当初は楽しみにしてました。
大好きだった富山敬さんが、ついにおじいちゃん役か・・・という違う意味での楽しみもあって。

 

リメイクとか、世代交代とか、以前に書いたことがあります。
もちろん、作品を後世まで残していくためには必要なことだと思いますが、私は古い人間のせいか、同じ作品でも人が変わってしまうと「違う番組」と感じてしまいます。
ルパン三世」がまさにそうでした。
急だったため、仕方なかったし、変わった方にも申し訳ないのだけど、やはり「お芝居」「持ち味」が違う。
主人公役が亡くなった時点で一旦終了・・・という選択肢があっても良いのではないかと。

 

「ちびまる子ちゃん」は、ルパン以上に、きっと誰もが、彼女以外の声を考えられないと思う。
そして、もし、後任が立ったとしても、違和感しかないと思うし、演じる方もきっとしんどいと思う。

 

余談ですが。
2011年、青春きっぷで旅した時、立ち寄った「清水駅」。
今はわからないけど、当時駅構内には、まるちゃん風のイラストがあちこちに。
地元に馴染んでました。
もちろん、そのイラストを見て思い浮かぶのは、TARAKOさんの声・・・

 

突然すぎて、誰もが受け止められないけれど、誰もが納得する形になればいいな。

 

まずは、TARAKOさん、今までありがとう。
そして、おじいちゃん役のお二人と、お姉ちゃん、そしてさくらももこ先生・・・天国で出会ってるかな。
心よりご冥福をお祈りします。

 

 

2024年はまだ3月。
それにしても、突然の、残念な訃報が多すぎて、気持ちが落ちつかない。

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また思い出の一コマが…

2024-03-09 00:23:00 | 気になる:人

昼休憩にニュース見て、衝撃でまた声が出てしまった。

 
鳥山明先生。
まだ若いよね?
 
中学生の頃だったか、初めて全巻集めたマンガが、Dr.スランプ
あんな、くだらない(誉め言葉)、だけど面白いマンガなかったなぁ。
なんだろう、ブラックユーモアたっぷりなんだけど、やはり完成度の高い画力に惹き付けられたのかな?細部までこだわってましたよね。メカのこだわりは、手書きとは思えないほど緻密。キャラクターデザインも独特。
当時の編集者を悪役にするなんて、若手作家のうさバラシだったのかな?なんて。
 
正直、ストーリーを思い出せない😁
でも今、猛烈に読みたくなった。
家の中、思い当たる場所を探したけど、出てこなかった・・・多分、売っちゃったのね
 
 
ドラゴンボール
私は、天下一武道会で終わった😁
でも、未だに新作が続いて、世界でも大ヒット、知らない人はいない程の知名度。
 
アニメでは、レジェンド野沢雅子さんが3役演じていて、他のキャラも、個々が主演クラスの名優たちが演じている。制作側のそういうこだわり、そしてストーリー展開とキャラクターで、日本を代表するアニメに。
 
彼に影響を受けた多くの漫画家たちが、コメントを寄せられてましたね。
同時期にジャンプで連載されていた、懐かしい方たちのお名前も拝見しました。
 
もちろん皆さん、讃える内容のコメントでしたが、1番印象的だったのは、キン肉マンでお馴染み、ゆでたまご先生のコメント。
当時、先に売れっ子になった鳥山さんに妬みも生まれて、バチバチの関係だった、と。
 
当時のジャンプって、「友情・仲間」をテーマとしたヒット作を数多く掲載し、ぶっちぎりの人気雑誌だったけど、マンガ家さんたちは、読者の期待、編集者の要望、ライバルとの競争。ダメならすぐ打ち切り。とても過酷な日々だったと聞いた事があります。
ゆでたまご先生のストレートなコメントを読み、そんな当時の、活気に充ちていた時代が蘇ってきました。
 
鳥山先生も、ライバルたちと競い合い、期待に応えるべく、楽しくワクワクするストーリー展開を考えてくださっていたんだろうな、と。
 
年配の方達は、ご存知ない方も多いかもしれないけど、多分50代以下にとっては、衝撃のニュースです。そして、海外からの反応の多さに、とても驚いています。特に、ドラゴンボールは、「日本のマンガ・アニメ」を世界中に広めた作品の代表ですもんね。やはり、良い作品は国境を超えるんですね。
 
 
また、青春の一コマが欠けてしまったようで、残念です。
今まで、本当にありがとうございました。
 
私はいま、アラレちゃんの底抜けな明るさが見たいな…
笑顔になるために、必要だから。
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大人の女優 。

2024-02-23 11:52:26 | 気になる:人

何でしょう、こんなに訃報が相次ぐ事、ありますかね。

驚きました。山本陽子さん。

つい先日、高橋英樹さんと「徹子の部屋」にご出演されてましたよね?
相変わらず、溌剌とされていたようで、今回のことは本当に急なことだったようです。

八代亜紀さんと言い、山本さんと言い、病気とは無縁、いつも健康で、お元気な印象な方の突然の訃報を聞くと、とても残念な気持ちになります。

 

何度も書いていますが、有名無名にかかわらず、凛とした、誰にも媚びない、一本筋の通った女性に憧れます。
ま、すべて自分にないものですから

役者さんでいうと、私にとっての憧れの一人は、奈良岡朋子さんでした。一生現役、生涯役者を貫いた方。
かつては、山岡久乃さん、杉村春子さん、藤村志保さん、岡田茉莉子さん、野際陽子さん、加賀まりこ、梶芽衣子さんさん・・・などなど、そういう方たちが、綺羅星のごとく、映像や舞台で活躍されてました。登場すると、ちょっと画面が引き締まる存在。好きなんでしょうねぇ。出演されてる番組を見ると、ついつい見入ってしまいます。

男性の役者さんも、誰にでもいい人より、本音で生きるちょっと尖った、いわゆる「チョイ悪」みたいな方たちに惹かれますよねぇ。
実は、テレビでいい人そうに見えてる役者さんやお笑いの方たちも、本音は結構お口悪かったりしますよね

 

また話が逸れましたが
山本さんって、そういう凛とした方のイメージ。先ほど掲出した方たちの中にもちろん入る、憧れの人のおひとり。
お着物のイメージが強いけれど、歳を重ねても年中ヒールで通したという、常に「観られてる意識」の強い方だったそうで。
そういう「プロ意識」の高い方、見ていてわかります。
車も大好きで、女優さんで初めてポルシェに乗ったとか。あの当時としては、結構色々言われたと思うけど、自分の好きなことを曲げない。そういうところもカッコ良すぎる。

艶っぽい声と、仕草。
品のある佇まい。
どこか、知的なイメージ。
人の評価を気にしない。
裏表のない、サバサバっとした性格。(多分)

本音を素直に語ったり、年下に気を遣わないと叩かれる世の中。
ああいう生き方の、最後の世代だったかもしれないなぁ。


芸能界に入る前、日本で有数の証券会社に勤務し、優秀な成績を収めていたのだとか。
芸能界への憧れはなかったと聞いたことがありますが、社会人としてもやはり、「人とは違う何か」を持ってらしたのでしょうか。


社会人、芸能界、全ての経験が、あの佇まいを生み出してたのでしょうか。

 

いろんな作品にご出演されてましたが、私は

付き馬屋おえん事件帳

という時代劇が好きでした。
いわゆる、「仕事人」的なドラマでしたが、こちらも大好きだった山城新伍さんとの共演が素敵でねぇ・・・
もう、セリフのやりとり、仕草、表情・・・「大人の世界」なんですよ。
今考えると、お二人とも50代だったと思うのですが、今そんな存在、いないなぁ。

 

 

あまりに突然すぎて、なんか上手く表現できないけれど、とにかく憧れの方がまた一人いなくなってしまって、本当に残念で仕方ない。
心よりご冥福をお祈りします。

ぜひ、「付き馬屋~」CSさん放送お願いします!

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直感で動く 。

2024-01-14 09:23:00 | 気になる:人

以前、ポッドキャストからラジオを聞くことが増えた、という記事を書きました。
ラジオでも、「ザッピング」をする癖がついているみたいでいろいろ検索してみると、見つけちゃいました。

「木梨の会」

とんねるずののりさん、こと木梨さんが、土曜の朝6時からラジオをやってるそうで。
母からそういう番組があることは聞いてはいましたが、実際聞いてみると・・・まぁ朝から、テレビのとおりのテンションの高さと自由さで、笑えるやら、呆れるやら。
でも、昔から変わらないパワフルさから、活力をもらえそうです。(リアタイで聞いたら、元気でそうです💪)

 

変わらないのりさんの、「やりたい放題」感。
最近、ああいう方、少なくなりました。

「予定調和」じゃない笑いとか、ハプニング、好きですねぇ


今思いつくお笑いの方だと・・・

のりさん、さんまさん、ダウンタウン浜ちゃん

あたりかな。(あくまで個人的な感想です)

 

でも、それ以上に、人の顔色とか、場の空気を読むのではなく、自分の直感で空気感を作る、感性で動く人達。
だから、周りの反応含め、刺激的で面白い。
唯一無二の彼らの笑い、いい歳なのに…と呆れちゃうけど好きだなぁ。
 
 

一見自由人のようで、本当は計算されているのかも。それがあっての、笑い。絶妙な加減ですね。
そして、あまり世論を気にしない、ブレない芯の強さ。


もちろん、稽古を重ねて段取りをきちんと踏んだ、計算されつくした笑いも好きです。

 
もっと先輩の漫才師や喜劇の方も、そんな稽古を重ねた上で、自由な雰囲気を醸し出してました。ミスも笑いに変える余裕というか。
やっぱ、芸能に携わる人って、感性、直感、臨機応変が大事だよねぇ。
 
 

ただ最近やはり、決められた枠からはみ出すと叩く、「出る杭は打たれる」傾向が強くなってきました。
若い世代が枠にとらわれてる?いや、中年世代も画一的になってきてるのかな。
一度失敗したら人生終わり、みたいな。
M-1などのコンテストの影響力が大きいのかな?
 
優勝しても、全員が活躍しているわけでもないし、敗退しても大人気になる人も。
 
何が正解か、不正解か。
よくわからないですが。

やっぱ、SNSの普及が大きいのかなぁ。
現実の周囲はともかく、顔も知らない他人の評価ばかり気にしてたら、心が壊れるのは当然。
生き辛い世の中です。
 
 
話は全く変わりますが。
私もかつて「石橋を叩いて渡る」タイプでした。
今も基本的にはそうだけど、年々せっかちになってるのか、「まずはやってみる」「直感で動く」という方向に向きつつあります。

いや、昔からビビりなくせに、直感で動いてたかな?
買い物も、迷って迷って買ったものって、あまり使わない、もしくは後悔するパターン。直感で手に入れたものは、意外と重宝。
思い付きで旅に出る・・・とか。
後のことを、あまり考えてないのかも。
 
失敗も、ハプニングも経験。
何度も繰り返すのは、懲りてないのか、学びがないのか
だいぶ、図太くなりました。でも、精神力はブレブレ
 

思ったことを、思った時にやらないと。
のりさんたちのように、まさにノリの自由人にはなれませんが
今思えば、直感でガンガン動いてた時の方が、心身ともに元気だったかもしれない。
年齢的に健康にも不安が増えてくるし、できる時にできることを。
年明けから、色んなことを考えさせられることが多かったこともあるし、その思いはますます強くなりそう。
もちろん、人に迷惑はかけない程度に。一瞬は冷静に考えてないと、ね。
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素敵な写真を身近に 。

2024-01-08 09:18:00 | 気になる:人

篠山紀信さんの訃報を聞く。

一度見たら忘れないビジュアル、情熱的でユーモアのあるトーク、そして、多くの話題を集めた作品・・・
なんだか、太陽のような方だった気がします。

 

一度、写真展「写真力」に行ったことがあります。2017.5記事
著名人の写真が主で、その方たちの「新しい表情」を引き出しているようで、さすがだなぁと。(素人目ですが)

東北の震災後を捉えたものもありました。
写り込んだ人々の表情から、気持ちが伝わってくるようで。

まさに「写真の力」というものを感じた記憶があります。

 

私的には、宝塚の写真誌「グラフ」の表紙やグラビアで楽しませていただきました。
舞台では見れないような素敵な表情、力の抜けた笑顔。まるで、モデルのような感じ。
やはり、本人も気づかない内面を引き出す力が写真家なのかな、なんて。
篠山さんが手掛けてから、「劇団新時代」という印象を受けました。
 
歌舞伎の「演劇界」でも、素敵な場面や表情の数々を撮影され、舞台を目の前で見てるような迫力を感じました。
 
芸術作品は、文字ではなかなか上手く表現できないけど。
どちらも、専門誌で知らず知らずのうちに、一流の芸術作品に触れていたんだな、と改めて思います。
 
特に宝塚は、安価の雑誌にも関わらず、かつては秋山庄太郎さん、篠山さん、近年ではレスリー・キーさん、下村一喜さん等など、巨匠・時代の寵児達が手がけてくれました。
今となっては、感謝ですね。
歴史が長い分、これまで蓄積してきた問題が今噴出していますが、それだけのビッグネームが毎月参加してくれるというのは、少なからず劇団の努力と信頼があったと言えるような気がします。
 

話がまた逸れましたが。
一時代を築いた、太陽のような方が鬼籍に入られた。
年明け早々、残念な話題が続きますが・・・・
押し入れの奥に眠っている、宝塚や歌舞伎の雑誌を引っ張り出しながら、ご冥福を祈りたいと思います。
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脚本家・演出家の手腕 。

2023-12-11 08:19:00 | 気になる:人

脚本家、山田太一さんが亡くなった。

正直、代表作とされる「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」は、きちんと見ていません。
チラ見とか、中井貴一さん、柳沢慎吾さんなどのエピソードトークから、何となくストーリーをしている程度。

私がとても好きだったのは、

「男たちの旅路」
「シャツの店」
「高原へいらっしゃい」

など、70~80年代の、不器用な男たちの奮闘、もしくは日常を描いたドラマ。

大河ドラマ「獅子の時代」
も、幕末期のオリジナル作品で、無名(架空)の主人公たちの奮闘、葛藤の熱量に圧倒された。
主演の菅原文太さん、加藤剛さんの熱演もあり、いわゆる一般的な「幕末もの」とは一線を画す、印象的な作品でした。

 

といっても、「シャツの店」以外は、BSやCSでの全部後追い。
古いけれど、「古臭い」とは思わない、どれも見ごたえのある作品だった。

テンポの良さや謎解きとは無縁。
ごく普通の人物の心情を丹念に描かれ、かつ世相を反映した、「ながら見」では到底視聴は無理な作品。(なんでもそうだけど
といいますか、「ながら見」にさせない力強さ、反骨精神があって、見始めると手が止まる。食い入るように見てしまう。そんな作品の数々・・・(な~んて偉そうに😁)

 

山田さんの作品の一覧を見ていると、単発ものを結構見ていました。
それも、主演が鶴田浩二さん、高倉健さん、山崎努さん、緒形拳さん、渡哲也さん・・・いわゆるいぶし銀の「映画スター」が主演されてるものばかり。なぜだろう。完全に私の趣味

山田さんの脚本に絶対的信頼を寄せていた、山崎努さんの談話が新聞で紹介されていて、とても印象的だった言葉。(曖昧な記憶ですが)

「脚本は素晴らしいのに、演出・演者によってドラマが全くつまらないものになった。申し訳なかった」

どの作品かはわかりませんが、そういうジレンマ、あるのかもしれませんね。


山崎さんも、中井貴一さんも言われてましたが、山田さんの信念は「セリフは一言一句変えてはならない」とのこと。
橋田壽賀子さんもそうでした。
自分の手を離れたら、あとは自由に、という方もいるみたいなので、どちらが良いとか悪いとかわかりませんが、それは、想像を膨らませ、世界観を絞り出して作った作家としては、変えられるのが許せないのもわかる気がします。

活字上はいい作品なのに、でき上ったドラマがヨロシクないって、ね。

 

演者の力量もあると思いますが、演出・監督の手腕も大きいんですね。

 
 
映画などは、特に「名匠」「巨匠」と呼ばれるような「監督」の作品、というイメージが強かったのですが、やはり、ストーリー、そしてセリフ、脚本って大事ですよね。それをどう表現するか。
黒沢監督や市川崑監督などは、確か脚本にも携わっていましたよね。
 
エンタメって総合芸術だから、「脚本」はもちろんのこと、「衣装」「セット」「音楽」「演者」どれが欠けても成立しない。
でも、演出家・監督の手腕も大きいし、「演者」の力量も重要。
最近、特に感じます。
特に、「原作もの」の場合、「上手くアレンジしたな」と思うものもあれば「別物」だったり「あえてやらなくてもよかったのでは?」と思えたり。
 
そういえば、ハリウッドの名作「グランドホテル」。演出が全く異なる二つの舞台を見たことがあります。以前、リメイクや再演などについての記事(2020.2)で、その時も書いたのですが、演者はともかく、演出が違うと、こうも印象が変わるのか!と感じたことを思い出しました。
 
きっと、現場でも山崎さんのように「本は面白いのに」・・・とジレンマを感じることがあるのかも。
逆に、本はイマイチでも、演者の力によって、面白く仕上がるものもあるかもしないけど。
 
舞台も、撮影現場も、今は「効率重視」という感じのようで。
やはり「長時間労働」にならないよう、気を付けているのでしょうし、長くやったからと言っていいものができるとは限らないけど。
エンタメ現場もどこか「事務的」になってる部分があるのかな?
などと感じたり。
 
 
だいぶ余談になりましたが。
また一人、名脚本家さんがこの世を去ってしまった。
今年はなんだか寂しい、残念な話題が多すぎる。
 
今、無性に「男たちの旅路」と「獅子の時代」が見たくなった。
きっとCSでは「ふぞろい~」シリーズを放送してくれる(希望的観測)ことでしょう。その時は、ぜひ拝見したいです。
 
作品を見ながら、ご冥福を祈りたいと思います。
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「弁護士ペリーメイスン」 。

2023-12-07 08:16:00 | 気になる:人

鈴木瑞穂さんの訃報を聞く。
と言っても、あまりご存知の方も少ないのかな。
最近お姿を拝見していなかったので、大往生とはいえ、また一人、昭和の名優がいなくなることが淋しいです。

舞台を拝見したことは残念ながらないのですが、テレビでは「社長」「政治家」という貫禄のある存在。
ハッキリとした口跡、説得力と重厚感のある声でのナレーションがとても好きでした。


吹き替えでもご活躍でしたね。
一声聞けばわかる、そんな存在。
 
鈴木さんと言えば、私は
 
 
ですかね。
NHKで、欧米のドラマが花盛りだった頃、例にもれずこの作品も夢中になりました。
 
詳しいストーリーは覚えてないのですが、今、重厚感のあるムーディなジャズっぽいテーマ曲がグルグル回ってます
 
「刑事コロンボ」など、刑事物やアクションものはたくさん見てきましたが、弁護士が主人公の法廷ものって、当時アメリカでも珍しかったのでは?結構真剣に見てた気がします。
それに加え、主演のレイモンド・バーさん、眼光鋭く、一度見たら忘れないほど印象的で、説得力があるのです。

 
 SUPERDRAMA TV HPより
 
私が見てたのは、おそらく晩年の、貫禄のある時代だったようですが、若い頃からこの役を長年演じられてたそうで。
調べてみると、いろんな方が吹き替えを担当されてみたいで、他の方でも見てみたい気もするけど。
鈴木さんの声ではまっちゃったから、ちょっと遠慮しておこう。。
 

最近、夜、特に週末。見たい作品がないんですよね。バラエティとかはもういいかな。ドラマも、「謎解き」とかで見る側が頭を使う作品より、リラックスしながらついついくぎ付けになってしまうような渋い大人のものを見たいんですけどね。
なので、ついつい、CSやBSに走っちゃう。
 
 
 
「ペリーメイスン」残念ながら、今放送されてる局がないようなのですが、今、たまらなく見たい。もちろん、鈴木さんの声で。
NHKさん、ぜひ再放送お願いします!
 
そして、心よりご冥福をお祈りします。
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「大人」とは 。

2023-11-26 07:54:00 | 気になる:人

伊集院静さんが亡くなった。


あまり著書を読んだことはないのですが、トーク番組、インタビューなどで、よくご意見を拝聴してました。
なんというか、一本筋の通った、今時珍しいかもしれない「大人の男」という印象。

初めてお名前を知ったのは、やはり、夏目雅子さんとのご結婚の時。
子どもだったので、どんな方かも知らなかったし、「美女と野獣」という感じで、なんかワイドショーが騒いでたなぁ。という記憶。(今思えば大変失礼な話で

その後は、みなさんご存知の通りで。
篠ひろ子さんとのご結婚も驚きました。
(いや、こういう下世話な話を書きたいのではなく

 

震災の年、話題になった「大人の流儀」という本を読んで、苦労の連続の方からあふれ出る感情、生き方に感銘を受けたものでした。
以下、その時の記事を再掲載します。

 

***************************

「大人の流儀」

2011-09-09 07:26:42 | 記録:本

旅の最中、いろいろと本を持って行ってましたが、唯一読破したのがこの本↓

大人の流儀
伊集院 静
講談社

実は、伊集院さんの本を読むのは初めてでしたが、この帯に心を惹かれまして。

「こんな時、大人ならどう考え、どう振る舞うのだろう。「本物の大人」になりたいあなたに捧げる、この一冊。」

 

年齢的には充分大人なんですが、「大人の振る舞い」って考えますよね

例えば

上司に意見をしなければならない時

人を叱らなければならない時

とてつもない悲しみに包まれた時

 

いろんな「問題提起」をされています。
その解答は実際「人それぞれ」だと思いますが、伊集院さんは、結構「昔かたぎ」な感じ、「硬派」だと思います
ちょっと意地悪に書けば「オヤジ」かな

でも、結構納得・うなずけました。「なよなよ」はぎおも案外「男っぽい」のかもしれない…

いやいや、「常識的」なことを書いてあると思いますが、今の20代くらいの人たちがこれを読んで、どんな感想を持つか聞いてみたいところです

 

ただ、こんな骨太な伊集院さんも、前妻夏目雅子さんの死はなかなか受け入れられなかったと、当時の思い出を書き綴っています。
あまりに突然のことでしたからね。それに、病気になってからも明るさを見せる夏目さんの姿は、文章で読んでいても痛々しくて…
でも

「どんな悲しみも終わりがある」

時が解決してくれる、と結んでいます。
悲しいことには我慢せず、涙を流す。でも、時が解決してくれる…はぎおもそう信じたいです。

 

また、折を見て読み返したい、そう思う本でした。

 

****************************

後年、ご病気の連続で、様々な思いがよぎられたことでしょう。
他の著書も読んで、「大人」ってどういうものか、50過ぎのおばさんですが、改めて考えてみたいと思います。


また一人、骨太の大人がいなくなってしまった。
今年は寂しいことばかり。

ご冥福をお祈りします。

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喜劇とシリアス 。

2023-10-30 08:55:00 | 気になる:人

クレイジーキャッツの犬塚弘さんの訃報を聞く。
メンバーの最後の1人だった。

 
流石に、リアルタイムでは見たことないけど、個々の活動はもちろん知ってるし、大人気時代の映画も見たことある。
なんというか、今見ても色褪せない「最高のエンターテイナーグループ」。
映画なんて、ハリウッド黄金期のMGMミュージカルに引けを取らないような、そんな豪華で楽しい場面もあった。
 
元々ジャズバンドだったんですよね。
その演奏も一流。後年、再結成?で全員そろっての演奏を見たことがありますが、みなさんカッコいいんですよ、これが。
犬塚さんのベース。何気なく弾いてるという感じが、スマートで素敵だったなぁ。
 
一見普通のおじさん(失礼)なんだけど、音楽、コント、シリアスなお芝居。。全てに才能豊かで、なおかつ紳士的。
 
犬塚さんの訃報に接し、また彼らの活躍した作品を見たくなってしまった。
 
 
少し前には、財津一郎さんも。
どうしてもあのCMのイメージが強くて、明るく陽気なおじさん、という印象が強いけど、財津さんも名優でした。
特に、「鬼平」の非道な盗人役、一話だったけど今でも忘れない。
 
以前にも書きましたが、喜劇、お笑いの方って、表現力豊か、芸達者、お芝居が上手い方多いですよね。
 
渥美清さんを筆頭に、伊東四朗さん、小松政夫さん、藤田まことさん、左とん平さん、ケーシー高峰さん、芦屋雁之助さん。。。お笑い、喜劇出身だけど、シリアスな芝居すると、そのギャップに驚かされるというか、イケメンがやるよりずっと引き込まれますよね。味があります。悪役なんて、鳥肌立つような怖い顔をする。
 
余談ですが。
財津さん、藤田まことさんは吉本出身の芸人さん。
お二人とも、吉本辞めたとき、仕事なくて困ったという話を思い出した。
圧力、忖度が話題の昨今。昔の方がひどかったんだなぁって。
 
閑話休題。
いい加減男で有名な?高田純次さん
私は彼の「真面目なお芝居」に痺れますね。元々イケメンなので、特に悪役が強烈です。
20数年前の上川隆也さん主演「陰の季節」シリーズでの「自己保身の塊」のような冷徹な上司役は最高!
テレビでは「テキトー」な印象が強いけど、実は真面目なんですよね。
 
もっと昔だと、森繁久彌さん、三木のり平さんなどなど、若かりし頃の映画ではずるいくらい笑わせておいて、歳を重ねると、渋い役者さん代表みたいな。
 
二枚目(死語😁)オンリーより、やっぱりこういう方たちが大好きだなぁ。
 
 
今のお笑いの方も、お芝居上手い方多いですよね。
そういえば、まだそんなに有名で無かった宮川大輔さん、一時期舞台活動熱心でした。
今井雅之さんとの「ウインズオブゴッド」、素晴らしかったです。
もう舞台出ないのかな?
 
 
ミュージシャンの出身の方も、名優多かったですよね。
フランキー堺さんとか、藤岡琢也さんとか・・・って書いてたら、2016年に同じような記事書いてました
 
 
でも「喜劇」という言葉自体、聞くことがなくなりました。
漫才やコントなどの「お笑い」とは少し違う、ギャグとかで「笑わせよう」という物でなくて、お芝居全体でなんとなく笑わせてくれるもの。
三宅裕司さんたちが、なんとか残してくれてはいるものの、時代とともになくなっていくのかな。
 
本当に、懐かし「喜劇」が見たくなったなぁ。
爆笑じゃなくて、ジンワリくる笑いを楽しみたい。
 
 
もんたさん、バクチク櫻井さんなど、アーティストさんの訃報も続き、寂しさが募る10月末です。
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ごめんください・・ありがとう 。

2023-08-17 09:29:00 | 気になる:人

少し前ですが、吉本新喜劇の桑原和男さんの訃報を聞いた。

最近はご無沙汰でしたが、土曜日にまだ学校があった時代、帰宅して、お昼ご飯を食べながら新喜劇を見てました。

あの頃、今以上に濃いキャラが渋滞しててね。

花紀京さん、岡八郎さん、間寛平さん、船場太郎さん、チャーリー浜さん、室谷信雄さん(懐かしい)、井上竜男さん、原哲男さん、島木譲二さん、池乃めだかさん、末成由美さん、帯谷孝史さん(思い出したらキリがなくなってきた)・・・の中にあって、ひときわ小柄で、可愛らしいおばあちゃん。

 

「ごめんください、どなたですか、和ちゃんです、お入りください、ありがとう」


文章で書くとつまんないけど姿かたちと、遠くを見つめて大声で独り言を言ってる、この一連の一人コントがもう大好きで。これを楽しみに見てたようなもので。


一緒になぞって言ってたっけ。
今でも言えるんだから、相当ですよね

 

関西圏ではないので、あまり記憶にないのですが、平成に入って新喜劇は若返りを図ったんですよね。
今考えると、大胆な作戦で

あの時、多くのベテランが退団したのに、桑原さんは残って、若手の育成にも努めたとか。いろいろ気苦労も多かったことでしょうね。
そんなこととはつゆ知らず、単に「面白いおばちゃんを演じる面白いおじさん」として楽しませていただいてました。
みんながヤンチャしてても、ご自身が面白いこと言ってても、お顔は案外クールだったなぁ。最後はお芝居をちょっと引き締める、そんなバイプレーヤー。


新喜劇の座員も、先日久しぶりに見ると、座長・ベテランクラス以外は、半分以上は知らない人ばかり。いろんな人が、その時代を作って、次の世代にバトンタッチしてきたんだなぁって。
そういえば、その時も桑原さんご出演されてなかったですが、晩年は病気との闘いだったとか。

今まで楽しませていただいて、ありがとうございました。
寂しいけど、ゆっくりお休みください。
昔の映像を探して、堪能しながら、ご冥福をお祈りしたいと思います。

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知性と毒とお笑いと 。

2023-06-04 14:23:32 | 気になる:人

久しぶりにお名前を聞いた、上岡龍太郎さん。
それが、残念ながら、訃報とは。

 

全盛期で引退されたのが、20年以上前。
若い人、関東の方は、全く知らない人の方が多いかもしれない。

 

こちらは、幸い関西圏の番組が見れたので、多感な中学・高校生の頃から、楽しませていただいてました。(ませた子どもでした

漫才の時代はさすがに知らないけれど、眼鏡にオシャレなスーツ姿。
ビジュアルから、知性が感じられる、ダンディさ。当時でも、いや、今見ても、ちょっと「異端」な感じ。それがカッコよかった。

お馴染みなのは、やはり「探偵ナイトスクープ」
二代目、三代目の局長は、時代もあって、暖かく見守る感じですけど、初代の上岡さんは、結構ズバッと厳しかったね

個人的には、鶴瓶さんとの「パペポTV」が大好きでした。
2人で、ただ喋ってるだけ。多分今見たら、毒舌、暴言・・・だと思うけど、すっごく楽しかった
今では結構当たり前かもしれないけど、あの当時としては、結構斬新なトーク番組のスタイルだったんじゃないかな?
計算されてるような、全くの未計算のような。


「EXテレビ」は、これまた、激しい持論を展開して、当時でも物議をかもすような感じでしたね。見ていても、ちょっと冷や冷や。それが刺激的で楽しかった。

見た目と、知性と毒舌と笑いのある話芸。きっと自己プロデュース力が高かったんでしょうね。
とても読書家で、勉強熱心な方だったとか。だからこその「持論」と、芸人としての話芸が融合して、毒舌だけど、チャーミングさがあった気がする。(なんて、素人が偉そうに語ってますが

 

以前も書きましたが、最近は「毒」が足りない。
人をけなす、のではなく、人に流されず、持論を展開できる人。
やはり、SNSでみんなが意見するようになって、無難な話ばかりで終わる感じ。ちょっと尖ったことを言うと、「炎上」ってやつ。
閉塞感の昨今。

20年以上前に引退された時、21世紀には自分の芸は通用しない、と語っておられたとか。通用するかどうかは別として、昨今のSNS時代では、叩かれることは間違いなかったでしょうね。それを気にされる方とも思えませんが。
今の時代について、目いっぱい語っていただきたかったな。

 

訃報を伝えるニュース番組で、同じトリオだった横山ノックさんを追悼するコメントをノーカットで拝見した。当時、すでに引退されていたけど、よどみなく、おもしろおかしく、そしてウルっとさせる、素晴らしい追悼の言葉だった。
三谷幸喜さんが絶賛していたけれど、納得できる、言葉の天才だと思った。

いつかきっと削除されるかもしれないけど、YouTubeで上岡さんの番組を検索し、保存してみた懐かし「毒気」と、今だから気づかされるであろう上岡さん流の「先見性」を楽しもうと思います。

 

また一人、芸能界の名物がいなくなってしまった。
寂しい限りです。

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でっきるっかな🎶

2023-05-15 07:47:00 | 気になる:人

ノッポさんこと、高見映さん(今は高見のっぽさん)の訃報を聞く。
しかも、半年間伏せられていたとか。

 

直前までお元気だったそうで、突然だったのですね。

 

ノッポさんと言えば、やはり

「できるかな」

ですよね。


ノッポさんは緑のチューリップハットに、サスペンダー姿。そしてセリフのないパントマイムのみ。そして、軽やかなダンス。ノッポさん自体が、まるで「ゆるキャラ」みたい😆
キャラクターのゴン太くんも「うほうほ」って感じの鳴き声のみ。それでも、表情が豊かに見えて、カワイイ💕
ナレーションのつかせのりこさんとの楽しい掛け合いで、どんどん作られていく工作物にワクワクしながら見た記憶は、昨日のことのようです。


当時を知らなくても、あのテーマ曲は多くの方の耳に残ってますよね、きっと。そういえば、今、布袋さんと芦田愛菜さんご出演のCMで流れてますよね。時を超えて愛される曲なんだなぁ。
不謹慎かな、と思いつつ、タイトルをあの曲のフレーズにしてみました。


先日深夜、追悼番組として再放送された「できるかな」を、40数年ぶりに見ました。超アナログだけど温かみに溢れた、ホッコリして、でも今見ても楽しめる、素敵な作品です。日々の心のリフレッシュに、毎日再放送してくれないかな😁

そして、あの衝撃の最終回
さすがに当時既に見るような年代ではなかったのですが、最終回ということで心して見た記憶があります。
そして、「ノッポさんがしゃべった!」と驚き
最初は「え、え~っ」ってなりましたが想像とはかけ離れていない優しいお声に、安心したような気もしました。

後番組に出演のワクワクさんたち(こちらも既に懐かしい)を紹介するために、声を出したんですね。


その後は、歌を出されたり、ミュージカルを制作されたり、晩年まで精力的に活動されてたようですね。
あの笑顔とパントマイムも健在で。

 

子どもの頃の大切な思い出がまた一つ失われたようで、本当に残念です。

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ドラマティックな歌声 。

2023-04-21 08:07:00 | 気になる:人

以前、運転しながら「アニソン・特撮ソング」を歌ってる、という記事を書きました。

 

あの時は恥ずかしさが強かったのですが、あれから、パンドラの箱を開いたかのように(例えあってる?)10代の頃夢中になってた、今思うと結構レアなアニメ・特撮のことまで思い出し、ネットで調べてダウンロードしまくり、とうとうプレイリストが8時間を超える大作となりました
何やってんだか

でも、すっかり忘れていた作品、音楽を聴いてると、ストーリーなどは全く覚えてないものの、見ていた当時のことを思い出し、脳の活性化、本当にリフレッシュできてる時間です。

 

とにかく、検索、検索と勤しんでると、一番名前が登場するのが、やはり

水木一郎さん(以下「アニキ」とさせていただきます。)

 


自分の曲も本当に素敵なのですが、他の方の曲もかなりカバーされていて、それで名前が頻繁に登場するのかもしれない。
この画像、ダウンロードした一曲なのですが、アニキの歌ではないです。(ご存知かと思いますが)
 
最初は、本人の曲だったっけ?と思ってたのですが、よく聞いてみると、なんかニュアンスが違う。
そういえば、違う人だったって。
一声聞けば、まさに「水木ワールド」
 
この曲・・・とは言いませんが、正直、原曲より素敵にカバーされてるものもたくさんありました。
なんというか、
 
歌声がドラマティック
 
というのかなぁ。
 
 
アニソン・特撮の楽曲は、多くの方が歌われています。
皆さん、本当に個性的で、歌そのものが上手い方ばかり。
 
なんだけど、シャウト系というか、力強く歌い上げる方が多いのかな。
 
アニキはね、世界観が他の方と違う感じ。
エネルギッシュなだけでなく、歌詞がはっきりと聞き取れる、丁寧な歌い方。そして、なによりもセクシー
それが心地よい。
大王こと、ささきいさおさんもそんな感じで好きなんだけど、そこに更なる熱さが加わるのが、アニキ。
そうだなぁ。「一人ミュージカル」聞いてるような(違うかな?)
 
 
今聞き直しても、単なる「お子様向け」とは言い切れない、実はいい曲が多いんですよね。本当に。
自分の曲も含め、アニキがカバーに積極的に取り組んだのは、いわゆるアニメ・特撮ソングが低迷期を迎えた時、その「名曲」の数々をずっと大切にしていこうという思いが強かったのではないのかな。あくまで憶測だけど。

だから、忘れていた名曲が、こうやって残されてきた。
そういう意味で、アニキは歌声だけでなく、「アニメ・特撮ソング界」にとって欠かせない、素敵な方だったなぁと。
 
 
亡くなって少し経ちますが、改めて、偉大さを実感する今日この頃。
そして、大きな喪失感を実感します。
追悼・・・なんて恐れ多いですが、歌声を聞きながら、一緒に盛り上がってます。
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